米AMDは9日(現地時間)、投資者向けイベント「Financial Analyst Day」を開催し、CPUやGPUのロードマップについて紹介。この中で、間もなく投入されるRyzen 7000シリーズのベースとなっている「Zen 4」コアが、AVX-512命令をサポートしていることを明らかにした。
これは同社Chief Technology Officer and Executive Vice President, Technology and EngineeringのMark Papermaster氏のプレゼンテーションの中で明らかになったもの。
これによれば、Zen 4は5nmプロセスで製造され、電力性能比が25%改善されたという。Zen 3と比べて、クロックあたりの命令実行数は8~10%向上し、クロック向上分と合わせてシングルスレッド性能が15%以上、総合性能は35%以上向上するという(同じ16コア32スレッド構成において、CINEBENCH R23結果)。
加えて、DDR5メモリの採用によりコアあたりのメモリバンド幅は最大125%向上し、AI向けの命令拡張がなされ、そしてIntelのAlder Lake世代で無効化されたAVX-512へのサポートも明らかとなった。
ちなみに弊誌のベンチマークでは、Ryzen 9 5950XのCINEBENCH R23の結果はシングルコアが1,600台、マルチが25,000台。単純計算では、Zen 4はそれぞれ1,800台半ば、33,750程度ということになり、シングルはAlder Lakeよりやや劣り、マルチでは優勢という結果に落ち着きそうだ。
なお、今後は4nmに微細化した「Zen 4c」と、さらに新しいアーキテクチャとなる「Zen 5」が控えており、Zen 5を3nmに微細化した「Zen 5c」も2024年頃に登場する。
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2022-06-10 02:19:30Z
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