2021年5月から噂になっていたが、ValveがポータブルゲーミングPC「Steam Deck」を今年発売することを正式に発表した。
「Steam Deck」はNintendo Switchに似た形状で、サイズはSwitchよりわずかに大きく、完全にゲーミングPCとしての性能を備えている。このデバイス用に調整されたValveのSteamOSが走り、Steamストアも自分のSteamライブラリもどちらも操作しやすいコンソール風のインターフェイスとなっている。また、制限されていないコンピューターのデスクトップにアクセスし、サードパーティのアプリケーションをインストールすることも可能(Steamでないゲームやランチャーも含む)。
ハードウエアに関しては7インチのタッチディスプレイを採用し、解像度は1280 x 800、リフレッシュレートは60Hz、カスタムAMD APUは4コア8スレッドのZen2 CPUと8 RDNA 2 CUのGPUという組み合わせ。また、ジャイロ操作にも対応する。RAMは16GB LPDDR5。Switchと比べて特に強力なのは、現在のゲームを見事にプレイできるところだ。例えば、開発中の「Steam Deck」でも『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』を「高」解像度の設定でまったく問題なくプレイできた。「プレイヤーがSteamライブラリーのすべてにどこででもアクセスできるようにすることを目的としている」とValveは述べている。
これを実現するために、スクリーンの両側のコントローラーには左右のスティックに、ボタンやトリガーなど、現在のゲームパッドなどに期待されるひととおりのものを備えている。スティックは静電容量式タッチセンサー内蔵で、親指を置いていると感知する。それぞれのスティックの下には小さなトラックパッドがあり、マウス入力のように使える。背面にある4つのグリップボタンは、ユーザーによって割り当てが可能。ディスプレイはマルチタップディスプレイとなっている。
さらに、「Steam Deck」はBluetoothにも対応している。通常のPCに接続できるデバイスにはすべて「Steam Deck」でも接続できる(AppleのAirPodsのようなヘッドフォンも含む)。また、ケーブル接続することで外部モニターやマウス、キーボードなど、いつものPCで使っているものを接続することもできる。Valveの公式ドックも別売りで販売されるが、サードパーティのUSB-Cでも動作するはずだ。シンプルにポータブルゲーム機やコンソールに近い体験をしたい人は、こういったコンピューター的なものはまったく使用しなくても構わない。
「Steam Deck」には3つのモデルがある。これらのモデルの主な違いは容量とスピードのみで、フレームレートやグラフィックの質には違いはない。いちばんベーシックなモデルは64GBストレージで399ドル(約4万4000円)。次が、256GBストレージで529ドル(約5万8000円)、最も容量が大きいストレージは512GBで、649ドル(約7万1000円)となっている。256GBと512GBのモデルはNVMe SSDを採用している。また、すべてのモデルがmicroSDカードでストレージを拡張でき、さらに多くのゲームをインストールできるようになっている。
「Steam Deck」の発売日はまだ発表されていないが、現在のところ、2021年末のホリデーシーズンの予定となっている。 Valveの業務執行取締役、ゲイブ・ニューウェルは、この価格設定は「厳しい」ものではあるが、「重大な」ことだとIGNに語った。最近のコンソールの販売時に起きているような混乱や不透明さを避けるためにも、まもなく予約が開始される。3つのモデルには専用のキャリングケースもついてくる。
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2021-07-15 19:26:00Z
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