Parallelsは14日(現地時間)、M1 Macに正式対応した「Parallels Desktop 16.5 for Mac」の提供を開始した。
Parallelsは昨年(2020年)より、M1 Macをサポートする仮想マシン環境のテクニカルプレビュー版として、「Parallels Desktop 16 for M1 Mac」を配布し、10万人以上のユーザーがテストに参加していたが、このたび正式版として公開された。
すでに「Parallels Desktop 16 for Mac」の有料ライセンスを持っているユーザーであれば、追加費用なしで同16.5にバージョンアップ可能。14日間動作する体験版も用意されている。M1だけでなく、Intelプロセッサにも対応する。
なお、M1 Mac上で動作可能な仮想マシンは、ArmベースのOSとなっており、Windowsであれば、現状はInsider Previewの「Windows 10 on ARM」を利用する必要がある。Linux系では「Ubuntu 20.04」、「Kali Linux 2021.1」、「Debian 10.7」、「Fedora Workstation 33-1.2」が利用できる。
Parallelsは、M1 Macを使用した場合の性能について、2020年版のIntelベースのMacBook Airに対して250%の省電力化、Radeon Pro 555Xを搭載するIntelベースのMacBook Proに対しては、DirectX 11アプリにて最大60%の性能向上、そしてCore i9搭載MacBook ProでWindows 10の仮想マシンを動かした場合と比較して、最大30%の性能向上が見込めるとしている。
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2021-04-14 17:32:37Z
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