「スマホのWebブラウザのタブって何個開いてる?」──先日、友人との話でこんな話題になった。特にスマートフォンではWebページから新しいページを開く際に、新しいタブを開くことが多いため、調べ物などを始めると一時的に多くのタブを開きがちになる人もいるだろう。
記者自身も仕事でWeb検索を多用するため、特定のWebサイトなどは常に開きっぱなしにしているが、不要になれば消すことが多く、利用するタブの数は4〜8個ほどだ。しかし友人は「100個以上のタブは常に開きっぱなしにしている」という。
「いちいち閉じるのが面倒」というが、そんなに開いていて何が何なのか分からなくならないのか、と聞くと「確かに、実際に今タブを何個開いているのかは自分にも分からない」。
友人のChromeはいつからか、タブを数えるのをやめて笑ってごまかすようになったという。
タブのカウントに仕込まれたChromeのイースターエッグ
どういうことなのか詳しく話を聞くと、一定の数以上のタブを出すと、Chromeはカウントをやめるらしい。実際にPixel 5aを使い、Google Chrome(バージョン97.0.4692.98)で確認してみることにした。
ひたすらタブを開き続けていると、99個を最後にChromeは数字を表記をやめて、100個目以降では数字ではなく「:D」の表示に代わることを確認できた。
この表記は、実はChromeの開発者が隠し機能として仕込んだ「イースターエッグ」の一つだという。記者は今回の検証を通して初めて存在を知ったが、常に多くのタブを開くユーザーにはおなじみの表示であり、人によっては常識なのかもしれない。
シークレットモードや他のブラウザではどうなる?
さらに追加検証として、シークレットモードでも100個のタブを開いてみると先ほどとは違い、100個目には「;)」が表示された。ウインクも付いて、よりチャーミングに数字をごまかされてしまった。
Chrome以外に、「Firefox」「Microsoft Edge」「Brave」「Yahoo! Japan」「Safari」のスマホ版でも検証した。その結果、100個以降のタブはFirefoxでは「∞」(シークレットモードも同様)、Edgeでは四角が3つ重なったアイコン(シークレットモードも同様)、Braveでは「:D」(シークレットモードも同様)と表示。
Yahoo!のブラウザアプリでは「:)」が表示されるも、101個目からは「ウィンドウ数が上限に達しています」と警告が出てタブの追加ができなかった。Safariでは、100個目以降も「100個のタブ」表記であり、根気強く数をカウントしてくれていた。
今回思わぬところからWebブラウザにまつわるイースターエッグの存在を知ったが、笑ってごまかされるのは対人関係のみで勘弁してほしいため、今後もタブの管理はまめに行いたいと強く思う。
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2022-01-20 08:20:00Z
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