Senin, 26 September 2022

NASAの無人探査機、小惑星ディモルフォスに体当たり…軌道変えたか確認へ - 読売新聞オンライン

 【ローレル(米メリーランド州)=冨山優介】米航空宇宙局(NASA)の無人探査機 DARTダート は26日午後7時15分頃(日本時間27日午前8時15分頃)、地球から約1100万キロ・メートル離れた小惑星ディモルフォス(直径約160メートル)に衝突した。NASAは小惑星の軌道を変える目的を達成したかどうか、今後確認する。

 天体の衝突から地球を守る「プラネタリー・ディフェンス(惑星防護)」と呼ばれる取り組みで、世界初の実験となる。重さ約550キロ・グラムのDARTが、約900万倍重いディモルフォスに体当たりした。

 ディモルフォスは別の小惑星の周囲を約12時間の周期で回っている。NASAは、衝突で10分程度、周期が短くなると見込んでいる。

 ディモルフォスが地球に衝突する恐れはないが、今回の実験がうまくいけば、将来、地球に衝突する別の小惑星が見つかった時に、軌道をそらす方法として期待されることになる。

 NASAは今後、衝突前にDARTから分離した小型探査機に搭載したカメラの画像や、地球や宇宙にある望遠鏡による観測で、軌道の変化や衝突時の詳しい様子の解析を進める。

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2022-09-26 23:24:00Z
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