先に言っちゃうと、作業内容によってはアリよりのアリ。
ゲーミング端末って高性能ゆえにお高いでしょ? 高いのが当たり前でしょ? そう思ってるので、1,000ドル=約10万円のゲーミングラップトップってどうなの?実際使えるわけ?ってかなり懐疑的になっちゃいます。米Gizmodo編集部がGatewayの1,000ドル最新端末レビューしてみました。
Gatewayコンピュータといえば、90年代後半から2000年代のイメージ。お手軽価格で安定の端末。家にあるお父さんのパソコンなんだけど、なんだかんだ子どもたちが使っている的な。お手伝いしてお小遣いもらって遊んで、ソーシャルネットワークなんてやってないし、最新のガジェットも機能も必要なかったあの頃。せいぜい、お父さんのパソコン借りてゲームしたり友達とAIM(AOL Instant Messenger=AOLが提供していたメッセージサービス)するくらい。分解してまた作ってみた思い出も。そう考えると、思ってたよりもずっとたくさん触って学べた端末でもあったわけで。Gatewayの最新マシンCreator Seriesラップトップも、あの頃のイメージから大きく変わってはいません。そう、見た目はダサいけど、思ってるより使える端末。
Gatewayといえば、牛柄のロゴ。2007年にAcerに買収されてから急成長しました。そのGatewayが、ゲームからクリエイティブ系、ビジネス系端末にタブレットと新ラインナップを大量投入。もちろん、バジェットラップトップの位置も抑えたい。てことで、注目したのは1,000ドルのハイスペックゲーム・クリエイティブ向け端末です。
ちなみに、2018年のGatewayラップトップと違って、今回はラップトップのデザインにWalmartは絡んでいません。ただ、Gateway新商品の販売自体はWalmart限定となっています。
Gateway Creator Series(Intel)
これは何?:ゲーマー・クリエイター向けのGateway最新マシン
価格:1,000ドル(約10万5000円。レビュー端末)
好きなところ:お買い得、高性能、良心的な価格、スペック
残念なところ:熱くなりやすい、キーが小さい、Webカムとスピーカーの位置
今回レビューした端末は1,000ドル(約10万5000円)。スペックは、Intel Core i5-10300H(4コア/8スレッド、基本が2.5GHzで最大ブースト4.5GHz)、RTX 2060、メモリが8GB DDR4、容量256GB PCIe。この他に、800ドル(約8万5000円)モデルもあって、そちらのスペックはAMD Ryzen 5 4600H(6コア/12スレッド、基本3.0GHzで最大ブースト4.0GHz)、GTX 1650、メモリ8GB、容量256GB PCIe。
インテルモデルのほうが買い
比較すると、インテルモデルの方がAMDモデルよりも買いかと。理由は200ドルプラスでグラフィックカードがレベルアップするからです。RTX 2060なら、たいていのゲームは、画質設定をウルトラではなく高画質にすることで、60psfは出せるかと。また、最高画質設定の1080pウルトラでも、『オーバーウォッチ』で平均165fps、『ファークライ5』で72fps、『Total War: Warhammer II』で59fps、『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』で63fps、『Metro Exodus』で47fps出ました。好成績です!
安価ラップトップにおいて、200ドルのオプションはかなり高額に感じますが、それでもRTX 2060とGTX 1650の差は大きい。ゲームにもよりますが、20から25fpsくらいは変わってきます。なんにせよ、RTX 2060搭載のラップトップが1,000ドルなら、お買い得かと!
ライバル端末とスペックを比較してみると、LenovoのIdeaPad GamingとAcerのNitroシリーズの間くらい。ただ、価格でみるとLenovoよりもスペック良し、メモリと容量ではAcerに劣ります。
ちょっと残念なところ
容量256GBとメモリ8GBはちょっと残念。でも、Lenovo IdeaPad GamingとAcer Nitro 5の間なので、価格とスペックのバランスはこれで無難っちゃ無難。GatewayとLenovoどちらもメモリは8GBですが、Lenovoは容量が2倍、でもGPUはGTX 1650か1650 Ti。Acer Nitro 5は、Gatewayと同じくGPUはRTX 2060ですが、メモリが16GBで容量も512GB、でも価格もちょい上。ただ、1,000ドルでAcer端末だと、プロセッサがIntel第10世代ではなく、第9世代になるのが難点。つまり、LenovoならGPU、AcerならプロセッサがGatewayより劣るわけで、ならばメモリとストレージを犠牲にする方がマシかと、個人的には思います。
メモリが増えればCPUの助けにはなりますが、そもそもの性能はCPU次第。Core i5モバイルプロセッサ搭載ラップトップは、今までレビュー数がそう多くないものの、Gatewayでのパフォーマンステストでは、Samsung Galaxy Book Flexに近い数字がでました。Blenderでの3D画像レンダリングテストは13分、Galaxy Book Flexに遅れることたったの20秒。Handbrakeでの4K動画トランスコード(1080p@30fps)は、同じく13分で、これもGalaxy Book Flexに遅れることたった38秒。
Galaxy Book Flexが4コア/8スレッド、Core i7-1065G7なことを考えると、この差は小さいかと。Core i5の14nmトランジスタよりも、10nmトランジスタの方がちょい速い。また、Core i5-10300Hのブースト時クロック周波数は4.5GHzで、Core i7の3.9GHzより上。あとは、Core i5-10300Hのほうが電力食います(45W TDP)。
最大の難点は熱くなること
Core i5の難点として気になるのは…。熱い。100°Cいきました。ちょっと重いタスクやると、すぐ95°Cで、ちょいちょいスロットリングが起きてしまいます。が、全体のパフォーマンスにそこまで悪影響は与えてはいないという。熱さでいうと、シャーシの熱もね。キーとキーの溝、48°Cいってました。キーの深度がそこそこあるので、触って熱いことはありませんけどね。それでも、キーボード上のあたりは50°C到達してたので、触らない方が吉。高温、サーマルストッロリング、シャーシ熱は、第10世代Intelモバイルプロセッサの3大難点と言えるので、Gatewayだけの問題ではないのですけれど。それでも、レビューした端末だと、Lenovo IdeaPad Gaming 3iがけっこうヒート問題を抑えられていました。
その他ハード面。Webカムがディスプレイの下にあるのですが、この位置だとどうにも写りが悪い。GagabyteのAorus 17Gがこの位置にWebカムいれてましたが、よっぽど下からアングルに自信がない限り写りはよくありません。また、せっかくTHXオーディオなのに、場所が下のほうにあって、音の響きが下向きというか、ちょっとこもっちゃってるのが残念。
安価なラップトップPCの宿命は「何かを犠牲にすること」
バッテリーもちはそこそこで、5時間ほどいけました。Walmartの製品ページ見ても5時間だったので想定通り。ディスプレイは15.6インチのIPSスクリーン、明るさ最大約300nits。色味もコントラストも十分なのですが、あくまでも安価ラップトップとしての十分。間違ってもHP ZBook Create G7やMSIの新型Creator 15と比べたりしないでください!
安価ラップトップの宿命、それはどこかで何かを犠牲にすること。クリエイティブ系でPhotoshopやPremiereでの作業が多い人は、RGBレベルがもう少しいい・もう少し明るいスクリーンを搭載している端末のほうがいいでしょう。一方で、レンダリング・トランスコード時間が重要という人なら、Gateway Creatorはアリ。通常タスクは問題なし。ゲームもほぼいける。つまり、Gatewayの20年前のデスクトップのイメージと同じ。見た目はいまいちでも、お手軽価格で安定の端末。やらないといけないことは、きちんと終わらせられる端末には違いありません。
まとめ
・ゲーム・クリエイティブにおいて、思ってるよりずっと使える安価ラップトップ。
・プライスとスペックを考えるとコスパ良し。
・ポートの種類と数がGJ。
・熱くなりやすい。
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2020-10-16 13:00:00Z
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