米Googleは5月11日(現地時間)、開発者向けイベント「Google I/O」を開催した。同社のCEOであるスンダー・ピチャイ氏による基調講演において、「Google Meet」や「Google マップ」、「YouTube」などにおける新機能が発表されている。
「Google Meet」の映像品質向上
「Google Meet」では、オーディオおよびビデオの品質改善が継続して行なわれており、機械学習による画像処理ですべてのデバイス上で動作する「Google Meet」の画質が向上する。また、スタジオ品質の仮想照明も導入。ライトの位置と明るさを調整できるため、暗い部屋や窓の前に座ったままでも鮮明に人物を表示可能となる。
「Google マップ」の進化
「Google マップ」においては、コンピュータービジョンおよびニューラルネットワークを駆使して、衛星画像より大型建造物を検出。AIの進歩により、インドとインドネシアでマッピングされた建造物の数が2倍に。アフリカにおける建造物のデータセットも公開し、国際機関からの支援などで活用するデータとして提供している。
没入型3Dマップ「Immersive View」
さらに、新たな機能として「Immersive View」が追加されることも発表された。何十億ものストリートビューと航空写真を融合することで、ドローンによる映像のような、より没入感のある表現が可能となる。「Immersive View」は、2022年後半よりロサンゼルス、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、東京にて展開を開始するとしており、その後ほかの都市にも対応するとのこと。
「YouTube」の自動翻訳機能がモバイル版でも
「YouTube」では、キャプションの自動翻訳機能をモバイル版でも利用可能となる。これにより、視聴者は16カ国の言語で自動翻訳されたキャプションを利用して、より簡単に世界中のビデオコンテンツにアクセスできるようになる。
また、ウクライナ情勢への取り組みの一環として、来月6月を目途に、自動翻訳されたキャプションをウクライナのYouTubeコンテンツに拡張する予定となっている。
「Google ドキュメント」に導入された自動要約機能が「Google チャット」などに展開
「Google ドキュメント」にはすでに、機械学習モデルを使用して単語を自動的に解析し、要点を抜き出すことでテキストの要約を実現する自動要約機能が導入されている。
同様の機能を今後数カ月以内に「Google チャット」にも展開する予定。チャット内容のダイジェストとして、主要なハイライトを振り返ったりすることができるようになる。
さらに、「Google Meet」にも、見逃した重要な会議に追いつけるように文字起こしの要約機能を導入していくとのこと。
「Google 翻訳」に24の言語が追加
「Google 翻訳」では、新たに南北アメリカ先住民の言語を含む24の言語が追加された。利用可能になったのは、アッサム語、アイマラ語、バンバラ語、ボージュプリー語、ディベヒ語、ドーグリー語、エウェ語、グアラニー語、イロカノ語、コンカニ語、クリオ語、クルド語(ソラニー)、リンガラ語、ルワンダ語、マイティリー語、マニプリ語、ミゾ語、オロモ語、ケチュア語、サンスクリット語、セペディ語、ティグリニャ語、ツォンガ語、トウィ語となっており、今回の追加により世界中で使用されている合計133の言語をサポートするようになる。
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2022-05-12 05:10:18Z
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