これからのノートPCのあり方が見えてきた。
本日(5月26日)13:00から、Lenovoのオンライン新製品発表会が開催されました。そこで発表されたノートPCの新モデルは、なんと16機種! いやいや、いくらなんでも多すぎじゃないかと思ったんですが、発表会を見たらその理由がわかりました。非常に興味深い話が盛りだくさんだったので、まずはその辺りからお話させてください。
働き方に合わせた3つのカテゴリ
まずLenovoは、ノートPCを「モバイルワーカー」「ハイブリッドテレワーカー」「インターナルワーカー」の3つのカテゴリに分類。「モバイルワーカー」は移動中などにもガシガシPCで作業する人向け、「ハイブリッドテレワーカー」はオフィスと家、時々カフェで作業をするという人向け、そして「インターナルワーカー」は主に自宅で作業をする在宅テレワーカー向けという感じです。
そう、テレワークが完全に主流になる、というのがLenovoの判断。その上で「テレワーク」をより細分化し、それぞれに対応する製品を出してきているんです。「ノートPCもこれからの新しい働き方に合わせて選ぼうよ」ということですね。
ノートPCに求めるもの、変わってません?
これまではノートPCは「軽くて薄くてスタイリッシュ!」というのがメインストリームでした。でも、在宅ワークが主流になりつつある現在、PCに求められることが変わってきたように感じます。
たとえば僕は、外出することが減ったため薄形軽量のノートPCである必要を感じなくなってきました。移動するとしても家の中だけなので、少々重くても画面が大きくて快適な動作をするCPUとメモリを積んだノートPCのほうがいいんじゃないかな、なんて思います。次にノートPCを買い換えるならそういう方向性のものを選びそうな気がしています。
これまでもノートPCはそれなりにカテゴライズされていましたが、今回のように「働き方」という明確な指標でカテゴリーが設定されたのは、非常に興味深いなと思いました。緊急事態宣言が発出されたのが4月7日。そのときに現在のように働き方が変わることを予見し、このようなカテゴリを作ったと考えると、Lenovoさんさすがです。
新しい3つのカテゴリを象徴する「フラッグシップ」たち
では、本日発表されたノートPCの新モデルから、「モバイルワーカー」「ハイブリッドワーカー」「インターナルワーカー」の各カテゴリを象徴すると思われる機種をご紹介していきます。
モバイルワーカー向け
ThinkPad X1 Carbon Gen 8
CPU:Intel Core i5 or i7(第10世代)
メモリ:最大16GB
SSD:最大2TB
ディスプレイ:14.0インチ(3,840×2,160ピクセル、2,560×1,440ピクセル、1,920×1,080ピクセルが選択可能)
バッテリー駆動時間:最大約19.8時間
サイズ:323×217×14.95mm
重量:約1.09kg
販売価格:23万3000円(税別)〜
その名の通り筐体にカーボンが使われている、ThinkPadシリーズの14インチ薄形軽量フラッグシップノートPCです。薄くて軽くてパワフルという、モバイルPCのお手本のような製品。いつでもどこでも全力で作業をしたいという真のモバイルワーカーに。
ThinkPad X13 Gen 1
CPU:Intel Core i5 or i7(第10世代) or AMD Ryzen Pro
メモリ:最大32GB
SSD:最大2TB
ディスプレイ:13.3インチ(1,920×1,080ピクセルまたは1,366×768ピクセルが選択可能)
バッテリー駆動時間:最大約16時間
サイズ:311.9×217×16.5mm(素材により異なる)
重量:約1.18kg〜
販売価格:16万2000円(税別)〜
13.3インチの狭額縁ディスプレイを搭載したパワフルなモバイルPC。CPUは第10世代のIntel Core i5 or i7シリーズのほか、AMD Ryzen Proシリーズの選択が可能。よりアクティブに持ち歩きたいというモバイル派に向いています。
ハイブリッドテレワーカー向け
ThinkPad X1 Yoga Gen 5
CPU:Intel Core i5 or i7(第10世代)
メモリ:最大16GB
SSD:最大2TB
ディスプレイ:14.0インチ(3,840×2,160ピクセル、2,560×1,440ピクセル、1,920×1,080ピクセルが選択可能)
バッテリー駆動時間:最大約19.3時間
サイズ:323×218×15.5mm
重量:約1.36kg
販売価格:26万5000円(税別)〜
14インチの回転型ディスプレイを搭載した2 in 1ノートPCです。基本的な性能は「ThinkPad X1 Carbon Gen 8」とほぼ同じ。液晶が回転できる点、そしてアクティブペン「ThinkPad Pen Pro」が同梱されているので、タブレットのように軽快に使えます。タブレット化できるのは、同僚に資料を見せたりすることがあるオフィスで強いので、これをハイブリッドテレワーカー向けにくくるのはなるほど、と。
ThinkPad L14 Gen 1
CPU:Intel Core i3 or i5 or i7(第10世代)or AMD Ryzen Pro
メモリ:最大32GB
SSD:最大1TB
ディスプレイ:14.0インチ(1,920×1,080ピクセル、1,366×768ピクセルが選択可能)
バッテリー駆動時間:最大約15.9時間
サイズ:329×227×17.9mm
重量:約1.57kg
販売価格:11万9000円(税別)〜
こちらはビジネスユースのメインストリームノートPC。ビジネスユースらしく豊富な端子類を備えつつも本体を前モデル(L490)よりも薄形軽量化。オフィスや自宅での据え置きをメインとしつつ持ち運びもしやすくなっています。価格も魅力的です。
インターナルワーカー向け
ThinkPad T15 Gen 1
CPU:Intel Core i5 or i7(第10世代)
メモリ:最大48GB
SSD:最大2TB
ディスプレイ:14.0インチ(3,840×2,160ピクセル、1,920×1,080ピクセル、1,366×769ピクセルが選択可能)
バッテリー駆動時間:最大約14.9時間
サイズ:365.8×248×19.95mm
重量:約1.82kg
販売価格:19万1000円(税別)〜
自宅での据え置き用途がメインのモデルです。メモリを最大48GBまで搭載可能なので、動画編集や高精細な画像編集、グラフィック作成などのヘビーな使い方にも対応します。在宅ワークメインならば持ち運ぶ機会が少ないので、これくらいのサイズでもいいかも。
ここで紹介した製品以外にも、さまざまなモデルが発売されます。リモートワークの経験値ができた人も多いはず、それを踏まえつつ「これからの自分の働き方にフィットするノートPCはどれなんだろう?」と考えながら眺めると、新しい出会いがあるかもしれません。
「在宅ワークをサポートする機能」は共通の特徴
今回発表された製品の共通の特徴としては、最新のワイヤレス通信規格・Wi-Fi 6に対応していることが挙げられます。
また、オンライン会議の通話のための「受信」「終了」がワンタッチで行なえるファンクションキーを搭載。
さらに、360°集音マイクや高品質スピーカーを搭載するなど、在宅ワークに必要な機能がしっかり搭載されています。USB-Cによる外付けディスプレイとの接続もサポートしており、まさにこれからの時代のノートPCといったところ。
また、Eシリーズを除くラインナップでLTEモデルを選択可能。外出先でもインターネット接続を快適に行ないたいという場合は、LTEモデルを選んでもいいでしょう。
周辺機器も揃えておくと在宅ワークが快適になる
ノートPCだけではなく、すでにこちらで記事にしている「ThinkPad トラックポイント キーボード II」のほか、タッチ操作対応の14インチ外付けディスプレイ「ThinkVision M14t」(参考出品)、各種ヘッドセットなど、在宅ワークに便利な周辺機器も発表されました。
企業によっては、これからも在宅ワークをメインにするところがあると思います。そんな在宅ワーク時代を支えてくれる周辺機器も揃えておくと、快適に仕事ができるのではないでしょうか。
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2020-05-26 13:00:00Z
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