PCゲーマーにとって待望となるPC版「レッド・デッド・リデンプション2(以下、「RDR2」)」がついに発売となった。本作ならではの高画質の楽しさ、物語の奥深さはレビューで掲載しているのでこちらを参照にして欲しい。本稿では「レッド・デッド・オンライン(「RDO」)」の魅力を語っていこうと思う。
PC版「RDO」は、先行してサービスされているPS4/Xbox One版と全く同じ、最新のコンテンツを遊ぶことができる。「RDO」は「RDR2」での地域だけでなく、前作である「レッド・デッド・リデンプション」のフィールドも探索できるようになっている。この広大な地域をフレンドと共に闊歩し、様々な冒険や、他のプレーヤーと交流を行なうのが「RDO」の楽しさだ。
「RDO」は進化を続けている。9月には「賞金稼ぎ」、「商人」、「収集家」という3つの要素が導入され、よりフィールドの探索やパーティでのプレイ活動が楽しくなった。仲間達との楽しい交流は「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔るでたっぷり語っている。こちらもぜひ参考にしていただき、本稿では最新要素を紹介していきたい。
【GARRETT: レッド・デッド・オンライン】
西部での自分の“分身”を作って、荒野へと旅立とう!
「RDO」ではプレーヤーそれぞれが自分だけのキャラクターを持つことができる。PC版「Grand Theft Auto V」もコンソール版の後に発売され、その際コンソール版のキャラクターをコンバートすることが可能だったが、「RDO」では必ず1ランクのキャラクターを作る仕様となった。
本作は海外のシングルプレーヤーRPG以上にキャラクターの顔を細かく設定できる。もちろん男性だけでなく、女性も作成できる。こだわりまくった美人もいいが、ランダムで作られたキャラクターの顔も味がある。太ったおっさんや、険しい目つきの老婆なども作ることができる。ぶっちゃけてしまえば「自分の分身」として極端なキャラクターを選ぶ人は少ない。筆者もPS4版の特徴を受け継ぐ女性キャラクターを作ってみた。
やはり、「RDO」のオープニングはイイ。理由も定かでなく刑務所に収監された主人公(プレーヤーキャラクター)が、謎の女性富豪・ジェシカと彼女に付き従う男達に助け出され、彼女の“復讐”を手伝うこととなる。自由の身になった主人公は様々なキャラクターや他のプレーヤー達に出会い、大西部を闊歩していくこととなるのだ。
筆者は現在も積極的にPS4版「RDO」をプレイしている。この世界はもう隅々まで知っている。最初にプレイしたとき出発点もわからなかったが、今は自分がどこにいて、その地域の特性や、ギャングが出現する場所、動物の生息地域などもわかっている。そのおかげで以前よりだいぶ楽に進めることができた。
それでも初期キャラクターは弱い。最初に持っている「カービンリピーター」は威力に欠けるし、拳銃も片手打ちしかできない。筆者はPS4版では「ポンプ式ショットガン」を相棒にしていたので、これも早く欲しい。馬もすぐスタミナ切れしてしまう。「はじめたばかりのキャラクターはやっぱり弱いな」と久しぶりに痛感した。
これらは地道にランクアップして解除していくしかない。新たに導入された3つの新職業も最初から加入できるが、実はこれらの職業を進めるのは高い戦闘力と豊富な資金が必要となる。ただ、3つのうち「収集家」だけは職業に就くのと、穴掘り用のシャベル以外はお金がかからず、フィールドで様々なアイテムを収集できるのでオススメだ。こちらは後でもう一度解説したい。
現在の「RDO」には本当に多彩なコンテンツがある。ストーリーコンテンツだけでなく、各街などには依頼をしてくるNPCがいるし、突然襲いかかってくる盗賊や、声を掛けてきたり助けを求めてくる「見知らぬ人」もいる。歩いているだけで様々なイベントが発生する。本作が「RDO」初体験という人は、まず世界を巡ってみることをオススメしたい。
そしてストーリーミッションや、NPCミッション、対戦やレースなどで成長し基本的な武器が揃ったら「賞金稼ぎ」に挑戦し、財力が貯まったら「商人」になると良いだろう。友達を作りながら対戦にのめり込んでもいいし、ファッションにこだわってもいい。様々な遊び方が可能なのだ。
やり応えのある新職業、演出が楽しい賞金稼ぎ、最新コンテンツが待っている!
9月に導入されたのが、「賞金稼ぎ」、「商人」、「収集家」という3つの職業が導入された。キャラクターランクとは別に、3つの職業ランクを上げることができ、これにより様々な能力やアイテムが獲得できるようになるのだ。
PS4/Xbox One版プレーヤーにとって、新職業は新しい目標となった。賞金首を狙い、商取引に精を出し、収集アイテムを求めて世界を巡る。他のコンテンツ同様仲間がいればさらに楽しくなる。……ただ、コアなプレーヤー達は1カ月足らずでランクを上げきってしまっている。筆者自身も商人と収集家のランクは上限の20に達してしまった。
賞金稼ぎは各街や駅にある賞金稼ぎの掲示板に提示されるターゲットを捕まえることでランクを上げていく。待ち伏せや奇襲、逃げに徹する敵や、集合場所に行く前に捕まえることで有利になるなど、ミッションも凝っている。複数のプレーヤーの参加が前提となっている難易度でターゲットが複数いたりする。
特に週に1回更新される「伝説の賞金首」はムービー付きでギミックも凝っている。今回登場したエッターは4人の女性ターゲットのうち1人で、これを見極めなければ逃げられてしまう。連続挑戦をすることで難易度と報酬が跳ね上がるやり応えのあるコンテンツだ。
商人はキャンプの管理人「クリップス」と始める事業で、プレーヤーが皮やツノなど動物から採れる素材を供給し、クリップスが加工することで販売が可能となるビジネスだ。「GTAオンライン」での取引要素をもりこんだものである。商人ランクを上げると獲物を収集できる馬車が買えるようになり、この馬車でシカなどをまとめて運べるのは楽しい。
一定数貯めたものを売ることで大量の経験値と報酬がゲットできるが、こまめに素材の補給や生産を円滑にする補給ミッションを受けなければいけない。こういったミッションは仲間も経験値が得られるためオススメである。物資運搬中に馬車が破棄されるとピストン輸送で物資を送らねばならなくなる。仲間と一緒に取り組みたいところだ。
そして低ランクでもオススメなのが収集家だ。不思議なジプシー、マダム・ナザルから依頼されるものを集めていく。色々な場所にあるタロットカード、珍しい植物、特別な工芸品、貴重なコインなど収集物は多岐にわたる。これらは近くに行くと振動付きコントローラの場合ブルリと震えて教えてくれる。
「RDO」のマップには廃屋や洞窟など様々なロケーションがあり、遊び慣れているプレーヤーすら知らない場所もある。ストーリーモードである「RDR2」では細かくイベントがあるのだが、「RDO」はあまりイベントはなかった。今回の収集家で様々なアイテムが配備され、世界を巡るのが一層楽しくなった。「RDO」をプレイするユーザーはまず収集家になることをオススメしたい。
こういった新要素が追加された「RDO」だが、やはりプレーヤーで楽しむのが一番面白い。連載で体験したプレーヤーが協力して可能になる「バンジージャンプ」や、船に乗り込んでの大航海など、仲間との遊びの楽しさは、ゲームコンテンツの面白さとは一味もふた味も違う。ぜひ様々な遊びで「RDO」を満喫して欲しい。
仲間がいればこういったゲームシステムを活用した遊びもできる。提案し仲間とバカをやってみる。これこそがオンラインゲームの最大の楽しさだろう。
【「RDO」でバンジー! 試行錯誤の軌跡】
【「レッド・デッド・オンライン」蒸気船団大集結! 西の果てまでヨーソロー!】
https://game.watch.impress.co.jp/docs/kikaku/1217446.html
2019-11-08 15:00:00Z
52782017534055
Tidak ada komentar:
Posting Komentar