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海外の著名なテックメディア「The Verge」などが一斉に報じていますが、Microsoftがなんか「CCleaner」のようなツールを作って、配っているのだそうです。さっそく試してみました。
配布サイトは「pcmanager.microsoft.com」で、ローカライゼーションはされておらず、説明は簡体中国語のみです。ちょっと怪しいアプリに見えますが(失礼!)、ダウンロードすると英語表記になりました。名前は「PC Manager」というのだそうです(地味!)。日本語には対応していませんが、中国語がわからないユーザーでも使うことに支障はなさそうです。
ちなみに、対応OSは「Windows 10 バージョン 1809」以降。初出は2022年3月26日で、現行の最新版はv2.3(公開日不明)です。パブリックベータという扱いのようで、製品版レベルの品質は期待しないでおきましょう。
本ソフトの売りは「簡素、邪魔にならない、安心、安全」だそうで、モダンなデザインが目を引きます――筆者の環境ではレンダリングがボケボケでしたが。「邪魔にならない」というのはタスクトレイに常駐し、デスクトップ右下隅にコンパクトなパネルが表示される仕組みを言っているのだと思いますが、「CCleaner」のようにいきなり広告を出したりしないということも示唆しているようです。
機能は、以下の4つ。よくわからない場合は[Boost]というボタンを押すと、自動でよしなにしてくれるようです。
- ヘルスチェック(Health Check):ジャンクファイルを削除したり、不要なアプリを無効化
- ストレージ管理(Storage management):ヘルスチェックよりも強力な「ディープクリーンアップ」(Deep cleanup)が利用可能。ストレージを占有している巨大ファイルを検索する機能も
- プロセス管理(Processes management):利用されていないバックグラウンドアプリを列挙。ワンボタンで好みのプロセスを停止し、システム全体のレスポンスを向上させる
- スタートアップアプリ(Startup apps):スタートアップアプリを管理。システム起動時に自動で起動するアプリを減らして、PCが利用可能になるまでの時間を短縮
特徴としては、なるべくOSの機能を利用しているところが挙げられるでしょうか。たとえばストレージ管理のセクションを開くと、アプリのアンインストールなどの項目がありますが、これは「設定」アプリへのリンクになっています。そのほかの最適化にしてもあまり高度で複雑なことをしている様子はなく、ごく一般的なタスクしかありません。
「CCleaner」などに比べると機能が貧弱に感じられますが、実際のところ、こうした初歩的なメンテナンスをしていればたいていの場合は十分です。あまり高度なことをやるとシステムの整合性が崩れ、余計なトラブルを招くこともあるので、これぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
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2022-10-24 04:02:00Z
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