VRが一気に未来になりそう。
ここ2年ほどの特許申請を数件見ていてうっすら感じてはいましたが、ソニーが高性能センサーで指の動きを追跡する次世代VRモーションコントローラを開発中です。
このコントローラがPlayStation Moveの後継になるのか、今後出るであろうPlayStation VR 2のキットに搭載されるのか、それともまったく新しいものができるのか、詳しいことはまだわかりません。でも、ソニーの研究者が動画を公開してくれているので、そのプロトタイプをしっかりチェックすることはできます!
近接センサーで手の位置を取得しVRで再現
VR関連メディアUploadVRが今週はじめに出した記事によると、PlayStation開発部門であるソニーインタラクティブエンタテインメントの有松和之氏と森英樹氏は共同で、「近接センサー搭載のコントローラで指の動きを推測するための機械学習テクニックの評価(Evaluation of Machine Learning Techniques for Hand Pose Estimation on Handheld Device with Proximity Sensor)」という研究論文を発表しました。
なにやら複雑なタイトルですが、「コントローラのプロトタイプに搭載された静電容量近接センサーがプレーヤーの手の位置を決定し、それをリアルタイムでVRに再現する」という内容です。 光学追跡システムを使った研究では、手の大きさの違う12名に協力してもらい、あらゆる手の動きを記録して機械学習のトレーニングデータセットを開発しました。
論文とともに公開されたデモ動画を見ると、よくわかります。研究者がプロトタイプのコントローラを手の甲に巻きつけてブロックを積んでいくと、VR上でもその動きがしっかり映し出されていますね。機能としては、Valveのインデックスコントローラーと近い感じです(むしろ、そのミニ版っぽい)。
研究チームはこのテクノロジーがVR空間での「非言語コミュニケーション」にも活用できると胸を張りますが、オンラインゲームとかだと中指のセンサーばっかり使われちゃうんじゃないかな…。無言でディスられる、的な。考えすぎ?
UploadVRのご好意で、動画も今すぐチェックできますよー。
動画見るとわかるんですけど、やっぱりすべての動きを再現するのはむずかしいみたいですね。特にプレーヤーの指がコントローラ表面から離れちゃうとダメみたい。でも、プレーヤーの手が汗ばんでいたり、指輪や時計などのアクセサリをつけていても、ちゃんと認識してくれるようです。
いずれソニーは、このコントローラを展開していくでしょうが、今すぐというわけではありません。今冬発売予定のPlayStation 5は、既存のPSVR技術と互換性があるとソニーが言っていますし、VRの後継機が出るとまだ正式発表されたわけではありませんから。
今わかっていることは、ソニーが昨年、VRコントローラ用の高精度触覚テクノロジーのライセンスを取得したこと。この技術の特許を持つImmersion Corp.によると、「押す、引く、つかむ、脈動する感覚」をシミュレーションできるそう。また、ソニーは次世代VRヘッドセットも研究中なので、「指の動きを追跡するコントローラ」とペアで売り出されることになるかも。
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2020-05-12 02:00:00Z
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