雑談も会議も発表会も、ZoomやMicrosoft Teamsを駆使しまくっている昨今。映像&音声でコミュニケーションできるテレミーティング・オンライン会議サービスが欠かせません。
でもなんか、ZoomやMicrosoft Teamsって息苦しい感じがするんです。参加者全員に自分の部屋をのぞかれているような感じ。こっちがカメラをつけて、自分と自分の部屋を実況しているから見当違いなんですけど、それでもパーソナルスペースに踏み込まれているような気がしちゃう。
こっちがのぞいている気まずさもあります。別に見たいと思ったわけじゃないのに、隣の家の窓から部屋のなかが見えちゃったような。
ところが。新しくリリースされたテレミーティングサービスの「Around(アラウンド)」には、居心地のよさを感じるんですよ。いいじゃない。コレなら仕事だけじゃなく、オンライン飲みもしてみたくなる。
...なんで、そう思ったんだろうか?
参加者の顔がアイコン化される
ミーティングの時間になると、モデレーターの顔がウィンドウいっぱいに広がりがちな既存サービスに対し、Aroundは参加者の顔が丸いアイコンとなって表示されます。まあこのアイコン、動画なんですけどね。
PCのWEBカメラや、外部接続したデジカメが、部屋全体を捉えていたとしても、Aroundに表示されるのは自分の顔が中心。背景となる部屋が映りこみすぎないように、Aroundにはデジタルズーム&トリミング機能がついているんですよ。頭の動きに合わせて自動追尾してトリミング範囲が変わっていく。
いま喋っている人の顔しか映らない・こっちも自分の顔した見せていない。から、前述した部屋が見られている・部屋を見ているという感覚が希薄です。ありがてえ。
カラフル&ローファイなフィルターが可愛い
自分のアイコンは様々なフィルターで彩ることができます。使用するにはアイコンをクリックすればOKです。
ホワイトバランスを蛍光灯にしたような青みがかったもの、4色トーンでビンテージな雰囲気になる万華鏡、サイバーパンク感あるネオンライダーなど、Instagramっぽくもあるフィルターばかり。コントラストをいじって絶妙に白飛びさせてくれるから、ノーメイク&ノーひげそりでも気になりません。
2階調トーンのフィルターを使ったとしても、目鼻立ちや髪型からどのアイコンが誰なのかがわかります。ホビーユースな雰囲気のフィルターは可愛いくもあり、ローファイ化によるディフォルメのメリットも感じますね。
GIFアニメやエモートが豊富
自分のアイコンに重ねることができるエモートは24種類。またGIPHYのGIFアニメをアイコン部に表示することも可能です。
これらのアクションを使うことで、喋れない状態でも自分の意志を伝えることがたやすい。
フローティングモードによる圧迫感のなさ
各参加者のアイコンは、PCの画面内に浮かびます。Windows、Mac共に、OSと連携しているかのごとくシームレスなフローティングアイコン。のように見えます。実際は透明なウィンドウがアイコンを囲っているんですけどね。
このフローティングモードにすると、テレミーティングサービスを常駐させているという気負いがなくなります。SlackやSkypeのようなツールと同じくらいの感覚です。業務中のチームメンバーを表示しておいて、必要なときだけのミーティングや雑談がしやすいんですよね。
参加者全員でミーティングするなら、参加者全員のアイコンが輪になるキャンプファイヤモードにすればオッケー。こちらはウィンドウが大きく広がりますが、丸いアイコンで周囲を背景を見せにくいAroundの性質もあって、やはり圧迫感が控えめです。
文章、画像、画面のシェアがしやすい
Notes(文章)、Image Sharing(画像)、Screen Sharing(画面)といったシェア機能も備わっています。
特に便利だと感じたのが画像シェア。参加者全員がドラッグ&ドロップでいけます。シェアした画像は残り続けるし、各参加者が目的の画像を自由に拡大表示&ダウンロードできるので、仕事で使う画像のシェアも、思い出旅のシェアもしやすくて、これいいなあ。
声がいい。というか、ノイズが少ない
オートボリュームとノイズキャンセリングの精度が高い。声が小さい人も大きい人も、同じような音量で聴こえます。また周囲の環境音も極力マスキングするようにしているらしく、しゃべり声以外の余計なノイズが目立ちません。
テレミーティングって顔がキレイに映っているかどうかより、声がしっかりと聞き取れるかどうかが大事じゃないですか。Aroundの声質は、ローファイではあるけどかなり良好だと断言できますよ。
いつもの僕らのまま話せそうなサービス
発表会や企業の朝礼のように、基本的に一方通行気味の情報発信(ウェビナー)であればZoomがいいでしょう。大規模な部署内でのミーティングが主体なら、Microsoft Teamsが使いやすいと感じます。
Aroundが狙っているのは、そこではないような気がするのです。既存のテレミーティングサービスは組織に焦点を当てていますが、Aroundが見ているのはユーザーそのものではないでしょうか。参加者に大きな序列はなく(もしくは上下関係や社内・社外関係を意識しなくていい)、フラットなコミュニケーションを行うために作り込まれたツール・サービスとなっている気がするんですよね。
ところどころにある遊び心を感じさせる機能やUIがまさにそれ。気心しれたチームメンバーや家族や友達との会話をサポートするためのもので、リラックスしながら、いつものノリのまま話してもいいというラクさに繋がっています。
こういう低ストレスなツール・サービスというのは、ネットサービスの重要なポイントとなっていくのかも。まあ、AroundはまだPC環境限定なので、iPhone・Androidに対応してからが勝負所でしょうけど。
Source: Around
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2021-02-26 12:00:00Z
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