なお,テスト版でのプレイとなるため,実装される際の仕様は異なる可能性がある。その点はご了承いただきたい。
防弾ガスを駆使する新オペレーター“AZAMI”
まずは日本国内のプレイヤーから大きな注目を集めるであろう“AZAMI”を紹介しよう。
防衛側オペレーター
難易度3,スピード2,体力2
メインウェポン:9×19VSN,ACS12
サブウェポン:D-50
汎用型ガジェット:有刺鉄線,インパクトグレネード
固有ガジェット:KIBAバリアー(リチャージ式,合計使用数5)
新登場となる“AZAMI”は防衛オペレーターとして追加される。京都出身の彼女の本名は“藤原加奈”であり,元白バイ隊員,警視庁警備部警護課,民間のボディーガードを経てレインボーに参加した経歴の持ち主だ。固有ガジェットとして,“KIBAバリアー”を所持している。メインウェポンは扱いやすい9×19VSNサブマシンガンが使用可能だ。ちなみに,開発に1年を要したオペレーターとのこと。
「レインボーシックス シージ」公式にて,忍者が使用していた“くない”を前面に押し出した予告がされているのは読者の皆様なら周知の事実だと思う。その“くない“こそ,固有ガジェットのKIBAバリアーだ。投擲後,突き刺さった地点に防弾ガス(正確に言えばコンパウンドとソリューションを変化させるもの)を円形に放出するガジェットであり,「リチャージ式,投擲型」という面はWAMAIのMAG-NETシステム,「永続的な防弾,爆発物に弱い」という面はCASTLEのアーマーパネルに近く,双方の性質を足して割ったような性能をしている。
やや複雑な仕様だが,
・壁面であればほぼ確実に突き刺さり,ガスを放出する
・放出されたガスは発射された弾頭をすべて防ぐ(KALIのCSRX 300やGLAZのOTs-o3も含む)
・爆発系のガジェットがヒットすると即破壊される
・近接攻撃3回でも破壊される
・放出されたガスに対し,壁面に設置できるタイプのガジェットを設置できる
といった特性を持つ。
「展開型シールドのように用いる」「攻撃側に開けられた穴を塞ぐ」「単純に障害物として妨害する」「攻撃側のリソースを消費させる」「ドローン穴を塞ぐ」といった,さまざまな使用方法が考えられる。研究しがいのあるオペレーターになりそうだ。
3年ぶりの新マップ。“エメラルドプレーンズ”
新マップ“エメラルドプレーンズ”がシーズン中盤に実装予定。こちらについては詳細な情報はないのだが,「アイルランドのカントリークラブ」「モダンな1階とクラシックな雰囲気の2階の構造」ということが明かされた。プレイヤー待望の新マップであり,続報に期待したい。
チームデスマッチが実装
5vs5で行われるチームデスマッチが実装される。マップはヴィラ,テーマパーク,ファベーラからランダムで選択されるようで,「チーム全体で75キルに達する」または「終了時,キルをより多く取っていたチーム」が勝利。制限時間は5分間だ。
オペレーターは攻撃側,防衛側を問わずにピックすることができ,同一オペレーターの重複ピックも可能になっているが
・固有ガジェットはGLAZのHDSフリップサイトを除いて使用不可
・サブガジェットはスタン,インパクト,フラググレネードのみ
・盾をメインウェポンに持つオペレーターはピック不可(FUSEはバリスティックシールド選択不可)
・ラぺリング,ドローン,カメラ使用不可
・屋外での移動は10秒までの制限があり,超えるとデス扱い
といった制限があり,純粋な室内の撃ち合いに特化した内容である。通常マッチ前の慣らしや息抜きにプレイしてみよう。
攻撃側リピック
マッチの準備フェーズ中,攻撃側がオペレーターのリピック(再選択),装備変更が行えるようになる。防衛側の構成に対応した編成で攻撃を行うことが可能になり,同時に「味方が何を装備,携行しているか」「どの地点から出撃するか」が分かるように,準備フェーズ中のチームヘッダーも変更される。ドローンの偵察で得る情報の価値が大きく向上することは間違いなく,プロ,一般を問わず,シーン全体に多大な影響を及ぼしそうだ。
サイトの仕様が変更
ウェポンに装着するサイト(照準器)について,大きな仕様変更が加えられる。従来までは武器毎に使用可能なサイトが決められており,同じ“ホログラフィック”や“レッドドット”,“2.5x”といった名称のサイトでも実際には複数の種類が存在し,それぞれ使用感が異なっていた。本アップデートでは「サイトが固定の一部ウェポンを除き,ほぼすべてのウェポンへ自由にサイトのバリエーションが装着できる」ようになる変更が加えられる。
たとえば,Year6 Season4までのJÄGERが所持する416-C CARBINEアサルトライフルの場合,使用できる光学サイトは“初期ホログラフィック”,“新型レッドドット”,“初期リフレックス”(名称は便宜上)の計3種だったが,本アップデート後はホログラフィック4種,レッドドット3種,リフレックス3種の,計10種へと大幅に増加する。
Year5 Season3にて光学サイトが一新された後,コミュニティから要望の声が上がっていた機能であり(参考リンク),満を持しての実装だ。プレイヤーとしては武器に関係なく好みのサイトを装着可能になるので,非常に歓迎したい内容だろう。
オペレーターの調整
■GOYO
固有ガジェットである“ボルカンシールド”がリワークされ,“ボルカンキャニスター”なる新ガジェットへと生まれ変わる。ボルカンシールドのシールド部分がなくなり,床や壁に取り付けられるようになったものと考えてもらえれば分かりやすいかと思うが,これにともない所持数が4個へ増加,爆発した際の延焼時間が20秒へと延長されている。より「敵の進行を遅らせる」ことを目的とした調整になったようだ。
これに加え,VALKYRIEのブラックアイ,MAESTROのイーヴィルアイ,各オペレーターの防弾カメラなどの“設置系カメラ”がステージ外に設置された場合,10秒で使用不可能になる仕様へと変更される。本来はYear6 Season4で予定されており,システム上の問題によって延期されていたものだが,本シーズンでいよいよ実装となる。
このほかにも
・マッチリプレイ機能がコンソール機でも使用可能に
・ランクマッチの参加には電話番号の登録が必須に
などの変更がされるとのこと。すべてをチェックできたわけではないため,詳細は正式なアナウンスを待ってもらいたいが,おおよその雰囲気は掴んでいただけたかと思う。
いよいよYear7に突入する「レインボーシックス シージ」。環境がガラリと変わる戦場への期待で胸が膨らむばかりだが,引き続き今後の展開にも注目しておきたい。
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2022-02-20 06:30:00Z
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