Rabu, 26 Agustus 2020

アップルウォッチに匹敵するスマートウォッチ:Galaxy Watch 3 - ギズモード・ジャパン

今月上旬に開催されたUnpackedイベントでお披露目されたGalaxy Watch 3を米GizmodoのVictoria Songがさっそくレビューしました。

Apple Watchに勝るとも劣らないと自信を持ってオススメできるAndroidで使えるスマートウォッチを探し求めて早数年。ようやく見つけました。Samsung(サムスン) Galaxy Watch 3はそんなスマートウォッチです。

これはSamsungのファンからしたら、意外なことではないはず。これまでのSamsungスマウォはどれも洗練されていて機能的で、野心的だったからです。初代Galaxy WatchActiveActive2は歩数計、GPSワークアウト、そしてActiveの場合は心拍数モニタリングの精度がイマイチだったという欠点がありました。その3点がすべて劇的に改善されたので、どうやらSamsungは批判を真摯に受け止めた模様。それってすごいことです。

Samsung Galaxy Watch 3

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

これは何?:Samsungの最新フラッグシップ、スマートウォッチ

価格:Bluetoothバージョンの41mmモデルは400ドル(約4万2000円)、45mmモデルは430ドル(約4万5000円)。LTEバージョンはそれぞれ50ドル追加、キャリア各社の利用料は含まれていません。

好きなところ:Samsungがついにフィットネスアルゴリズムの精度を修正! ECG(心電図)機能はFDA(食品医薬品局)から承認が下りたばかり。多くのヘルス系機能を追加。先代のGalaxy Watchよりも小型化、軽量化、薄型化。物理的な回転ベゼルをキープ。気に入るポイントはたくさん!

好きじゃないところ:Samsung PayはSamsungスマホに限定されている。Bixbyは健在。バッテリーの持ちは2日間のまま。

ヘルスケア用センサーがとても充実

精度については後ほど深く掘り下げるとして、SamsungはGalaxy Watch 3ではフィットネスアルゴリズムを単に改良する以上のことを成し遂げました。FDAが承認したヘルスケア機能のついたフラッグシップスマートウォッチとして、Appleの仲間入りも果たしています。同社はUnpackedイベントで、心房細動を検出できるECG機能にFDAから承認が下りたと大々的に発表。アメリカではAppleだけができていたことです。(ECG機能はまだ実装されていないので、このレビューでは試せていません)。

血圧計機能もついていますが、まずは昔ながらの腕帯で測定を行う必要があります。この機能は今のところ韓国のみで利用可能で、まだFDAのレビュープロセス中です。それでもFDA認可の血圧計を搭載したスマウォはオムロンだけですから、搭載しているという実績は注目に値します。

それだけでもApple Watchに対抗するには十分ですが、Samsungはいくつかの新機能でさらに頑張っています。

Galaxy Watch 3は血中酸素濃度(Apple Watchにはまだ搭載されていません)の測定ウィジェット、高度なランニングの指標、つまずき検知機能、Samsung Healthアプリによる動画ワークアウト、ジェスチャーコントロールと強化された睡眠トラッキングアルゴリズムを搭載。

メッセージから画像を表示させたり、ウォッチ上でチャット履歴を確認できたり、スマートリプライを使えたりとささやかなで使い勝手の良い改善点もありました。現時点で欠けているのは、Wear OSでは既に、Apple Watchでは秋にリリースされるwatchOS 7で導入される手洗いタイマーだけです。

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センサー類を見てください。加速度計、気圧計、ジャイロスコープ、光学心拍センサー、内蔵GPS、NFCにECGセンサーが加わりました
Photo: Victoria Song/Gizmodo

初代から小さくなったボディがうれしい

スペックはというとRAMは1GBに増やし、ストレージを8GBへと倍増。センサー系とプロセッサに関してはActive2からは大きく変わっていません。しかし初代Galaxy Watchと比べてGalaxy Watch 3は14%薄く、8%小さく、15%軽くなりました。健康系のアップデート、精度の向上、いくつかの新機能、そして小型化したことが合わさってGalaxy Watch 3にはかなり期待したんです。1週間以上使ってみてこう言えるのが嬉しい、Samsungはついにやってのけたぞと。

41mmモデル(45mmもあります)を1週間使ってみて、小型化・薄型化・軽量化のデザインは大きな違いをもたらしたと気付きました。初代Galaxy Watchは洗練されていたものの、ほんのちょっと厚みと重みがあって、私の手首には威圧感があったのです。日常的に着ける分にはよかったのですが、ランニングやサイクリングの際に重さが気になりました。Galaxy Watch 3も理想よりはまだ少し分厚く、Fitbit Versa 2やApple Watchよりは確実にゴツいですが、目障りというほどではありません。着け心地はよいのです。運動中に邪魔ではなかったし、ウォッチを外すそうと夜中に目覚めることもありませんでした。

サイズが小さいからといって、画面をケチったわけではありません。1.2インチのディスプレイはキビキビ動いて視認性もよく、トレードマークの回転ベゼルがあります。

回転ベゼルは最高に使いやすい

Galaxy watch3の回転ベゼル
回転するベゼルですよ! 滑らかに動くので繊細な感じがします。45mm版はカチカチと回転します。
Video: Victoria Song/Gizmodo US

回転ベゼルと言えば、Activeで廃止されてActive2でのデジタルベゼルへの変更を経て、Galaxy Watch 3で復活したので安堵しました。

未だにあらゆるスマートウォッチにおける最も直感的な画面の切り替え法で、使っていて満足感があります。とは言え、レビューするための端末がギア風のノッチではなく滑らかに回るベゼルだったことに感謝します。マスキュリンさは控えめでキレイめ、Samsungがようやく2018年以前のウォッチの大多数に加えていたギアモチーフから卒業しているように思えます。ノッチ感のあるベゼルがお好みなら、45mmモデルをどうぞ。多くの人にアピールする選択肢が用意されているってうれしいですよね。

日常使いのスマートウォッチとしてGalaxy Watch 3はすばらしいです。プッシュ通知などが問題だったことはありませんが、Galaxy Watch 3では前述のチャットの改善やスマートリプライがあるため、その点では先代モデルよりも洗練されたと言えるでしょう。

アプリの品ぞろえは物足りない

ですが、先代のいくつかの「問題点」が完全に解消されたわけではありません。サードパーティーアプリの品ぞろえがつまらないんです。SamsungのストアではFitbitのアプリストアほど少なくはないものの、Apple WatchとGoogleのWear OSはもっと豊富。それに何もないというわけではありません。SamsungはSpotifyをウィジェットとして自動的に統合することで大勝利を収めていて、プレミアムアカウントはオフラインのプレイリストをウォッチにダウンロードできます。

奇妙なことにGalaxy Watch 3はMicrosoft Outlookもサポート。UberアプリにMapMyRunとStravaなどの各種ランニングアプリもあります。Samsung Internetアプリを使えばウォッチでYouTubeの動画を見ることも可能。なぜそうしたいのかはわかりませんが、できますよ(しかも動画の再生はActive2よりもキビキビしています)

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Samsung Healthアプリ経由でワークアウト動画を流せます。たくさんスクワットをしました。私の心拍数がワークアウト動画に表示されています
Photo: Victoria Song/Gizmodo

新機能の中にはちょっと混乱したものもありました。

ひどい転倒をしたら指定の4人に連絡するというつまずき検知機能は、何度もソファとベッドに倒れ込んだにもかかわらず、作動させることができず。誤作動防止にはよいかもしれませんが、スマートウォッチのレビューのために大ケガをする気はないので緊急時にはどれほど機能するのかは何とも言えません。

ジェスチャーコントロールもちょっぴり失敗だったかと。拳を握ったり開いたりして電話に出たか?はい。使いやすい機能だったか?いいえ。でもユーザー補助的な理由や料理中に手が空いてない時に役に立ちそうなのはわかりました。Samsung Healthアプリを使って行った、動画でのワークアウトはかなり良かったです。私には少し退屈なワークアウトもありましたが、エクササイズの種類が変わると振動で教えてくれて、ウォッチから動画を一時停止でき、さらに自分の心拍数をワークアウト動画から確認できたのは使い勝手が良かったなと。

その点についてですが、Samsungのデバイスとプラットフォームのエコシステムを売り込もうとする姿勢がAppleによく似ています。このウォッチはiOSよりもAndroidとの方が使える機能が多いのは言うまでもありませんが、フルに活用するならSamsung製のスマホです。例えばSamsung Payは、iPhoneユーザーと非Samsung製Android端末だと使えません。Google PayやGoogle Assistantもダウンロードできませんから、Bixbyを使うしかない。

Samsungのスマートテレビを手放してしまっていたためSamsung Healthワークアウトをテレビ画面に出力できず、Galaxy Note20 Ultraで試しました。こういった注意点はあっても、Tizenの方がWear OSよりもサクサク動いて、全体的に良いスマウォ体験をもたらしてくれると私は思っています。

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だんだんと好きになったMystic Bronzeのカラー。このウォッチをフルに使えるのはSamsung製の端末ですが、非SamsungのAndroid端末でも大方の機能は使えます。iPhoneだともう少し限定されます
Photo: Victoria Song/Gizmodo

バッテリーの持ちに関しても、世代間であまり変わっていません。1回の充電での持ちは2日間程度でGPSを使ったワークアウトをたくさんやるか、セルラー版を使っているか、常時オンの画面を切っていなければさらに減ってしまいます。GPSを使った30分間のランニングで10%ほど電池が消費される傾向にあって、駆動時間は長くて56時間ほどでした。45mmのウォッチには大きめのバッテリーが搭載されているので、もうちょっとだけ長く使えるかもしれませんが、多くはないです。それでも、毎晩の充電が必要なApple Watchよりはマシ。ほとんどのWear OSウォッチと同等かマシといったところ。

フィットネストラッキング精度もようやく改善

SamsungがGalaxy Watch 3においてうまくやったことの1つは、同社の弱点であるフィットネストラッキングを修正した点です。5回のランニングと7回のウォーキングを試しましたが、精度は確かに改善されたと言えます。Galaxy Watch 3の心拍数の計測はApple Watch Series 5と常に同等でしたし、Polar H10チェストストラップとは1分あたりの誤差は5拍以内でした。GPSを使った5回のランニングにおいて、Galaxy Watch 3の差異はランニングアプリとSeries 5の0.1マイル以内。私が試してみた従来のSamsung製ウォッチが0.35マイルや15-20%もずれていたことを考えると、これは劇的な改善です。Galaxy Watch 3は4回のランニングでSeries 5と比べて0.5マイル、iPhoneと比べて0.9マイルほど走った距離を少なく報告。走った距離にかかわらず、こうなりました。短くて1.2マイル、長くて3.5マイルのランニングでも同じくらい距離を少なく報告していました。ここで重要なのはGalaxy Watch 3が複数のランニングにおいて一貫性のある結果を記録したという点。トレーニングで使うなら、自身の進歩を信用できるってことです。

歩数計でも同じことが起きました。Series 5上では1万1236歩と4.8マイルを記録した日には、Galaxy Watch 3は1万702歩と4.56マイルと表示。反対に昨年の秋にActive2を試した時には2万9934歩と13マイルを歩いたと表示され、比較に使ったSeries 5を1万1000歩と6マイルも上回る計測値でした。日々の歩数カウントで1000歩ほどの差は許容範囲ですし、Galaxy Watch 3の測定値はその範囲内。Active2と比べたら大きな進歩です。

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新しい血中酸素濃度モニタリングアプリ
Photo: Victoria Song/Gizmodo

新しい高度なランニング指標も気に入りました。左右非対称性、接地時間、最適滞空時間、規則性、垂直振動と硬直度などのデータポイントに基づく評価を得られるようになりました。ユーザーの走り方に応じて各指標に3段階の評価がつきます。では、それらの指標とは具体的に何なんでしょう? 同社はSamsung Healthアプリ内に簡潔に説明する記事を用意しています。例えば左右非対称性はそれぞれの足が地面に接している時間を指し、左右非対称性の度合いが高いと疲労やケガにもつながりかねません。走行中の体の動きの一貫性を測る規則性の指標に似ています。一方、接地時間と最適滞空時間は滞空時間と地面に足を着けていた時間を比較。どちらも、どれだけ効率的に走れているかの良い物差しです。「重心の上下の動き」を測る垂直振動も同様のことが言えます。最後に、硬直度は各ステップにどれだけ力を加えているかを分析、これも疲労の尺度になり得ます。

これらはまとめて、自分では改善しにくいランニングフォームのよい指標です。Samsungのアプリも、良くなかったランニング指標の向上に有効な運動のアドバイスをくれたのも良いなと思いました。例えば、どの指標でも結構よい成績でしたが、とても体が堅いランナーだったようです。それを改善するため、アプリはランニング練習を提案。アンクルジャンプをオススメしてくれて、やり方についての簡単な説明と、回数と期間についてのガイダンスもありました。

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Galaxy Watch 3とApple Watch Series 5を並べて比較。フィットネストラッキングの精度に関していえばGalaxy Watch 3は劇的に向上し、Series 5に匹敵します
Photo: Victoria Song/Gizmodo

睡眠トラッキングもまた、Samsungが改善した分野です。Galaxy Watch 3は1週間にわたって、私が真夜中に騒ぎ出すいとしいペットたち起こされていたのも毎回、正確に記録していました。しかしながら、睡眠スコアには少し困惑しています。毎晩、100点中30点から50点の間をたたき出していたのですが、そのスコアがどのように算出されているのかアプリでは説明されていません。睡眠ステージはOura Ringとほぼ同等でしたが、Ringの方が回復度を惜しみなく評価してくれていました。とにかく、Samsungの睡眠トラッキングは完璧ではないものの、 この秋にwatchOS 7の睡眠トラッキング機能が実装されるApple Watchで得られるものより細かいです。

いまベストのスマートウォッチ

もう一度言います。これこそ、私が使ってみた中では最高の非Apple製スマートウォッチです。

バッテリーの持ちが長く、さらに高度な睡眠トラッキング、正確な指標、クラシカルなデザイン、回転するベゼルとこれから実装 のECG機能と、iOSユーザーさえもGalaxy Watch 3を検討したくなるかもしれません(上記に書いた通り、テキストメッセージにウォッチから返信できないなどiOSだと機能が限定されています)。

価格面で言うと、似たり寄ったりです。Galaxy Watch 3は41mmが400ドルで45mmが430ドルからで、400ドルのApple Watch GPSモデルと同じ。セルラーモデルは450ドルと480ドルでApple WatchのLTEモデルより少しお手頃(キャリアの利用料はありますが)。私がベストだと思うWear OSウォッチはSuunto 7ですが、500ドルとさらに高くてセルラーモデルはありません。Fossilのもっと安価なWear OSウォッチはスタイリッシュではありますが、機能面では競い合えません。

非Samsung製AndroidユーザーがGalaxy Watch 3 よりWear OSウォッチを欲しがる唯一の理由はNFC決済とGoogle Assistantかも。でも、その2点がスマートウォッチにおける優先事項でなければ、Galaxy Watch 3が現時点で買えるベストなAndroid系スマートウォッチでしょう。

まとめ

  • 最高のAndroid系スマートウォッチ。以上
  • ECG機能はFDAに承認されたばかりで、ウォッチには高度なランニング指標、VO2 Max、血中酸素濃度(機能)も追加
  • 初代Galaxy Watchよりも小さくて軽くて薄い
  • 回転式ベゼルは健在。称えよ!
  • 主な注意点はAndroidでも機能の大部分は使えるものの、フルに使えるのはSamsungのスマホだという点。iOSだと使える機能はさらに減ります。

Source: Samsung, reddit,

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2020-08-27 03:00:00Z
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