微妙に品薄なのはこのせい…なのか?
グラフィックスカードとASICマイナーが入手困難になるなか、ウクライナ保安庁(SBU)が違法マイニング施設から3,800台のPlayStation 4、500枚のグラフィックカード、50台以上のプロセッサを押収するというオヨヨンな事件がありました。
プレステで仮想通貨の採掘なんてできるの?
あまり効率のいい使い方ではありませんが、3,800台以上もあればある程度のマイニングはできます。仮想通貨マイニングで要求されるのは物理的なメモリ量。その点、PS4はGDDR5が8GBもありますからね。そこにコストがかかってるんです。コストを呑んで大容量化に踏み切った背景については、2013年のPC Watchの解説で詳しく読めます。
SCEがそこを折れてPS4のメモリを8GBに増量したことは、長期的に見るとソフトウェア開発の面で非常にプラスになる。これまで少ないメモリのなかでチマチマとやりくりしていたゲーム開発が、格段に容易になるのはいうまでもない。さらに現在のゲーム機で必須のゲーム以外のアプリケーションの開発が容易になる。メモリ容量に余裕があれば、ミドルウェアも充実させやすい。ソフトウェアの開発が容易になれば、さまざまな非ゲームアプリの提供もやりやすくなる。 (2013/3/12 PC Watch)
まさかマイニングに使われようとは…。
よく考えてみるとPS4は帯域幅176Gb/s、256ビットバスでAPUに接続します。押収品にPS4 Proが含まれているかどうかはわからないのですが、PS4 Proでは追加のメモリ空間も確保されていますし、 目の付けどころは悪くない…といえそう。
電気代のほうが高くつくんじゃないの?
「でもそんなにプレステがんがん回したら電気メーター上がるじゃん! 電気代で赤字じゃないの?」と心配になりますが、そこはウクレイニアン。 ヴィーンヌィツャ市内にある電気会社跡地にプレステの山を搬入し、電気メーターを操作して盗電していたのです。その額、月々ぬあんと18万6000~25万9300ドル(約2000万~2850万円)!これだけ盗電すればそりゃ採算合いますわね。
プレステ3,800台で市内がたびたび停電
ただ稼働中はあまりにも電気を食うため、市内で停電が頻繁に発生し、いくらなんでもおかしいぞってことになって足がつきました。SBUも「こんな巨大なアングラクリプトファームは見たことない」と、開けてびっくり玉手箱とのことです。いろんな意味でオンリー・イン・ウクライナな話ですよね。でも、まあ、今のチップ不足は車やPS5はもとよりAndroid、iPad&MacBookの生産にも影響を与えていますし、長期化すればこういう思いもよらない話がほかにも出てくるかもしれませんね。
Source: Security Service of Ukraine
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2021-07-19 04:00:00Z
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