ユービーアイソフトが、トム・クランシーの名作ステルスアクション『スプリンターセル』のリメイク版を開発することを発表した。
公式サイトにて、『スプリンターセル ブラックリスト』を手がけたUbisoft Torontoが本作の開発を担当することが明かされている。「ディビジョン」シリーズや、2022年発売予定の『Avatar: Frontiers of Pandora』、タイトル未定の「スター・ウォーズ」などのゲームでも採用されているSnowdrop Engineを使って一から構築するとのことだ。
公式サイトに掲載されたインタビューで、プロデューサーのマット・ウェストは次のように述べている。「リマスターではなくリメイクであるべきだと思っています。開発はまだ初期の段階ですが、昔の『スプリンターセル』のアイデンティティーとなったあらゆる面において、その精神が損なわれないよう努めています」
リメイク版でシリーズのアイデンティティーを忠実に再現するため、多くのユービーアイソフトのゲームにあるようなオープンワールドではなくリニアなゲームにするという。また、ゲームプレイに関しては、アクションではなくステルスに重点が置かれている。
「チームのほとんどのメンバーがステルスにうるさいタイプなので、そういうシステムや本作で求めるステルスにおいて、かなり真剣に取り組んでいます」とクリエイティブディレクターのクリス・オーティは述べている。「名作の『スプリンターセル』がどんな存在なのか、きちんと心得ています」
「直面している課題に立ち向かうため、状況をよく観察し、計画を立て、ガジェットを駆使し、独創的に敵を出し抜くプレイヤーの皆さんをサポートすることで、達成感を保つことが重要なのです。誰もプレイヤーの存在に気付かない状態で向こう側にたどり着くことが理想です。これが『スプリンターセル』の真髄ですからね」
「私たちが目指すゲームプレイ体験は、プレイヤーに感じてもらいたいもの、つまりオリジナル版をプレイしていた当時の本質を再現することに直接結びついています」とウェストは語っている。
オリジナル版の開発チームメンバーが今回のリメイク版にも参加しているかどうかは不明だが、テクニカルプロデューサーのピーター・ハンドリノスによると、シリーズのベテラン陣も新しいチームに参加しているという。「たくさんのベテランがいるので、これまでの『スプリンターセル』の作品に携わったメンバーと、新鮮なエネルギーやアイディアをもたらしてくれる新メンバーが、実にうまく組み合わさったチームになります」
しかし、今回のリメイクは「スプリンターセル」における手直しの始まりにすぎないようだ。「このリメイクで、今後の『スプリンターセル』に向けた強固な基盤を確立します」とオーティは明かしている。
本作は数年ぶりの”真の”「スプリンターセル」シリーズ作品だが、ユービーアイソフトは昨年、VR版「スプリンターセル」を開発中であると発表していた。2本の「スプリンターセル」作品が開発中ということで、「ゴーストリコン」や「レインボーシックス」といったほかのトム・クランシー作品で脇役になっていたサム・フィッシャーの苦しみが、ようやく終わりを告げるようだ。
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2021-12-15 23:36:00Z
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