探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウで採取した試料は、当初の予想より硬いことが分かったと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が4日、発表した。リュウグウの地表で採取した試料を確認して判明した。
探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウの地表から採取した試料(JAXA提供)
試料は大きさ数ミリの小石で、観察のためピンセットでつまんで取り分けても崩れなかったという。臼井寛裕グループ長は「穴がたくさん開いているため、もっともろいと予想されていたが、思っていたより硬かった」と話した。
はやぶさ2は別の小惑星に向けて順調に飛行中。平成26年12月に地球を出発した後、イオンエンジンによる航行は1万時間を突破したが、トラブルは全く起きていないという。
吉川真ミッションマネージャは「初代はやぶさではイオンエンジンのトラブルが多かったが、改良を重ねた結果、今回は順調で実に喜ばしい。どこまで持つか興味深い」と話した。
はやぶさ2は約52万キロの長旅を経て、昨年12月に地球に帰還。現在は小惑星1998KY26の探査に向けて約100億キロの道のりを飛行中で、令和13年7月の到着を目指している。
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2021-02-04 23:24:00Z
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