[ロンドン 1日 ロイター] - 英国の競争・市場庁(CMA)は1日、米マイクロソフトによるゲーム大手、アクティビジョン・ブリザード買収計画について、ゲーム機、定額制サービス、クラウドゲーム市場の競争を阻害する恐れがあるとし、さらなる調査が必要との見解を示した。
マイクロソフトは今年1月に「コール・オブ・デューティー」など人気タイトルを持つアクティビジョンを687億ドルで買収すると発表した。ゲーム業界の買収としては過去最大となる。
CMAは同社が合併後にアクティビジョンの人気ゲームを独占し、業界に損害を与える可能性があると懸念を示した。
マイクロソフトは1日のブログへの投稿で、アクティビジョンの主要ゲームを自社の定額制サービス「ゲームパス」で販売し、さらにクラウドゲームストリーミング技術を通じて他のゲーム機やモバイル機器でも利用できるようにする方針を示した。
アナリストはマイクロソフトが約束しているように競合他社がゲームにアクセスできれば、この取引は反競争的ではないと指摘する。
アトランティック・エクイティーズのアナリスト、クナール・マルデ氏は、マイクロソフトはより保証に重点を置き、独占権に関する具体的内容を文書で示す必要があると述べた。
両社は8日までにCMAの懸念に対処する提案を提出する必要がある。
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2022-09-01 23:20:00Z
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