Minggu, 23 Mei 2021

プラシーボ! 人はピンクの水を口にすると速く走れる! - ギズモード・ジャパン

思い込みって大事だね。

小学生が大喜びしそうな「足がちょっとだけ速くなる魔法」あります。ピンクに色付けした味付き水を口に含むといいんだよ! 本当だよ、ちゃんと研究結果もあるよ。Frontiers in Nutritionに論文が掲載されてるよ!

2000年初期「Carb-Rinsing」という、運動能力を高める効果について多く研究が発表されました。これは、運動前に糖質を含んだ液体で口をゆすぐと、ゆすがない/ただの水でゆすぐよりもパフォーマンスがあがるという研究。100人中100人がパフォーマンスがアップするわけではないものの、2014年に発表された研究結果では、ほとんどの人が少しではあるが能力アップすることがわかりました。Carb-Rinsing効果について、その理由は、飲み物に含まれた糖質が口から脳に刺激を送り、(ゆすぐだけなので、飲まずに吐き出したのに)追加燃料(糖分)を得た!と思い込むことによってパフォーマンスがアップするというのが有力説。

この研究をさらに深め、ピンクの水に辿り着いたのが、ウエストミンスター大学の機能性食品センターで運動栄養士を務めるでSanjoy Deb氏の研究チーム。チームは、甘さで運動パフォーマンスが向上するならば、実際に甘さを感じずとも甘いと認知する(思い込む)だけでパフォーマンスに影響がでるのかを調査。チームは、数週間かけて10人のボランティア被験者とテストを行ないました。

被験者は、Carb-Rinsingの効果を学んだあと、2種類のスポーツドリンクを試しました。実際は、この2種類のドリンクは低カロリー&人工甘味料いりのまったく同じものなのですが、1つは無色、もう1つはピンクに色付けがされています。どちらのドリンクでゆすいだパターンでも、被験者は「同じ速さで30分間ルームランナーで走ってください」と指示されただけ。その結果、ピンク水でゆすいだ時の方が、無色の水よりも4.4%パフォーマンス(ランニングの速さと距離)が向上したことがわかりました。また、(ピンク水でゆすぐと)より快適に走れたという意見も寄せられました。

少人数での実験ではあるものの、チームはプラシーボ効果を意図的にに発動することができるかもしれないと研究前進に意欲をみせています。Deb氏は「プラシーボ効果は昔からあるものです。しかし、それをどう最大限活用するか、感覚にどう働きかけるのが有効かを探るのがこれからの課題」だとし、その答えとして、色、味、香りには大きな可能性があり、研究を深めていくべきだと語っています。

メンタルって良くも悪くも、体に作用しますね。よし、じゃぁ今日はゆっくりしてメンタル整えようっと。

Source: Frontiers in Nutrition

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2021-05-23 12:00:00Z
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