迫るWindows 10のサポート終了、移行の課題とPC選びの「切り札」とは？ - ビジネス＋IT

　ビジネスのデジタル化に伴うDXの進展もあり、時間や場所にとらわれない働き方改革の潮流は今後も続く見込みだ。また、生成AIをはじめ業務におけるテクノロジー活用が進む中で、従業員が利用するPC環境の重要性が増している。

　Windows PCにおいては、Windows 11への移行が市場全体で約2～3割にまで進んでおり、2025年10月にWindows 10のサポート終了（EOS）が控えていることから、今後ますます導入、入れ替えの需要が高まっていくことが考えられる。

　一方、Windows 11のPC導入、運用に関する課題はいくつも存在する。まずは外部環境面の課題だ。リモートワークの普及に対応すべく、企業はセキュリティ対策の見直しを迫られている。PCを入れ替える際にも、運用負荷をさらに軽減するテクノロジーを検討する必要がある。

　「調達」「導入」「運用」「保守」「リプレース・廃棄」というPCのライフサイクルにも課題は潜んでいる。たとえばDXのプロジェクトを開始し、外部人材を交えたプロジェクトチームを立ち上げる際、急な人員増に調達が間に合わないケースがありそうだ。特に、調達や導入といった場面で、部署ごとの特性や働き方に応じた機種選定、設定やキッティング、データ移行といった管理者の作業負荷が高まることが考えられる。

PC運用の課題例

　特に、情報システム部門の業務を少人数で担うような状態の企業では、管理者のリソースが足りず、PC移行になかなか踏み切れないケースが多い。また、PCの入れ替えを決断したとしても、選定・調達・キッティング・データ移行などの作業負担が非常に大きいという課題もあるのだ。移行の課題にどのように取り組むべきか？ PCの導入・運用の「切り札」について解説する。

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2024-03-04 22:00:00Z
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