2021年6月18日(金)
太陽系・生命の起源の謎に迫る
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、探査機はやぶさ2が地球に持ち帰った小惑星「リュウグウ」試料の初期観察を終えて、精密な科学分析を行う初期分析チームなどに引き渡しました。
リュウグウの化学的成分を調べたり、鉱物中に含む水や有機物を検出することなどを目指して六つのチームに分かれ、本格分析がスタート。初期分析チームを率いる東京大学の橘省吾教授は「チームはオーケストラのようで全体の分析結果がそろって一つのハーモニーを作り出すことができる。初期分析を完遂して科学目標をクリアしていきたい」と抱負を述べました。
試料を受け取った岡山大学惑星物質研究所の中村栄三特任教授は「これまでの分析から大量の水と有機物、その分子などを確認している」と明かし、「太陽系の成因や生命起源の理解につながる」と期待を述べました。
初期分析は約1年かけて行われます。地球に海や生命の材料であるアミノ酸などをもたらした天体のヒントが得られると期待されています。
リュウグウの石や砂が入った試料は、昨年12月の帰還から約半年間、顕微鏡画像や重量、大きさ、形などの基本的な情報を記録する作業が行われてきました。地球の大気に触れないよう専用の装置を使用し、真空下で約200個を選別しカタログ化しました。
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2021-06-18 00:40:51Z
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