Release 440世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版ドライバとなるGeForce 445.75 Driverは,NVIDIAが同日に発表したAIベースのアンチエイリアシング&超解像技術「DLSS(Deep Learning Super-Sampling) 2.0」を実装したドライバである。
DLSS 2.0とは何かについては,すでに4Gamerでも報じているが,簡単におさらいしておくと,アルゴリズムを大幅に改良することで,初代DLSSに比べて高画質化とフレームレートの向上を実現した技術だ。
NVIDIAによると,DLSS 2.0に対応するゲームは現時点で4タイトルがあるそうで,GeForce 445.75 Driverで「CONTROL」と「MechWarrior 5: Mercenaries」が,DLSS 2.0に対応したとのこと。残る2タイトルはというと,「Deliver Us The Moon」と「Wolfenstein: Youngblood」がそれなのだが,これらは「すでにDLSS 2.0が利用できていた」そうである。
そのほかにもGeForce 445.75 Driverでは,Half-Lifeシリーズの続編となるVR FPS「Half-Life: Alyx」と,4月3日発売予定である「バイオハザード3」のリメイク版「バイオハザード RE:3」(Resident Evil 3)への最適化が行われているという。また,Ubisoft EntertainmentのオープンワールドTPS「Ghost Recon Breakpoint」の大型アップデート「Deep State」への最適化も行われたそうだ。
最適化と言っても,どの程度性能が向上するといった情報は明らかになっていない。だがNVIDIAは,これらのタイトルをプレイするゲーマーに対してGeForce 445.75 Driverのインストールを呼びかけているので,安定性や性能が多少は向上するのだろう。
これまでのバージョンと同様に,GeForce 445.75 DriverのStandard版は,NVIDIA公式ダウンロードページから直接検索するのではなく,「ベータドライバ&過去のドライバ」から検索する必要がある。Standard版からDCH版へはアップデートインストールを行うだけで移行できるので,これを機会にDCH版への移行を検討してもよさそうだ。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してみよう。
→64bit版Windows 10用GeForce 445.75 Driver(533.05MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/159202/jp
→64bit版Windows 10用GeForce 445.75 Driver(509.99MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/159148/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 445.75 Driver(533.051MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/159220/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 445.75 Driver(509.99MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/159166/jp
→GeForce RTX 20シリーズ,およびGTX 16シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 445.75 Driver(460.7MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/159112/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 445.75 Driver(460.7MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/159094/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 445.75 Driver(460.7MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/159130/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
●GeForce 445.75 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 445.75 Driverが統合するソフトウェアモジュール(比較対象はGeForce 442.74 Driver)
- GeForce Experience:3.20.2.34(←3.20.1.57)
- HD Audio Driver: 1.3.38.26(←1.3.38.21)
- PhysX System Software:9.19.0218
- Vulkan RT:記載なし
- nView:149.77
- CUDA:10.2
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.956.0
- NVIDIA Control Panel(Standard):8.1.940.0
●GeForce 445.75 Driverにおけるゲームへの最適化
- 「Half-Life: Alyx」「バイオハザード RE:3」「Ghost Recon Breakpoint」の大型アップデートへの最適化
●GeForce 445.75 Driverの新要素
- 「CONTROL」「MechWarrior 5: Mercenaries」がDLSS 2.0に対応
- SLIプロファイルに含まれる11タイトルをアップデートして,5タイトルを新規追加
●GeForce 445.75 Driverで解決した問題
- 記載なし
●GeForce 445.75 Driverにおける既知の不具合
- ノートPCで統合GPU側のディスプレイがクローン元に設定されている場合,NVIDIAコントロールパネルでディスプレイのクローン表示設定を変更できない場合がある
- Windows 7環境で「DOOM Eternal」をプレイ中に「Shadow Play」のオンスクリーン設定を使ってV-SYNCをオフにすると,画面が点滅することがある
- Windows 7環境では,「Call of Duty: Warzone」でShadow Playおよびスクリーンショットの保存が機能しない
- Windows 7環境で「World of Warcraft: Battle for Azeroth」をDirectX 11モードからDirectX 12モードに切り替えると,クラッシュすることがある
- SLI構成でG-SYNCおよびV-SYNCが有効化されていると「Red Dead Redemption 2」プレイ中に画面のチラツキが増えることがある。V-SYNCをオフにすればこの問題を回避できる
- 「Strange Brigade」のDirectX 12モードでは,出力カラー形式が「YCbCr 420」または「12bpc」に設定されていると,ゲーム中の緑色が正常に表示できないことがある。カラー形式を「YCbCr 422」または「444」に設定すれば,この問題を回避できる
- 本バージョンに付属するGeForce Experienceは,「バイオハザード RE:3」で「FreeStyle」をサポートしていない
- SLI構成でDOOM Eternal起動時に「Steam」のオーバーレイを開くと,画面表示が破綻することがある
- DOOM Eternalで,「Ansel」のAIを用いた超解像画像のスクリーンショットを撮影しようとすると,エラーになることがある
- DOOM EternalでSteamのゲーム内FPSカウンターを表示すると,フレームレートが低下する(※この問題はNVIDIA製以外のGPUでも見られる)
- DOOM EternalでWindowsのHDR設定をオフにした状態でゲーム中のHDR設定をオンにすると,ゲーム画面が点滅することがある
- 「Call of Duty: Modern Warfare」をプレイ中にプレーヤーが壁に近づくと,画面が白く点滅することがある
- Call of Duty: WarzoneでFreeStyleが動作しない
- 「Forza Motorsport 7」における特定のトラックで,縁石に黒い帯が表示されることがある
- 「Zombie Army 4: Dead War」において,AnselおよびFreeStyleの設定タブが選択できないことがある
- G-SYNCを有効化した状態で「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」をVulkanモードで実行すると,フルスクリーンとウインドウモードの切り替え時に画面が点滅することがある。APIとしてVulkanを選択しないか,G-SYNCを無効にすればこの問題は解決できる
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2020-03-24 10:12:03Z
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