宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、欧州宇宙機関(ESA)と共同開発した地球観測衛星「アースケア」が、日本上空にある梅雨前線の雲内部の動きを捉えた観測画像を初めて公開した。
アースケアは5月29日、米カリフォルニア州の発射場から米スペースXのロケットで打ち上げられた。衛星には、雲や大気中を漂う微粒子の分布や構造を観測できる四つの機器を搭載。そのうちの一つはJAXAと情報通信研究機構が開発した世界初のレーダーで、雲をつくる粒子の上下方向の速度を計測できる。
公開したのは、日本上空約13キロ・メートルまで成長した梅雨前線の雲を捉えた画像。雲内部をレーダーで観測した結果、高度約5キロ・メートル以下は粒子が下方に大きく動いていた。水滴が速い速度で落下していることを示し、雲の粒が成長して雨が降るまでのメカニズムに解明につながるという。
従来は航空機などに搭載したレーダーなどで雲の動きを観測していたが、アースケアで地球全体を均一に観測することで、雲の高さや重なり方、雲の種類などを世界規模で計測できる。気候変動の予測精度の向上などに役立てられるという。
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2024-06-27 08:48:00Z
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