今、愛用しているのは、ずいぶん古い製品になるがMi Band 4だ。普通の腕時計をしていた数十年前から、PCを使うときには時計を外す。入浴はもちろん、水仕事をするとき、寝るときにも時計を外すといった習慣があって、それは今でも変わらない。時計の存在感はできるだけ希薄な方がよかったので、Mi Band 4のスリムな筐体をとても気に入って使っていた。
こんなスマートウォッチが欲しい
個人的に、スマートウォッチに求める要件としては次の3点だ。
面積が小さくても、無駄なく情報を表示できるように画面が矩形であること
常時、時刻と曜日を含む現在日時をはっきりくっきりと表示できること
1カ月程度のバッテリ駆動時間が確保できること
残念ながら、これらの3点をすべて満たす製品は、今回の製品の中にはなかった。今までもない。愛用しているMi Band 4は、時計を傾けると表示することはできても常時点灯モードはない。だが、1と3を満たす。心拍測定などをオフにすることで一カ月のバッテリ駆動時間を確保できる。毎月末にバッテリの残り容量を見ると数%になっているので、その夜だけ充電器にセットすればいい。バッテリのことは忘れるくらいで、だかららこそずっと使ってきた。
次に消費電力をチェックする。ここではパーツごと消費電力の計測ができる電源ユニットのNZXT E Series E850と、専用モニタリングアプリ「NZXT CAM」を使って、GPU単体の消費電力を測定している。OS起動10分後をアイドル時、3DMark-Time Spyデモモード実行時の最大値を3DMark時とした。
Apple Payによる支払いについては、iPhoneの画面ロックを解除しなくてもエクスプレスカードの機能を活用したり、iPhoneのサイドボタンをダブルクリックしてからWalletアプリを使って支払うことができます。ロックの解除後にApp Storeからアプリをダウンロードしたり、Suicaのチャージを行う時にも、またFace IDによる認証が求められます。こちらはApple Watchとのコンビネーションによる認証ができないため、これまで通りパスコードを入力するなどの対応が必要です。
家族にロック解除されてしまう課題も。防止策は?
Apple Watchとの連係によるiPhoneのロック解除機能は、最初にFace IDによる認証を行い、これが失敗した時に続けてApple Watchによる解除を試みるという手順で動作しているようです。Face IDに本人の容姿として登録されている顔と、ロックを解除しようとした人物の顔のデータマッチングは厳密に行われないため、例えばApple Watchを着けたユーザーの近くに家族がにじり寄ってiPhoneのロックを解除することができてしまいます。小さな子どもがむやみにゲームや課金コンテンツにのめり込まないように、スマホの使用を制限している父母の方々は要注意といえます。
Apple Musicは、4月21日から配信楽曲数が約7,500万曲にアップデートされています。歌詞表示に対応する楽曲は、再生中にページの右上に表示される「…」アイコンをタップすると、メニューリストに「歌詞を共有」する機能が加わりました。お気に入りの歌詞をフレーズ単位で選択して、メッセージやインスタグラムのストーリーズから情報をシェアできます。
「Seagate Backup Plus Slim」は薄型で軽くて頼りになるポータブルハードディスク。リーズナブルな価格で、高速スピードを提供してくれます。
「Seagate Backup Plus Slim」は、Wirecutterがテストしたなかでサイズ、速度、信頼性が揃った唯一のポータブルハードディスクです。そのほかの2TBポータブルハードディスクはサイズが大きすぎたり、パフォーマンスが低かったり、故障率が高かったりしました。数百円程度安い1TBのバージョンもありますが、お買い得なのは2TBで信頼性もより高くおすすめです。
「Seagate Backup Plus Slim(2TB)」は、Amazonの製品カスタマーレビューを比較してもっとも故障率が低く、高速なパフォーマンスを提供し続けていることから、Wirecutterでは2014年以降おすすめしているポータブルハードディスクです。 2019年モデルの故障率は執筆時点で約4.6%(457件のうち21件の故障報告)にとどまっています。長年のテストから、報告されている故障率が10%以下であれば心配の必要はないと考えています。
「Seagate Backup Plus Slim」は、PCからPCへメディアファイルをコピーしたり、動画をバックアップしたりする場合など大容量のファイルを高速に転送してくれます。Wirecutterでは読み取りテストとしてドライブからPCにファイルを転送し、書き込みテストとしてその逆を実施しました。
スピードは「Toshiba Canvio Slim」と同程度でしたが、どちらも「Seagate Backup Plus Ultra Touch」と比べると数秒遅くなりました。
「Seagate Backup Plus Slim」は約125MB/秒でデータを転送し、「Seagate Backup Plus Portable 4TB」や「Western Digital My Passport 4TB」よりも明らかに高速でした。「Ultra Touch」は今回のテストで唯一USB-Cアダプタ搭載のハードディスクでしたが「Slim」との差は10秒以下でした。
HD Tuneテストにおいて「Seagate Backup Plus Slim」は、読み取り速度と書き込みスピードのいずれも100MB弱/秒という中堅レベルの性能を発揮しました。この結果は、前述の大容量ファイル転送テストで見られたものを裏付けるもので、ファイル転送や日々のバックアップに十分な速度を備えていることを示しています。
「Seagate Backup Plus Slim」のケースは黒、青、金、赤、銀などの色があります。上部にあるLEDが唯一のインターフェイスで、ドライブを接続するとアクティブになっていることを示します。本体は通常のバッグのなかでの摩擦には耐えられる一方で、大きな衝撃には耐えられません。
TBあたりの価格が安いのは1TBモデルよりも2TBモデルで、「Seagate Backup Plus Slim」が提供する最大容量のオプションとなっています。現時点では1TBあれば十分と思えても、いずれそれ以上必要になってハードディスクを買い足す可能性を考えたら、あらかじめ2TBを用意しておくのが得策かもしれません。
Wirecutterが調査したところ「Seagate Backup Plus Slim」は1GBあたり約3円と、テストしたのなかでは安価な部類に入ります。「Toshiba Canvio Slim」や「Western Digital My Passport 」などの2TBドライブは通常「Backup Plus Slim」と同じくらいの価格で、差があっても数百円程度です。
ハードディスクにはさまざまな種類のフォーマットがあって(再フォーマットも可能)、それぞれには長所と短所があり、PCやOSとの互換性も異なります。「Seagate Backup Plus Slim」はexFAT形式でChromebook、Mac、最新のLinux PCとの互換性が確保されているため、OSに関係なくコンピュータ間でファイルをコピーすることができます。
「Seagate Backup Plus Slim」にはMicro-USB 3.0 to USB-Aケーブルが付属しており、これでほとんどのPCに適合します。ただMacBook AirなどUSB-Cのみに対応しているラップトップには、アダプターかMicro-USB 3.0-USB-Cケーブルが必要になります。ちなみに「Seagate Backup Plus Ultra Touch」にはUSB-Cアダプタが付属しています。
「Seagate Backup Plus Slim」は2年間の保証ですが、競合のWestern Digitalは通常3年間の保証を提供しています。Amazonのレビューを見ても、Western DigitalよりもSeagateの顧客サービスに対する苦情が多く見られました。Wirecutterでは2年保証でも十分だと考えています。
同様に「Seagate Backup Plus Slim」よりも大きいのが「Western Digital Easystore(2TB)」。HD Tuneの書き込みテストでは「Slim」に約4MB/秒の差をつけられ、ファイルコピーテストでも少し遅め。ただしその差は通常の変動の範囲内でした。難点は、取扱店が少ないことと価格の変動が大きいこと。
「Toshiba Canvio Advance(2TB)」は「Seagate Backup Plus Slim」と同じ薄さではあるものの、テストでは速度に大きなばらつきが見られました。
「Seagate Expansion」はゲーム機のストレージを拡張したい場合やソフトウェアを必要としない場合には適切です。1TBあたりの価格は同じですが「Seagate Backup Plus Slim」と比べるとスピードが遅く、大きく重いです。保証が1年間と短めでもあります。
「Seagate Game Drive for Xbox」は「Seagate Backup Plus Slim」よりも価格が高く、全体的に少し大きめで重量も30gほど重くなります。Wirecutterでは今回テストをしていませんが、故障率は10%と報告されています。鮮やかなグリーンの配色についても好みが分かれるところ。
「Western Digital My Passport X」はゲーミングに特化したドライブで保証期間が1年と短く、ソフトウェアはなし。2015年にテストしたハードディスクのなかではHD Tuneの読み込みと書き込みが最も遅く、それぞれ82.5MB/秒と77.4MB/秒でした。サイズも「Seagate Backup Plus Slim」よりも大きく重くなります。
「Toshiba Canvio Basics」も1年保証でソフトウェアはなし。「Seagate Backup Plus Slim」に比べて分厚いデザインになっています。
Wirecutterでは2016年末、価格が手頃で頑丈な「Silicon Power Armor A80」「Silicon Power Armor A65」「Silicon Power Armor A85」をテストしました。1mの水中で最大30分間耐えられたり、1.2m地点から26回落下させても耐えられると宣伝されていますが、実際にテストしたところは耐えきれませんでした。大きくて重たく、メーカーの宣伝通りにならないものはおすすめできません。
水や落下に対する保護機能を備えていないその他10種類のハードディスクを除外すると「G-Technology G-Drive ev ATC 」、「LaCie Rugged RAID」が候補として残りますが、いずれも高額すぎる印象です。「LaCie’s Rugged USB-C」や「Rugged Mini」も同様に高額すぎるうえ、防水機能が欠けています。