Googleの新型フラッグシップスマートフォンであるPixel 6 Proに対して、オンラインゲームの「原神」を動作させた場合の性能が公開されました。
通常状態ではQualcommのSnapdragon 778Gと同等でしたが、冷却ファンをつけるとSnapdragon 888並の性能となったそうです。
通常状態では32fpsを記録
先日、3DMarkベンチマークにおいては、QualcommのSnapdragon 888やSamsungのExynos 2100よりも高い性能を示したPixel 6/6 ProのTensorチップでしたが、実際のゲームでは異なる結果となりました。
オンラインゲームの「原神」を動作させたところ、通常状態では2分以内に30fpsにまでフレームレートが低下し、平均フレームレートは約32fpsであったとのことです。
これはQualcommのミドルハイスマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)であるSnapdragon 778Gと同等のレベルであり、ハイエンドのMediaTekのDimensity 1200やSnapdragonの800番台シリーズにゲーム性能では劣るといえます。
ファンで冷却するとSnapdragon 888並に
このテストをおこなっているときのTensorチップの温度は約43.5度でした。
これはSnapdragon 888/Exynos 2100の両方で約48度を記録したSamsung Galaxy S21 Ultraよりも低い値であり、Pixel 6 Proはチップ温度が上がりすぎないように性能を大きく抑えている可能性があります。
そこで、Pixel 6 Proに冷却ファンを取り付けて原神を実行したところ、平均フレームレートが42fpsに向上し、Snapdragon 888と同等で、Exynos 2100よりも優れた性能となりました。
このため、やはりPixel 6 ProはTensorチップの温度が上がりすぎないように制御する処理が、他のチップよりも強く設定されていると考えられます。
Source: Notebookcheck
(ハウザー)
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiJGh0dHBzOi8vaXBob25lLW1hbmlhLmpwL25ld3MtNDE2MjgyL9IBAA?oc=5
2021-10-30 01:56:00Z
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