人気ゲーム「フォートナイト」が、ガイドライン違反でAppleのApp Storeから削除されたことに端を発した、同ゲーム開発のEpic Games対Appleの争いに、Microsoftが介入してきたことが判明しました。
「フォートナイト」削除から裁判へと発展
Appleがアプリ内課金に課している30%の手数料を回避しようとしたEpic Gamesに対し、AppleはゲームをApp Storeから削除するという方法を取りました。
これを不服としたEpicはAppleを提訴しました。対するAppleは、Epicの開発者アカウントの削除を通告。さらに裁判において、EpicがApp Storeでの「特別扱い」を要求していたことを明かし、今回の訴えが「自由の戦い」などというきれいごとではないことを暴露しました。
Microsoftは「Unreal Engine」の重要性を主張
しかしここでEpicの援軍が現れました。米メディア9to5Macによると、Microsoftは現地時間8月23日、Epicの開発者アカウントが削除された場合の影響の大きさを訴える文書を裁判所に提出しました。
Epicが開発したゲームエンジン「Unreal Engine」は、ほかのiOS/Macゲームにも採用されており、開発者アカウントの消失は、同エンジンが使用不可能になることを意味します。
Microsoftは文書において、次のように訴えています。
Unreal EngineがiOSやmacOS向けゲームをサポートできなくなれば、MicrosoftはiOSおよびmacOSプラットフォームを利用する顧客と潜在的顧客をあきらめるか、あるいは新規ゲーム開発に際し別のゲームエンジンを採用しなければならなくなる。
EpicがiOSやmacOS向けのUnreal Engineを開発、支援することをAppleが止めるとなると、ゲームクリエイターやゲーマーに多大な損害を与えるだろう。
開発者アカウント削除を巡る論議に発展
Epicは6つの異なる開発者アカウントを所有しています。同社は裁判所に対し、「フォートナイト」とUnreal Engine開発用のアカウントは別物であることから、最悪でもAppleが削除するのはフォートナイトのアカウントのみにすべきだと主張しています。
一方Appleは、Epicがこれまですべてのアカウントを「ひとつのアカウント」だと主張してきた、と反論しています。
Appleはガイドライン違反が改められない限り、現地時間8月28日付けでEpic Gamesの開発者アカウントを削除するとEpicに警告しています。
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiJGh0dHBzOi8vaXBob25lLW1hbmlhLmpwL25ld3MtMzA4OTM4L9IBAA?oc=5
2020-08-24 22:59:00Z
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