ゴマ粒みたいなのが通り過ぎます。
前回は2016年に起こったばかりですが、きょう11月11日(月)にまた水星が太陽を通過すると、次に起こるのは2032年になってしまいます。
太陽系の天体で一番小さい水星の離心軌道は、地球から見て太陽の前をあまり横切ることはありません。ですが今年は北米東部標準時7:36 AMから5.5時間(日本時間で21:26から)で横切る動きの一部が見られるようになります。
どうやって見るの?
太陽に向かって立って直接目を凝らすのはお勧めできず、ましてや双眼鏡や望遠鏡で太陽を見るのはもっとお勧めできません。太陽フィルター付きの望遠鏡を使用するのが最善策です。水星は太陽の前を通過する小さな黒い点のように見え、太陽自体は点の194倍の大きさに見えるでしょう。
もしそうした道具がなければ、地元の天文クラブが観測を公開するかどうかを確認してください。バーチャル・テレスコープ・プロジェクトのウェブサイトに行けば、ライヴ配信の閲覧が可能になります。
地球と太陽の間を通過するのはふたつの惑星だけ
この天体ショーは、我々が住む地球と太陽との間に水星が移動するときに起こります。つまり、地球からだと金星と水星ふたつの惑星のみ通過できるということ。そしてこの通過を目できるかどうかは、すべてタイミングの問題です。金星と一緒に通過するのは、121.5年または105.5年の間隔で行なわれ、それぞれは8年の間隔で通過します。
ちなみに次の金星の通過は2117年に予定されています。水星は太陽の周りを回る軌道が小さいため、水星の通過頻度は金星よりはるかに高いのです。
さまざまな測定に使われる
水星の通過は、科学者にとって長い間有用なツールでした。天文学者は17世紀に、視差を使って地球と太陽の間の距離を測定するため、水星の通過を観測しました。アメリカ国立電波天文台の天文学者、ブライアン・コバーレイン氏がフォーブスに寄稿したように、地球上でふたつの異なる場所から移動を観測するわけです。
とある研究チームは、この通過を使って月の潮汐力が地球に及ぼす影響を間接的に計算したことがあります。さらに最近では、また別の科学者チームは通過を利用して、地球に届く太陽光の量が減少するかどうかを調べたことも…(でも結果は減少せず)。こうした研究は、遠い星の周りにある太陽系外惑星を発見するために、同様の惑星通過技法を利用したいと考えている天文学者にとって貴重な知識となります。
日本でこの水星通過を見るのは難しいかもしれませんが、生配信などで見られたら良いですね。
Source: The Virtual Telescope Project, YouTube, Forbes, OXFORD ACADEIC, ads
https://www.gizmodo.jp/2019/11/mercury-transit-sun-dont-miss-it.html
2019-11-11 07:00:00Z
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