「銀河定数」より正確に 水沢観測所などチーム発表
天の川銀河の観測で得た224天体の位置と動き(国立天文台提供)
奥州市の国立天文台水沢VLBI観測所などの研究チームは25日、太陽系が含まれる天の川銀河が運動する様子を精密に観測した結果、銀河系の構造を研究する際の基本尺度となる「銀河定数」について、従来より精度の高いデータを得られたと発表した。
研究チームはVERAプロジェクトとして国内4台の電波望遠鏡を使い、2004年から99天体を観測。欧米グループの観測結果を加え、計224天体の観測データを解析した。
銀河定数には銀河の中心と太陽系の距離、銀河の回転速度がある。研究の結果、距離は国際天文学連合推奨値の2万7700光年より短い2万5800光年、回転速度は7キロ速い秒速227キロと分かった。誤差はそれぞれプラスマイナス5%程度。最近の天の川銀河に関する研究成果とも一致しており、今後、定数や教科書の改訂が議論される可能性がある。
このほか天の川銀河が4本の渦巻き構造であることや、多量の暗黒物質の存在も証明されたという。
記者会見した水沢観測所の本間希樹所長は「ほぼ予想通りの精度でデータを得られた。天の川銀河を知ることは、どうして人類がここに誕生したのかという根源的な問いに迫ることになる」と語った。
VERAプロジェクトは予算削減のため本年度で休止するが、本間所長は「これで終わりでなくアジアとも連携してさらに精度を上げ、研究を続けたい」と語った。来年度の4台のVERA望遠鏡の運用についても予算確保の可能性が出ているとの見通しを示した。
2020年11月26日木曜日
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2020-11-25 21:11:15Z
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