Android陣営が折りたたみスマートフォンを相次いで投入している一方、折りたたみiPhoneが製品化する動きは今のところ確認されていません。
そんななか、アップルが折りたたみディスプレイを畳んだときにシワが生じたり破損したりするのを防ぐ機構の特許を取得しました。本特許は4日(米現地時間)に米特許商標庁(USPTO)に承認され、「フレキシブルディスプレイとヒンジを備えた電子機器」と題されています。本特許の中核にあるのは、主にユニークなヒンジ(折りたたみの蝶番)機構です。まず要点の1つは、このヒンジによりディスプレイ下部のハウジングが上下ないし左右の2つに分割できるということ。
2つに分割するメリットは、折りたたんだときに曲がった部分に過度な負担をかけず、従って折り目も防げることです。2つのハウジングは反るように展開し、ディスプレイを直角に折らずに緩やかに曲げられるわけです。
しかし、この方式では中央にハウジングとディスプレイの間ですき間ができてしまう。そこでデバイス展開時には、格納式のフラップが内部に広がってディスプレイを支えることになります。これにより指で押しても画面の位置がズレてしまったり、ディスプレイが自重で疲労することも最小限に抑えるしくみです。
サムスンのGalaxy FoldやファーウェイのMate Xといった折りたたみスマートフォンの先がけ的製品はディスプレイに目立ったシワができてしまいます。かたやMotorolaのRazrは独自のヒンジ設計によりこの問題を回避しようとしながらも、やはり折り目は付いてしまうと伝えられています。
アップルのような大手ハイテク企業は毎週のように多くの特許を申請や取得しており、そのうち製品化に至るものはごく一部に過ぎません。本特許も、あくまで研究開発やアイディア段階のまま終わる可能性もあります。
とはいえ、同社は折りたたみ部分を温めて曲げやすくする特許を申請したり、あるいは複数の箇所で折り曲げられる特許を取得するなど、「折りたたみ」に関する関心の高さをうかがわせています。今年秋に登場と見られるフラッグシップモデルiPhone 12(仮)シリーズの次は、そろそろ何かが飛び出すのかもしれません。
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2020-02-05 09:44:35Z
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