歩行器と車椅子の間を埋める大発明。
病気や怪我をした人だけでなく、足腰に不安を抱える人などによって日常的に使われる車椅子。軽量だったり、折りたたんで車に載せやすかったりしますが…それはただ、周りの人が取り扱いやすいだけではないでしょうか?
使用者本人のためを想えば、自分の力で立ったり座ったりが楽な方が良いはず。ドッカリ座りきってしまうと立ち上がるのが億劫になってしまいそうです。
自立を促す車椅子
そこに目を付けたのが「Zeen」。立ち上がる時の補助もできて、歩行器にもなります。フィジカル的にも、メンタル的にも、文字通り「自立」を促す車椅子なのです。
電動ではなく、ガススプリングで座面が持ち上がるので、充電や電池交換の面倒はありません。
落下防止にシートベルトもあり、一歩毎に地面を蹴ればスケートのように速く歩くことも可能です。4つの車輪は回転するので、方向転換も楽チン。ブレーキもあるので安全です。
「ステディカム」の生みの親が開発
「Zeen」を開発したのは、テレビや映画用のカメラでブレずにスムーズな撮影を可能にしたスタビライザー「ステディカム」を作ったギャレット・ブラウン氏。
『ロッキー』、『シャイニング』、『ジェダイの帰還』、五輪やNFLなどの映像美は、彼なしには生まれなかったという程の人物で、100以上の特許を持った発明家なのだそうです。
「Zeen」は、氏の父親が運動障害を患ったことから考案されたという背景があるんですって。お父さんに歩行器と車椅子の2択が迫られた時、このアイディアが閃いたのだそうです。
完成まで10年かかりましたが、足腰に問題を抱えていたローマの教皇フランシスコにも贈られたのだそうな。必要は発明の母ですね。
現状、流通はアメリカ国内のみ。将来的には国外への販売も検討しているそう。
価格は3,800ドル(約48万8600円)ですが、14日間のお試し期間内なら返却時に返金もあって親切です。
「Zeen」のおかげで、より活動的になる人もいるでしょうね。日本への導入が期待されます。
Source: vimeo, CBS NEWS, Zeen (1, 2) via NEW ATLAS
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3Lmdpem1vZG8uanAvMjAyMy8wMS96ZWVuLXdoZWVsLWNoYWlyLmh0bWzSAThodHRwczovL3d3dy5naXptb2RvLmpwL2FtcC8yMDIzLzAxL3plZW4td2hlZWwtY2hhaXIuaHRtbA?oc=5
2023-01-23 07:00:00Z
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