アマゾンの音声アシスタント「Alexa」に対応したデヴァイス群が増え続けている。新しい球体の「Amazon Echo」からディスプレイが回転する「Amazon Echo Show 10」に至るまで、Alexaを家に招き入れる方法はさまざまだ。
こうしたデヴァイスは質問に答えてくれたり、必需品の注文を手伝ってくれたり、タイマーを設定してくれたり、あらゆるオーディオコンテンツを再生したりできる。しかも、スマートホーム化が進む自宅のコントロールハブとしても機能する。
こうしたなか、あらゆる家庭と予算に適したAmazon Echoシリーズのスマートスピーカーと、Alexaに対応したサードパーティーのスピーカーをまとめた。
万能な1台
Amazon Echo(第4世代)
アマゾンの「Amazon Echo」の第4世代モデルは、スピーカーの形状を円筒形から完全な球体へと変えたことが特徴だ。Alexaとの間に個人的な確執でもあるなら仕方ないが、そうでなければ100ドル(約11,000円)前後のスマートスピーカーとしては恐らく最高の製品だろう。
アマゾンは過去3世代のEchoと比べてデジタル信号処理と音質を大幅に改良しており、音が丸みを帯びて再現性が向上している。新たなEchoにはアマゾンの独自プロセッサー「AZ1 Neural Edge Processor」が搭載されており、従来のEchoよりも音声認識が優れている。
Amazon Echoは、どの部屋に置いてあっても役に立つ。キッチンではレシピを調べたりタイマーとして使ったりできるし、寝室ではニュースや天気予報を聞ける。バスルームでは、シャワーを浴びながら曲に合わせて歌ったりもできる。
コンパクトで音もまずまずで、スマートスピーカーに求められるすべての機能を備えている。音楽の音質を最優先するなら、このあと紹介する「Amazon Echo Studio」と「Sonos One」の項目を見てほしい。音楽を聴くなら、このふたつの製品がAlexa対応スピーカーとしてはおすすめだ。
アマゾン製以外で選ぶなら
ソノス「Sonos One」(第2世代)
ソノスの「Sonos One」は、『WIRED』US版のガジェットチームがお気に入りのスマートスピーカーであり、マルチルームスピーカーだ。自宅用にスピーカーを1台(または2台)買うなら、Sonos Oneは賢い選択といえる。Wi-Fiネットワークでソノスのどのスピーカーとも連携できて、想像しうる限りほぼすべての音楽アプリとオーディオアプリにきちんと対応しているからだ。「Google アシスタント」にも対応しているので、Alexaから乗り換えることもできる(実際に買ってみたらそうするかもしれない)。
寝室に置くなら
Amazon Echo Dot With Clock(第4世代)
個人的にも1年近く前から「Amazon Echo Dot with Clock」の第3世代モデルをベッドサイドテーブルに置いているが、これは史上最高の目覚まし時計と言っていい。正面に向けて表示される時計のおかげで夜中でも簡単に時刻を確認できるし、季節ごとのお気に入りのプレイリストで起こしてくれる。着替えているときに天気を教えてもらってもいい。キッチンに置くならディスプレイにタイマーを表示できるので、非常に便利だ。
アマゾンはEcho Dotを最近になってモデルチェンジしており、第4世代モデルには時計ありと時計なしの2種類がある。見た目は新しいEchoによく似た球体で、この新しい形状のおかげでナイトテーブルに置いても時計が見やすくなり、音もより遠くまで届くようになった。
とはいえ、着替えているときや料理をしている最中にBGM以外の曲を楽しみたければ、もっと大きなスピーカーを買ったほうがいいだろう。
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スマートディスプレイを選ぶなら
Amazon Echo Show 8(第2世代)
「Amazon Echo Show 8」は、第1世代モデルも第2世代モデルもAlexa用ディスプレイとしていちばんのおすすめだが、それには理由がある。以前の5インチと10インチのヴァージョンよりも、このサイズがいいのだ。
5インチは奇妙なスマートフォンのように感じられたし、10インチはあらゆる方向へ向きを変える奇妙なタブレット端末のようだった。その点、Echo Show 8はちょうどいい大きさだ。天気予報の確認やヴィデオ通話には十分な大きさだし、レシピがはっきり表示される。
それでいてコンパクトで、カウンターの上の貴重なスペースをとりすぎない。2021年の新モデルは外観こそ旧モデルとほぼ同じだが、カメラの性能が向上しており、監視カメラやベビーモニターとしても利用できるようになっている。
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音質で選ぶなら
Amazon Echo Studio
アマゾンの「Amazon Echo Studio」は、アマゾンのデヴァイスで最も大きく響き渡るような音を手に入れたい人のためのスピーカーだ。出力は350Wあり、下向きに音を出すサブウーファーを搭載しており、このサイズの大半のスピーカーより豊かな低音を再生できる。
さらに、音を再生しながらユーザーの空間に最適化する機能もある。左右ふたつのミッドレンジスピーカーに加えて上向きのミッドレンジスピーカーも搭載されているので、ドルビーアトモスなどの3Dオーディオコーデックの再生も可能だ。
実際、このスピーカーは一般的なステレオ音源を自動的に“アップミックス”して、さらに空間を満たすようにしてくれる。2台を購入してペアリングすれば、サウンドバーのようなドルビーアトモスも体験できる。だが、個人的にはおそらく一般的なドルビーアトモス対応サウンドバーを使い続けるだろう。
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Alexa対応のサウンドバーで選ぶなら
ヤマハ「YAS-209」
ヤマハ「YAS-209」は、サウンドバーとワイヤレスサブウーファーがセットになった製品で、リヴィングルームのスマートスピーカーとしても機能する。Alexaに対応しているほか、2種類のヴァーチャルサウンドモード、2つのHDMIポートがあり、Wi-Fi、Spotify、Bluetoothに対応していて極めて使いやすい。また、価格のわりにかなり音がいいので、個人的に最も気に入っているサウンドバーだ。
小型のサウンドバーを選ぶなら
ソノス「Sonos Beam」
「Sonos Beam」もコンパクトで使いやすく、素晴らしいAlexa対応サウンドバーである。錠剤のような形をしたこの小型のサウンドバーは、ほかのソノス製スピーカーとシームレスに連携し、Netflixに夢中になっていないときは簡単に音楽を再生できる。
どんなオーディオコンテンツでも素晴らしいサウンドで再生できるので、はるかに大型のサウンドバーにも引けをとらない。ソノス製なので、アマゾンによるAlexaのエコシステムが気に入らなければGoogle アシスタントに乗り換えできる。
低音を効かせたいなら
Amazon Echo Sub
家に小型の「Amazon Echo」シリーズがあるものの低音に満足できないなら、「Amazon Echo Sub」の追加購入を検討してほしい。Echo Subはアマゾン製のどんなスピーカーとも簡単に連携できるワイヤレスサブウーファーで、お気に入りのベースラインを見事に再生できる。とはいえ、その迫力ゆえに階下の住人の迷惑になってしまうかもしれない。
※『WIRED』によるアマゾンの関連記事はこちら。Alexaの関連記事はこちら。
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2021-06-20 21:00:00Z
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