グーグルはWebブラウザの「Chrome」で「ハイライトされたWebページの共有機能」や「新しいPDFビューワー」、「プレゼンテーション時の通知オフ機能」などの新機能の提供やパフォーマンスの改善を実施する。
ハイライトされたWebページの共有機能
この機能では、ユーザー同士でWebサイトのリンクを共有する際、共有元のユーザーがテキストをハイライトして共有すると、共有先にハイライトされた状態のWebサイトで共有できる機能。
たとえば、長い論文や記事の場合、強調したいテキストを選択して同機能を使用すると、相手には長い記事の中から共有元が見てほしかった部分を強調して情報を共有できる。
この機能は、デスクトップ版とAndroid版で先行提供され、iOS版でも提供される。
新しいPDFビューワー
新しいPDFビューワーでは、左側にサムネイルが確認できる機能を搭載。また、プレゼンテーションモードでは、ツールバーやアドレスバー、タブなどを非表示にし、コンテンツのみに集中できる/させられるようになった。
また、ドキュメントの「プロパティ」や2ページ表示、ズームやページのジャンプ、印刷や保存など重要な機能を1クリックで実行できるツールバーを導入した。
新しいPDFビューワーは順次展開されている。
プレゼンテーション時の通知オフ機能」
MeetでのWeb会議などでChromeのウインドウを共有している時、ポップアップなどの通知を自動的に非表示にする機能を搭載する。Googleのチャットやメールサービスからの通知のほか、サードパーティのWebサイトからの通知も対象となる。
なお、会議が終了したり共有が解除されると、通知オフ機能は自動で解除される。
パフォーマンスの改善
同社はChromeについて、パソコンのパフォーマンスリソース消費を削減するように努めているという。
たとえばMacの場合、使用していないタブよりもアクティブなタブを優先することで、エネルギー効率が最大65%向上させられたという。これにより、バッテリー寿命が最大1.25時間長くできたという。Macに限らずWindowsやChrome OS、Linuxでも同様の効果が得られる。
今後リリースされる「タブのグループ化」は、タブの整理以外にもパフォーマンスの改善も図られる。折りたたまれたグループ内で表示していないタブは、使用するメモリーとCPUのリソースが少なくなる。これにより、よりパソコンが高速に動作すると指摘する。
「タブのグループ化」機能は、近日中にベータ版が提供される。
このほか、「ウインドウに任意の名前を設定できる」機能などを新たにリリース。同社プロダクトマネージャーのケイス・ホーキンス氏は、これらの新機能で1日の生産性を高められると指摘する。
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2021-04-16 08:31:37Z
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