Sabtu, 11 Juni 2022

小惑星探査機「はやぶさ2」Phase-2キュレーション成果論文の 日本学士院紀要掲載について | 宇宙科学研究所 - JAXA 宇宙科学研究所

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リュウグウ粒子の外観。黒色無光沢で、細かな割れ目が発達している(左)。細粒緻密なマトリクスに鉱物の集合体や自形結晶が散在している(右)。(c) Nakamura et al. (2022)

小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトチームでは小惑星リュウグウ試料分析を、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」及び、岡山大学並びに国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所の2つのPhase-2キュレーション機関にて進めています。

この度Phase-2キュレーション岡山大学の活動に基づく研究成果をまとめた論文が、日本学士院紀要に2022年6月10日付で掲載されましたので、お知らせします。

タイトル:On the origin and evolution of the asteroid Ryugu: A comprehensive geochemical perspective
掲載誌: Proceedings of The Japan Academy, Series B. Vol 98, No. 6, pp.227-282
DOI: 10.2183/pjab.98.015

概要につきましては、JAXAプレスリリース【別紙】(小惑星リュウグウの起源と進化 - 地球化学総合解析による太陽系物質進化の描像 -)をご参照ください。

小惑星リュウグウ試料の初期分析について

小惑星探査機「はやぶさ2」により2020年12月6日に地球へ帰還したリュウグウ試料は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所に設置された施設において、初期記載(Phase-1キュレーション)が行われました。試料の一部が、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」と、岡山大学およびJAMSTEC高知コア研究所の2つのPhase-2キュレーション機関へ分配されました。初期分析チームは「はやぶさ2」の科学目的達成のために、専門サブチームが分担して、計画された高精度分析により、試料の多面的価値を明らかにします。Phase-2キュレーション機関はそれぞれの特徴を生かし、総合分析フローに基づいて試料のカタログを作成し、試料の特性に応じた測定・分析により、試料がもつ潜在的価値を明らかにしていきます。

なお、初期分析の6つのチーム、およびJAMSTEC高知コア研究所のチームからの報告は、論文としての成果が公表されるタイミングで、個別にお知らせしてまいります。 また、全ての初期成果が公表されたのち、あらためて「はやぶさ2」サイエンス全体の総括をご説明する予定です。

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2022-06-11 00:39:26Z
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