「インディケータライトは、素敵なボーナス!」
今、ベストなポータブルSSDはどれか? 価格や本体の軽さ、スピード、容量など10種類以上の評価ポイントを考慮し、いろんなガジェットを徹底比較してイチ押しをバシッと言い切ってくれる米メディア「Wirecutter」(from The New York Times)がじっくり検証した結果をお伝えします。
そもそも、ポータブルハードドライブやデスクトップ外付けドライブではなくポータブルSSDを選ぶべきはどんな人なのか、何をもって“良い”と判断できるのか...? くわしく見てみましょう。
大きめなファイルをパソコン間で移動させる作業が多くある人、その作業をするのになるべく高速で小型なデバイスを探しているという人は、ポータブルSSDがあると便利です。
米Wirecutterでは、2019年に17種類のポータブルSSDを調査。そこからトップ5を厳選して実際にテストしてみた結果、今イチ押しのポータブルSSDは、Samsung T5(500GB)であると発表しました。高速で頼りがいがありコンパクト、良心的な価格であるほか、テスト機は過去2年間よく機能してくれているといいます。
ベストなポータブルソリッドステートドライブ。Samsung T5 Portable SSDは他社競合製品とほぼ同じ価格で手に入り、信頼性、速度、サイズにおいて最高のバランスを備えています。
Samsung T5 Portable SSD (500 GB)は、ギガバイトあたりの価格がほかの外部SSDとほぼ同じ。非常に軽量でコンパクトなので、外出先でも簡単にバッグやポケットに入ります。T5には、最大10GbpsのUSB転送速度をサポートするUSB3.1 Gen 2 Type-Cポートが1つあります。今回テストした他のポータブルSSDとは異なり、新旧両方のデバイスに接続するケーブル付属で、機密データを保護するための便利なAES256ビットハードウェア暗号化にも対応しています。すっきりとしたレイアウトで、ナビゲートしやすいソフトウェアも特徴です。今回テストした他のポータブルSSDにはそもそもソフトウェアが含まれていなかったり、含まれていても直感的ではなかったり。T5では暗号化の設定や更新の確認も簡単でした。さらに、接続すると点灯したりアクティブに転送しているあいだは点滅したりするインディケーターもあります。3年間の保証が付いてきます。
こちらもオススメ:Samsung T5 Portable SSD (1 TB)
もう少しお金をかけてストレージを増やすならこれ。1TBバージョンだと、価格も容量も約2倍。
予算もストレージも増やすとしたら、1TBのSamsung T5 Portable SSDがオススメ。大容量のソリッドステートドライブの場合、パフォーマンスがやや向上することが多くあります。今回テストすることはできませんでしたが、1TBバージョンは500GBモデルよりも少し高速になることが予想されます。それ以外の点では、サイズや機能も、1ギガバイトあたりのコストも500 GBモデルと同じになっています。
ポータブル度アップ、スピードはややダウン。
Western Digital My Passport SSDは、Samsung T5と同じくらい速く、信頼性が高く、コンパクトで、価格もほぼ同じですが、ソフトウェアの利便性は下がります。インディケータライトもなし。
Samsung T5が売り切れていたり手に入らなかったりした場合にオススメしたいのが、512GBのWestern Digital My Passport SSD。T5と同様にUSB3.1 Gen 2転送速度をサポートで、今回実施したテストではSamsung T5よりも約10MB / s遅かったです。この差は、人間の感覚では気づかない程度。My Passport SSDはSamsungよりも長く薄く少し軽いですが、どちらもかなりコンパクトで、今回テストした同等のパフォーマンスを発揮するデバイスと比べても小さいのがわかります。USB-Cポートが1つあり、USB-C-to-USB-Cケーブルと、(T5のUSB-C–to–USB-Aに比べると小さく紛失しやすい)USB-C-to-USB-Aアダプターも付属しています。My Passport SSDはサムスンと同様に(そして他社とは違い)機密情報を確実に保護するAES256ビットハードウェア暗号化を装備。3年間の保証も付いてきます。一方、Amazonレビューのなかにはソフトウェアの使いづらさを指摘する声もあり。また、Samsung T5にある便利なアクティビティインディケータライトがありません。
イチ押しを見つけるまで
Wirecutterは2013年からソリッドステートドライブの研究と推奨を行なっており、PC専門チームがソリッドステートドライブやハードドライブを35年以上テストしてきました。筆者のJustin KrajeskiはWirecutterのストレージ専門家として、イチオシを見つけるまでにポータブルハードドライブやデスクトップハードドライブから小さなSDカード、microSDカードまで、あらゆる種類のストレージデバイスをテストしました。
ポータブルSSDを検討すべきは「よくコンピューター間で大量のデータを転送するという人」
ポータブルハードドライブは持ち運びに便利で、よくコンピューター間で大量のデータを転送するという人に最適です。転送速度はあまり気にせず、データをバックアップするためだけにドライブが必要な場合、速度が遅く、大きく、耐久性が低く、安全性が低下するものの、はるかに低価格なポータブルハードドライブもあります。
ポータブルSSDは、ポータブルハードドライブやデスクトップ外付けドライブよりも3.5〜6.2倍高速です。また安全性が比較的高く、コンパクトで耐久性があり、より少ない電力で動作します。ただし、これらすべての利点の裏側には大きな欠点があります。それは、価格。過去1年ほどで大幅に安くなりましたが、それでもなお500GBのポータブルSSDの価格はおよそ1万円程度します。同じような価格で、4TBのデスクトップハードドライブやポータブルハードドライブが手に入ります。もし、4TBのポータブルSSDが必要な場合、価格も8倍になります。
持ち運びが必要でない場合や4TB超のストレージが必要な場合は、ポータブルハードドライブよりもさらに高速な外付けデスクトップハードドライブを検討するのが良いかもしれません。
独自のポータブルSSDを構築することもできますが、新たにSSDを購入するとなるとSamsung T5よりも安価ではなくなるのと、セットアップに時間と労力もかかります。また、Samsung T5のような使いやすい暗号化ソフトウェアも期待できません。
“良い”ポータブルSSDの評価ポイント
ポータブルソリッドステートドライブを厳選するうえで、次の項目に注目しました。
・信頼性:データを安全に保てるかどうか。
・靭性:ポータブルSSDには可動部品がないため、落下、衝撃、または温度や振動の変化にさらされたときに、機械式ドライブよりも完全な故障の影響を受けにくくなっています。そのうえで、頑丈に構築されているか、きしみやくぼみを感じないか。Samsung、SanDisk、Western Digitalなどのメーカーは、独自のSSDコントローラー、ファームウェア、NANDを作りSSD開発のあらゆる側面をコントロールしています。これにより、最初から確実に機能するポータブルSSDを設計することが可能であるはずです。
・耐久性:フラッシュメモリは寿命が尽きるまでのあいだ、何度でも書き込むことが可能です。ドライブを使い果たすまでは何百テラバイトというデータの書き込みが必要ですが、その制限まで達する人はほとんどいません。一方、特に4Kビデオ編集などドライブで高強度のタスクを実行する場合には、高い耐久性が鍵となります。SSDメーカーは、外付けドライブの耐久性評価を報告していません(内蔵ドライブのみ)が、本来はすべきだといえます。そのためカスタマーレビューを参考に評価します。
・ドライブ速度:スピードを重視する場合、ポータブルやデスクトップハードドライブよりもポータブルSSDにお金をかけることになります。そのため今回は、シーケンシャル速度とランダム速度の両方を検証しました。膨大なデータをドライブに転送 / バックアップするには、高速のシーケンシャル速度が鍵となり、ポータブルSSDから直接プログラムやゲームを実行する必要がある場合には、高速のランダム速度が不可欠となります(これは理想的ではなく、内部ソリッドステートドライブはより高速でケーブルにまつわる問題も避けられます)。
・接続タイプ:今回のレビューでは、USB-AモデルとUSB-Cモデルの両方を検討しました。USB-Cポートは、480 Mbps(USB 2.0)から40 Gbps(Thunderbolt 3)までのデータ転送をサポートします。今回のレビューでは、USB 3.1 Gen 1以降(USB 3.0やUSB 3.2 Gen 1)をサポートする外部SSDのみを検討しました。理論的には、USB 3.1 Gen1が最大速度625MB / 秒(5 Gbps)、2倍の速度となるUSB 3.1 Gen 2が最大速度1,250 MB / 秒(10 Gbps)、USB 3.2 2x2が4倍の速度で2,500 MB / 秒(20 Gbps)、Thunderbolt 3が最大速度5,000 MB / 秒(40 Gbps)でデータを転送できます。
・価格:高価なポータブルSSDほど高速なスピードを期待できますが、必要十分以上にお金をかける必要はありません。たとえばSamsungのX5ポータブルSSDは、読み取り速度が2,800MB / 秒、書き込み速度が2,100MB / 秒でサムスンT5の5倍以上の速さになっています。しかし多くの人にとって、その速度のために約3倍支払う必要はないといえるでしょう。
・容量:現時点では、SSDが約500GBの容量で価格が1万円程度であれば手頃な価格と容量とスピードの絶妙な組み合わせだと考えられます。1TBや2TBの容量のドライブも費用対効果が高いことが多いですが、通常、それぞれ約2万円、3万4000円ほどのコストがかかります。一方、250GBになるとデータが不足しやすくなり、ギガバイトあたりの値段も高い傾向があります。
・本体のサイズと重量:ポータブルSSDは軽量でコンパクトである必要があります。多くの場合は、付箋紙とほぼ同サイズか、それよりも小さいか程度です。
・暗号化:アメリカ国立標準技術研究所(NIST)によって開発されたAdvanced Encryption Standard(AES)をサポートするポータブルSSDは、より確実に機密情報を保護することが可能です。AES搭載の外付けソリッドステートドライブはソフトウェアでのセットアップが必要ない一方で、不正アクセスからデータを保護するためにドライブが取り外された状態でも暗号化を有効にできるパスワード保護ソフトウェアを備えておく必要があります。
・ソフトウェア:バックアップソフトウェアはポータブルSSDの優れた機能ですが、必ずある機能ではありません。必要に応じて、オンラインでさまざまなバックアップサービスを探すこともできます。
・インディケータライト:デバイスに接続されたときに点灯するLEDインディケータが付いているドライブもあります。これは必須ではありませんが、非常に便利です。
・保証とカスタマーサービス:ポータブルソリッドステートドライブの保証は基本的に3年ですが、それ以下のものもいくつかありました。頼れるカスタマーサービスは、何か問題が発生した場合にも役立ちます。
今回のレビューではAmazonで最も人気のあるポータブルソリッドステートドライブを調査し、さらにSamsung、SanDisk、Western Digital、LaCieなどの有名な外部SSDメーカーのWebサイトから良いものを厳選しました。最終候補として残ったのが、Samsung T5 Portable SSD、Western Digital My Passport SSD、SanDisk Extreme Portable External SSD、Seagate Fast SSD、Adata SE730H Portable External SSDの5つです。
検証方法
各ドライブのシーケンシャル速度とランダム速度をテストするのに CrystalDiskMark、Anvil Storage Utilities、ATTO Disk Benchmarkを使用しました(ここではCrystalDiskMarkの結果を示していますが、AnvilおよびATTOテストのデータと一致していました)。すべての検証は、Lenovo Yoga C930ラップトップで実行しました。このPCIeソリッドステートドライブやThunderbolt3ポートは、検証したドライブのボトルネックを回避するのに十分な速度になっています。各ドライブに含まれるソフトウェアは品質を確認し、明らかな危険信号がないことも確認済みです。
イチ押し:Samsung T5 Portable SSD(500GB)
Samsung T5 Portable SSD(500GB)は信頼性が高く、高速で、手頃な価格であるほか、テストしたほとんどのポータブルSSDよりもコンパクトで、多くの人にとって最適なポータブルソリッドステートドライブです。ギガバイトあたり約18セントで、ほとんどのポータブルSSDとほぼ同コストといえますが、他社のものはより低速で物理的に大きいです。T5には、最大10 Gbpsの転送速度をサポートする単一のUSB-Cポート、USB-C-to-USB-CケーブルとUSB-C-to-USB-Aケーブルの両方が備わっています。これにより、ケーブルでなくアダプタを提供するポータブルSSDよりもT5のほうが使いやすく感じられます。また、テストしたドライブのなかで最も使い勝手の良いソフトウェアと、データを保護するためのAES256ビットハードウェア暗号化を装備しています。さらに、ドライブの接続中に点灯し、データ転送時に点滅するインディケータもあります。3年間の保証が付いてきます。
Thunderbolt 3ポートを使用したところ、シーケンシャル読み取りは547.3MB /秒、書き込み速度は491.3MB /秒でした。Thunderbolt 3のスループットは最大40Gbpsで、T5などのUSB 3.x Gen 2(10 Gbps)対応ドライブをフルスピードで実行できます。テストしたドライブはどれも、5 Gbpsポート(USB 3.0、3.1 Gen 1、あるいは3.2 Gen 1と呼ばれる)よりもThunderboltポートに接続した方が高速でした。T5の場合、Thunderbolt 3ポートに接続するとUSB 3.0ポートに接続したときと比べて読み取り速度が24%、書き込み速度が12%速い結果となりました。T5のUSB3.0シーケンシャル速度441.4 MB / 秒、438.9MB / 秒は、テストした他のすべてのポータブルSSDの速度と実質的に同じでした。
Thunderbolt 3ポートに接続した際、Samsung T5のランダムな読み取り速度は約20.8MB /秒、書き込み速度は39.9MB /秒でした。テストしたドライブの速度はどれもほぼ同等でした。
執筆段階において500 GBモデルの価格は約90ドルで、1ギガバイトあたり18セントと他のUSB 3.x Gen2ポータブルSSDと同じようでした。Western Digital My Passport SSDの価格も同様です。2017年後半にポータブルSSDのレコメンデーションを開始した頃、500GBのSamsungT3の価格は約200ドルでした。それ以来、SSDの価格は半分以上下がっています。
Samsung T5は Portable SSDはおよそ長さ7.3センチ、幅5.8センチ、厚さ1インチで、最小の外部SSDの1つです。ソリッドで頑丈なアルミニウム製の筐体ですが、重さは51グラムで、出かける際はバックパックやポケットに入れて持ち運びやすいです。ただし、テストしたドライブで最も重いのは約82グラムで、Samsung T5との差は約30グラムなので、多くの人はその重さの違いに気付くことはないかもしれません。
Samsung T5には、macOS、Windows、AndroidのドライブにポータブルSSDドライバーが含まれています。ソフトウェアをインストールしたら、パスワードを追加(または削除)して、ドライブのAES 256ビットハードウェア暗号化を有効または無効にすることが可能です。これにより、不正アクセスから機密情報を保護できます。また、ソフトウェアやファームウェアの更新をチェックするのにも使用することもできます。それ以外に特別な機能があるわけではありませんが、SanDiskのSecureAccessソフトウェアなど他のポータブルSSDに付属される古めのソフトウェアとは異なり、使いやすく、見た目も快適です(またAdata SE730Hなど、ソフトウェアをまったく提供しないポータブルSSDを使用するよりもはるかに優れているといえます)。
Samsung T5の側面には、ドライブの接続中に点灯し、データ転送時に点滅する便利なLEDインディケータがあります。 Samsungには、ほとんどのソリッドステートドライブの標準である3年間の保証が含まれています。
長期的なテスト結果
WirecutterのシニアライターであるJoelSanto Domingoは、Samsung T5を約1年間使用。「毎日の通勤の相棒」と呼んでいるとか。彼は、ソリッドステートストレージの利点を諦めることなく、複数のUSBスティックに相当するデータをドライブに統合することができることや、付属のケーブルについても気に入っているといいます。アダプターはなくしやすいことから「アダプターではなく、USB-A-to-USB-Cケーブルであることも嬉しい」と語っています。インディケータライトは素敵なボーナスのようだと評価しています。
準優勝:512 GB Western Digital My Passport SSD
Samsung T5よりも大幅に安い価格で入手できる場合、あるいはT5が手に入らない場合にオススメしたいのが、Western Digital My Passport SSD(512GB)です。ほぼ同じ速度、ほぼ同じコストで、T5と同様にUSB-Cポート装備、USB 3.x Gen 2(最大10 Gbpsの転送速度)をサポートするMy Passport SSDは、Samsung T5よりも長く、薄く、少し軽いですが、使っていてその差に気づくことはほぼないかもしれません。T5と同様に、暗号化やソフトウェアなどの追加機能を備えていることから、他製品よりも優れた選択肢だといえます。ただしSamsung T5と比べるとインディケータライトがなく、ソフトウェアも同じくらい良いとはわけではありません。
My Passport SSDにはUSB-Cポートがあり、USB-C-to-USB-Cケーブルが付属します。またつけ外ししやすい旧式システム用の小さなUSB-C-to-USB-Aアダプターも含まれていますが、紛失しやすいのがちょっとした懸念になるかもしれません。
My Passport SSD(512 GB)の価格はより高速なSamsung T5とほぼ同じである一方、256 GBモデルは約100ドルと512 GBモデルよりも高く、Western DigitalのWebサイトでのみ入手可能となっています。WesternDigitalの1TBモデルは、512GBモデルよりもギガバイトあたり約1セント安いです。
Western Digitalはおよそ長さ8.8センチ、幅4.5センチ、厚さ1センチで、Samsung T5と並び最もコンパクトなポータブルソリッドステートドライブの1つです。T5と比較して、My Passport SSDは約1.5センチ長く、約1.2センチ細いです。重量は約40グラム(イチ押しより約5グラム軽い)で、テストしたなかで最も軽いソリッドステートドライブの1つです。 My Passport SSDの筐体はSamsung T5と同じくらい頑丈に感じましたが、金属製の灰色の底は指紋がつきやすいです。
My Passport SSDには、MacやWindows用のWestern Digital Discoveryインストールが含まれています。Discoveryを使用すると、Western Digital Securityにアクセスが可能。ここでパスワードを設定したり削除したり、ドライブのAES 256ビットハードウェア暗号化をアクティブ化したりできます。Western DigitalのDiscoveryソフトウェアを使用してポータブルソリッドステートドライブをバックアップすることもできます。このソフトウェアは使いやすいですが、Plex、Upthere Home、Acronis True Imageなどの他のアプリケーションの広告があるのは過剰な感じがあります。広告は非表示にもできますが、アプリを開くたびに設定する必要があります。Amazonカスタマーレビューのなかには、WDのソフトウェアは煩わしく、ラップトップが更新を確認するために1時間ごとにプロンプトを表示すると書かれていました。私たちはテスト中にこの事象を経験していませんが…。
My Passport SSDには、Samsung T5 Portable SSDのようなインディケータライトはありませんが、3年間の保証が付いています。
その他グッドなポータブルSSD
ここで紹介するポータブルSSDは、イチ押しと同じくらい高速である一方で、暗号化の欠如、価格の高さ、重さなどの項目で少なくとも1つ残念な部分がありました。とはいえ特にセールなど特別価格になっている場合は、一定のニーズを満たす可能性のある優れたオプションだといえます(それに、どれも3年間の保証があります)。
SanDisk Extreme Portable External SSD(512 GB)は、Samsung T5と同じ速さでした。しかし、便利なインディケータライトはなし。またSanDiskは、SecureAccessソフトウェアを提供しています(これはポータブルSSDでハードウェア暗号化を可能にする唯一の方法です)が、 Macユーザーをはじめ多くの人はこれをあまり好みません。Samsung T5の256ビット暗号化と比較して128ビットと、暗号化も弱いです。
同様に、Seagate Fast SSD(500 GB)もSamsung T5と同じくらい高速です。インディケータライトは付いていますが、Seagateにはハードウェア暗号化がありません。重さは役82グラム(T5のほぼ2倍)ですが、それでも非常に軽いです。Seagateは、フォルダ同期ソフトウェアも提供しています。
今後期待すべきSSD
SeagateはCESでFireCuda Gaming SSDとBarraCuda Gaming SSDを発表しました。FireCudaは、190〜500ドル価格帯で、読み取り速度は最大2,000 MB / 秒、BarraCudaは100〜300ドルで、読み取り/書き込み速度は最大540MB /秒と謳っています。
Adataは2019年後半にSC685とSE800を発表しました。どちらもUSB3.2 Gen 2と互換性があり、USB-Cインターフェースを備えています。SC685の価格は約60〜140ドルで、より高価なSE800はより小さめな金属ケースとなり、より高速なパフォーマンス(最大1,000MB /秒)を約束しています。
G-TechのG-Drive Mobile SSDは、IP67の防水・防塵定格で頑丈なシャーシを備えています。容量は500 GB、価格は100ドルをわずかに超えるほど。5年間の保証が付いてきます。
SanDisk Extreme Pro Portable SSDは、最近テストした非Proバージョンと比較して、少し大きいオレンジと黒のケースに入っています。Extreme Proは500GBの容量で、追加30ドルで最大1,050MB / 秒を約束しています。
イチ押しであるSamsung T5 Portable SSD(500 GB)のほか、Samsungには1 TB、および2TBの容量のT7もあります。追ってテスト予定です。
Western Digitalは、準優勝として取り上げたWestern Digital My Passport SSDよりも2倍の転送速度を備えた、新しいMy Passport SSDを発表しました。読み取り速度は最大1050MB / 秒、書き込み速度は最大1000MB / 秒です。モデルは最大2TBの容量で利用でき、こちらも追ってテストする予定です。
その他にテストしたSSDまとめ
Adata SE730H Portable External SSD
Western Digital My Passport Go SSD(500 GB)
Western Digital My Passport GoSSD(500 GB)は非常に低速です。 書き込み速度300.3 MB / 秒と読み取りシーケンシャル速度114.8MB / 秒はイチ押しよりも2倍以上遅く、ランダムな読み取りは5.8 MB / 秒、書き込み速度は3MB / 秒でイチ押しの4倍以上遅いです。 また長さ約2.5センチ、幅0.7センチで、暗号化やインジケーターライトはありません。
500 GB LaCie Portable SSD
480 GB SanDisk Extreme 510 Portable SSD
480 GB Adata SD600 Q
Adata XPG SD700X
PNY Elite
Shadow Mini External SSD
Transcend ESD220C
VectoTech’s Rapid Portable SSD
G-Technology’s G-Drive Slim
Dell Portable Thunderbolt 3 SSD
SanDisk Extreme 900
Glyph’s Atom
Adata’s ASC660H
MyDigitalSSD BP5
G-Technology’s G-Drive ev RaW SSD
Atomos Master Caddy 4K
ソース
1. Ganesh T S, Samsung Portable SSD T5 Review: 64-Layer V-NAND Debuts in Retail, AnandTech, August 15, 2017
2. Dong Ngo, This is how SSDs work and what you can do to make yours last longer, CNET, April 15, 2017
3. How to buy storage, CNET
4. Tom Brant, SSD vs. HDD: What’s the Difference?, PCMag, January 24, 2019
5. Geoff Gasior, The SSD Endurance Experiment: They’re all dead, The Tech Report, March 12, 2015
6. Cameron Faulkner, How to Choose the Right Portable SSD, The Verge, May 13, 2019
7. USB 3.2 Specification (PDF), USB Implementers Forum, October 3, 2018
8. Gordon Mah Ung, Best external drives for backup, storage, and portability, PCWorld, July 15, 2019
©2020 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.
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2020-11-12 12:00:00Z
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