Senin, 20 April 2020

iPad Pro(2020)レビュー:私が求めていたラップトップに近づいている - ギズモード・ジャパン

Magic Keyboard早く届いて感。

iPad Proの最新モデルが発表されて1ヶ月。2018年11月に登場した「まったく新しいデザインのiPad Pro」は、あれからどのような進化を遂げたのでしょうか。米GizmodoのCaitlin McGarry記者がiPad Pro(2020モデル)を使って感じたことをレビューしてくれました。


私は旅行に行く時、iPadとMacBook Pro (13インチモデル)の両方を持っていきます。iPadは読書や映画鑑賞用、MacBook Proは仕事用です。iPadだけで仕事を済ませる人もたくさんいますが、私はiPadだけで仕事をこなすには多くの問題を乗り越える必要があるとずっと感じてきました。ディスプレイサイズが大きめのiPad Proシリーズを使った場合は、特に可能かもしれませんが、私は今までそういった考えに否定的でした。

そう、この新しいiPad Proを使うまでは…。

新しいiPad Proは動作も早く、バッテリーも長持ちです。さらに、大きな変更点としてトラックパッドやマウスにも対応しました。この機能は、最新のiPad Proに限らずiPadOS 13.4に対応する数多くのiPadで実際に試すことができます。

すでにiPad Proシリーズを持っている場合は、この新しいiPad Proに買い替える必要はなさそうです。iPadでトラックパッドやマウスを使いたい方は、iPadOS 13.4へのアップデートをお忘れなく。これ、本当に画期的ですよ。

iPad Pro(2020)

Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

これは何?:Appleのもっともパワフルで、もっとも高価なタブレット。

値段:11インチモデルは800ドル(税込9万3,280円〜、以下国内価格はすべて税込)。12.9インチモデルは1000ドル(11万5,280円〜)。

好きなところ:美しいLiquid Retinaディスプレイ、トラックパッドやマウス対応、パワフルな処理能力、長持ちするバッテリー。

好きじゃないところ:本体の値段が高い。仕事によってはSmart Keyboard Folioのようなアクセサリが必要。

モデルによっては、MacBook Proより高い

新しいiPad Proをメインマシンとして使い始めて1週間以上が経ちました。今回のテストでは、12.9インチのディスプレイ、1TBのストレージ、Wi-Fi +CellularモデルのiPad Proを使用しています。ちなみにこの場合の本体価格は1,650ドル(19万4,480円)です。

各アクセサリの値段については、12.9インチ用のSmart Keyboard Folioが200ドル(2万2,880円)。Apple Pencil(第2世代)が130ドル(1万5,950円)。Magic Trackpad 2(スペースグレイ)が150ドル(1万6,280円)です。

トラックパッドを内蔵したMagic Keyboard(350ドル[4万1,5800円])があれば、これらのアクセサリは必要ないかもしれませんが、Magic Keyboardが手元に届くにはまだもう少し時間がかかりそうです(編注:原文執筆時点では未発売でした)。

先ほどのiPad Pro本体と、(Magic Keyboardを除く)全てのアクセサリの合計は、2130ドル(24万9,590万)にもなります。ちなみに、私が今使っているMacBook Pro(13インチモデル)は1300ドル(15万3,780円)で購入し、AppleCare +の料金は270ドル(2万8,380円)でした。

私にとっては「ほぼ完璧なメインコンピュータ」に

人によってiPad Proを常に仕事用のデバイスとして使う方もいます。こちらのエッセイでは、「iPadが最も生産性の高いデバイスである理由」について書かれています(ちなみに私は新しいiPad Proを使ってこのレビュー記事を書いています。むしろこれで書いてなければおかしな話ですが)。

「iPadのようなタブレットは、Macのようなコンピューターに取って代わる存在にはならない。」と嘲笑う人もいますが、iPadは職種次第では「メインコンピューター」として使うことができます。少なくとも私にとってiPadのトラックパッドやマウス対応は、iPadをほぼ完璧なデバイスへと変化させました。

私がiPadを使って感じた問題は2つあります。1つは、私が毎日使っているSmart Keyboard Folioにイライラしてしまうこと。そしてもう1つは、未だにMacOSとiPadOSの間に存在するアプリ問題です。

故にMagic Keyboardは希望の光

Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US
iPad Pro背面にあるSmart ConnectorはSmart Keyboardを接続する時に使います。とても良いケースなんですが、キーボードに関しては最悪です。

Appleが新しいiPad Proを発表した時、私はワクワクしていました。新しいiPad Pro本体の印象も良かったのですが、同時に発表されたMagic Keyboardの登場には思わずガッツポーズしました。私にとってMagic Keyboardは、iPad Proを仕事用のデバイスとして使うことができる完璧なアクセサリに見えたんです。Magic Keyboardは最終的に発売日が早まりましたが、少なくとも来週までは手元に届きません。なのでこのレビュー記事も最悪なSmart Keyboard Folioで書いています。

Smart Keyboard Folioのファブリックカバーは初代からほぼ変わっていません。iPadのディスプレイを守り、本体を支え、まるで本物のキーボードかのように機能しますが、決して十分な出来とは言えません。2週間毎日使った後でも文字を打ったときの感触がまるでスポンジのようで未だに違和感があります。

トラックパッドに関しては、Magic Keyboardには内蔵されていますが、Smart Keyboard Folioには内蔵されていません。私は作業する時iPadの横にMagic Trackpadを置いて使っていましたが、作業場所を変えたり、取材に行くことを考えたりすると、毎回アクセサリを持ち歩く必要がないトラックパッド内蔵のキーボードを選びます。私の中でMagic Keyboardは、iPadに対する悩みを解決してくれる存在でもあるのです。

Mac版アプリで使える機能の一部が、iPad版のアプリでは使えないことも

さっそく新しいiPad Proを使って普段の仕事に取り組んでみましたが、トラックパッドのおかげもあって特に問題は起こりませんでした。ほとんどの作業はGoogle ドキュメントやGmailなどのアプリで完了し、他の作業もChromeアプリでなんとかなりました。私はよくSlackやTwitterをSlide Overで表示させ、通知があった時にはスワイプでアプリを切り替えたりもしてました。

ここまでは順調だったのですが、この後、同じアプリでもMacでは使える機能が、iPadでは使うことができないアプリをいくつか見つけました。写真編集ソフト「Pixelmator」は私が何年もMacで使っているアプリなんですが、iPad向けのアプリではMacと同じような直感的な操作ができなかったのです。

Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US
ほとんどの作業がiPad Proだけで済みましたが、同じアプリでもiPad版とMac版では使える機能に差がありました。

米Gizmodo編集部では、「Airtable」というアプリを使って予定を立てたり編集作業のやり取りなどを行なっています。こちらもMacで使うには問題ないのに対してiPadではスムーズに進まないことが何度もありました。 Appleの目標は、「すべてのアプリがすべてのプラットフォームでシームレスに動作すること」ですが、まだそこまでは辿り着いていません。

トラックパッド対応はやっぱ神

iPadのトラックパッドやマウス対応は、iPadのユーザビリティをも大きく変えました

私は編集者として、テキストにカーソルを合わせたり、長い文章を選択する時、自分の指でタッチして操作する方法があまり理想的とは言えませんでした。iPadと一緒にトラックパッドを使う感覚は、普段Macでトラックパッドやマウスを使う時と同じくらい気になりません。正直な話、iPadに表示されるカーソルを丸ではなく、パソコンと同じ矢印に変えることができたら嬉しいんですけどね…。

今では毎日のようにiPadと一緒にトラックパッドを使っているので、Magic Keyboadの発売がさらに待ち遠しくなりました。

Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US
iPad OS13.4で対応したトラックパッドのおかげで、私の人生はより快適になりました。

新しいiPad Proにあって、他のiPadにないもの

新しいiPad Proには、他のiPadにはないものが3つあります。「LiDARスキャナ」「デュアルレンズ」(10MPの超広角と12MPの広角カメラ)、「A12Z Bionicチップ」の搭載です。

カメラに関しては、私は今までiPadで写真を撮った記憶がないので、あまり実用的に感じませんでした。ですが、LiDARスキャナについてはこれから対応アプリが増えていくことで、Appleが近年力を入れているAR機能(拡張現実)も充実していくことでしょう(試しに新しいiPad ProでApple純正の「計測」アプリを使ってみましたが、今まで以上に素早く、正確に物や人との距離を測ることができました)。A12X Bionicチップの処理能力に関しては、4Kで撮影された映像編集などの場面で大きな力を発揮し、クリエイターなどのプロから評価されることでしょう。

Apple公式によるiPadのバッテリー駆動時間は最大10時間ですが、米Gizmodo編集部でテストを行なった際には、約12時間のバッテリー駆動を確認しました。私はこの新しいiPad Proを使って仕事作業、ビデオ通話、ドラマのストリーミング再生、オーディオ再生などを行ない、バッテリーを使い切るまで約16時間ほどかかりました。

Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US
iPadに表示されるカーソルを丸から矢印へ変更することはできませんが、タッチでの操作にも慣れてきました。

自宅待機の影響もありますが、Zoomでのビデオ会議や友人とのFaceTimeなどの時間も含めると、私は4分の3の時間をiPadで使用していることになります。今ではMacBookを引っ張り出すのは「Airtable」を使う時か写真編集をする時だけで、よく間違えてディスプレイをタップしたりスワイプしたりしてしまいます。

個人的には写真編集ワークフローの問題が解決され、Magic Keyboardと組み合わせることで、iPad Proはほぼ完璧なデバイスになると予想しています。そうなることで、iPadでの作業も捗り、趣味にも時間を回すことができると思います(Netflixを見たり、電子書籍を読んだり、FaceTimeで家族や友人との会話を楽しんだり、『どうぶつの森』のヒントを探したり)などなど。

新しいiPad Proは、一部の人には十分に感じられ、一部の人には物足りなさを感じさせるモデルです。私はこの新しいiPad Proが大好きですが、「MacBookより高いお金を払うほど好き?」って聞かれたら正直分かりません...。

まとめ

・長持ちするバッテリー。

・デュアルレンズとLiDARスキャナー搭載のおかげでAR機能がやっとPro仕様になった。

・Magic Keyboardがまだ手に入らないのが残念。

・トラックパッド対応のおかげで、iPadがより機能的な作業マシンとなった。

・iPad Pro本体とアクセサリの値段が非常に高い。

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2020-04-20 11:00:00Z
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