Senin, 09 November 2020

これはソニーのプログラミング学習キット。カルチャーショックでした - ギズモード・ジャパン

プログラミング学習の第一歩は、print("Hello, World!")じゃないほうがいいのかも。

ソニーが発売している子ども向けロボット・プログラミング学習キット「KOOV(クーブ)」に新しく「CREATE by KOOV」というオンラインコースが追加されました。発表に先立って少し触ってきたんですが…プログラミングの原体験ができる感じでおもしろかったです。紹介してみますね。

KOOVってなに?

Video: Sony Global Education/YouTube

KOOVは、ブロックとモーターを組み合わせてロボットを作れる&それをプログラミングしてあれこれ動かせるというおもちゃ的要素が濃いプログラミング学習キットです。キットを買えばいろんなロボットが作れるわけですが、今回のオンラインコースは今までにないロボットの作り方とそれを使った学習コースがセットで配信されてくる、という内容。

↑の動画だけでもなかなかおもしろそうなんですが、実際遊んでみるとライトなわりにディープな体験ができる感じだったんです。

どうすごいの?

で、何がすごいかって話ですが、コースに沿って触っていくとプログラミングをする動機と、具体的にどうプログラムするかの方針が自然に得られるようになってます。

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Photo: かみやまたくみ

たとえば、今回体験したこのロボットを使った課題。組み上がったロボットをiPadとペアリングしてコンテンツをスタートすると、「回転するオブジェ部分に何か載せてみてね!」というミッションが下ります。

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Photo: かみやまたくみ

やってみると、ぜんぜん載せられない

5分くらいうまく載らないものかと試行錯誤して、はたと気づきました。あ、これ回転速度が速すぎるんだ!

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Photo: かみやまたくみ

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Photo: かみやまたくみ

で、iPadの画面を見ると、ロボットのプログラムをいじれるようになってました。回転速度ももちろん設定できるので、限界まで落としてみる。そりゃもう簡単にブロックが載せられるようになりました。

何気に問題に直面させられ、自然とプログラミングで解決したくなる

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載せられないなら、載せられるまで速度を落とせばよかろうなのだァァァァッ!!
Photo: かみやまたくみ

ぼくの場合、まず「自分が今ブロックをオブジェに載せられないという問題に直面している」という認識が形成され、「それはオブジェの回転速度が速いことに起因している」という気づきがありました。もちろん、動体視力や器用さを鍛えてもブロックは載せられるでしょう。でも、そんな訓練をするよりプログラムをいじったほうが手っとり早いしラク。

人によっては簡単だから時計回りと反時計回りが入り混じるようにしてみようとか、そういう方向に行きたくなるかもしれません。ほかのブロックを組み合わせて形を変え、それに動きを最適化させちゃってもいい。どうしてみたいか、そこは自由で、思ったままいじれる余白がちゃんとあるのもいい感じ。

プログラミングってゲームやアプリを作ったりすることっていう大雑把な認識になっていましたが、その本質はコンピュータ(無論PCやスマホに限らない)に命令を出し、自分の思った通りに/自分に都合良く動いてもらうことです。CREATE by KOOVのコンテンツはそこを体験させてくれる感じですね。ユーザーが主体的にそうするためのユリーカ(ひらめき)をうまく導き、ささやかながら楽しい成功体験を味わわせてくれます。原体験と冒頭に書いたのはそういう意味。

プログラミングも体験学習する時代に生まれた教材であり、おもちゃ

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ほかの配信コンテンツ例:ゴルフロボ(デフォルトだと球が大して飛ばないパワー設定でいじりたくなる)
Photo: かみやまたくみ

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左右に移動する箱にカタパルトで球を入れるゲーム(高速化させて難易度を上げたくなる)
Photo: かみやまたくみ

ぼくはいきなり解説書にあるサンプルコードを書いて動かしたり、命令文なんかを覚えていったりしてプログラミングをやっていましたが、めっちゃ前時代的だったんだなと。見て覚えろと詰め込み学習の合わせ技じゃないですか。

KOOVはそうじゃなくて、「プログラミングってこんなコト」をコーディングに先立って体験させるものって感じ。ぼくは見て覚えたり詰め込むのも大事だと思ってる派ですし、専門的にプログラミングを学ぶならコーディングのお勉強は避けられないんじゃとも思います。でもその前に、「学ぶとできることが広がりそう」という見通しがあるのとないのとではモチベーションがぜんぜん変わってくるとも思うのです。そうなんですよ、コンピュータには多様な形があって、プログラミングで適切な命令を出してあげれば、ふつうではできないことができる。KOOVはそういった認識をまず涵養する教材で、実にスマートで現代的だなぁと。頭の柔らかい子どもに与えたらどうなってしまうんでしょう。

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Image: ソニー

このCREATE by KOOVは、本日2020年11月10日から申込み可(初回コンテンツの配信は12月)。1月あたり4つのコンテンツが配信されます。価格・利用料金は対応するKOOVベーシックキット2が9,980円(キャンペーン価格・税抜、以下同様・送料無料)に、コースのサブスクリプション料金が12カ月一括2万3,760円(ひと月あたり1,980円) or 月額2,480円。興味を持った方はソニーのサイトを見てみてください、おもしろいよ〜。

Source: ソニー

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2020-11-10 04:30:00Z
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