Adobeは、3D制作向けの新たな製品ツール群「Substance 3D Collection」を発表した。「Painter」、「Designer」、「Sampler」、「Stager」の4つツールに加え、プライベートベータ版の「Modeler」、およびアセットライブラリ「Assets」へのアクセスが利用可能となる。マシンラーニングや効率的なワークフロー、高品質なアセットなどにより、初心者からプロまで幅広くサポートする強力なツールセットだとする。
価格は、「Substance 3D Collection個人版」の場合、月額5,480円(以下すべて税別、年間6万980円)。Painter/Designer/Samplerとアセットが使える「Substance 3D Texturing個人版」も用意し、こちらは月額2,180円(年間2万4,380円)。また、12月31日までは発売記念特価として、Substance 3D Collection個人版を月額4,380円などにて提供する。なお、Substance 3D Collectionは、Creative Cloudには含まれない。
ツール群については、これまで同社が提供してきたSubstance製品のPainter、Alchemist、Designerをリブランド/強化して提供するかたち。Painterは、3D版Photoshopのようなツールに相当し、3Dオブジェクトに対してテクスチャやマテリアルを部分的にハンドペイントするといったことが可能。UIやUXの再設計も施している。
Samplerは、スマートフォンで撮影した写真や高解像度のスキャン画像などをもとに、3Dマテリアルを直感的かつ簡単に作製できるツール。Alchemistから製品名が変更となった。
Designerは、Samplerと同様のツールとなるが、より高度なカスタマイズが可能。ノードベースの非破壊編集によるゼロからのテクスチャ、マテリアル、3Dモデルの作成が行なえる。
Stagerは、これまでCreative Cloudで提供してきた「Dimension」が新たにSubstance 3D Collectionに加わったもの。3Dモデルやマテリアル、ライティングなどを組み合わせて3Dレイアウトが行なえるもので、バーチャルフォトの作成やレンダリングに活用できる。なお、Dimensionについては引き続きCreative Cloudで提供するが、新機能の追加などは今後Stagerのみが対象となる。
また、3D Assetsは、ロイヤリティフリーで高品質なアセットが利用できるもの。9,000ものパラメトリックマテリアルに加え、リブランドにあわせて2,200もの高品質な3Dモデルデータを新たに用意。豊富なマテリアルで幅広い業界をカバーできるとする。
現物での写真からバーチャルフォトへ。3D需要は今後も拡大
2020年の同社のグローバル調査によれば、新型コロナウイルス感染症拡大によるクリエイティブビジネスへのインパクトは大きく、求められるスキルが絶えず変化するなど、スキルセットを拡げることの重要性を感じるクリエイターも多かったという。
特にEコマース市場などでは、従来の写真撮影を置き換えるかたちでバーチャルフォトの需要が拡大。物理的な写真撮影では、時間やコストがかかるだけでなく、場所にも縛られる一方で、バーチャルフォトの場合、現物がなくても市場展開が可能なのが強み。
商品ページなどでは複数の画像を使用するが、バーチャルフォトであればカラーバリエーションなども含めて、簡単に多くの商品画像が用意可能。また、ARやVRへの応用もしやすく、購買意欲の向上や返品率の抑制にもつなげられるとしている。同社では、今後さらに幅広い分野で3Dが活用されると見込んでいる。
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2021-06-23 13:00:00Z
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