カンファレンスの後半で壇上に立った,Xbox部門の最高幹部であるフィル・スペンサー(Phil Spencer)氏によると,Microsoftが行うゲームストリーミングは2つの系統に分かれるという。
1つが「Console Streaming」で,これは個々のXbox Oneをクラウドサーバーに見立てて,ネットでつながったPCやモバイルなどのデバイスでゲームをプレイできるというもので,考え方としてはPlayStation 4のRemote Playに似ているようだ。この「Console Streaming」は10月からプレビュー(β版)でのサービスを開始するという。
2つめが,E3 2018で初めて発表されたクラウドゲームサービス「Project xCloud」で,昨年10月に正式アナウンスが行われ,2019年3月の「Game Developers Conference」では「Forza Horizon 4」を使ったデモが公開された。
スペンサー氏によれば,4月にサードパーティとコンタクトをとり,ストリーミング技術関連のSDKが配布されたと述べた。E3 2019では,「Halo 5:Guardians」と「Hellblade: Senua’s Sacrifice」を使ったデモが一般公開されるという。正式なサービス開始時期など,ロードマップについては語られず,おそらくは「Project Scarlett」(関連記事)の発売に照準を合わせているのだろう。
クラウドサーバーを使ったゲームサービスについては,詳細が発表されたばかりのGoogleの「Stadia」が2019年内ローンチを予定しているほか,Microsoftもソニーとの協業を発表しており,さらにAmazonも参入を表明するなど,産業全体を巻き込んで盛り上がっている。
ゲーマー向けのサービスで長い経験を持つMicrosoftの今回の発表が,どのような戦略に落とし込まれていくのか,今後も注目していたい。
https://www.4gamer.net/games/453/G045384/20190610096/
2019-06-10 07:41:27Z
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