中国の大手スマホメーカーの一つでもあるXiaomiが日本円にして3万円台で購入可能なRedmi(紅米)シリーズのスマートフォンの新モデル「Redmi Note 8 Pro」(紅米Note 8 Pro)を発売しました。
日本円で3万円台からというリーズナブルな価格もさることながら、この価格のスマホにして、ゲーミング機能や6400万画素の高解像度カメラを搭載するという意欲的な1台となっています。
今回、このRedmi Note 8 Proのグローバルモデルを入手しましたので、特徴や機能などをレビューしていこうと思います。
▲Redmi Note 8 Proの外観と同梱品
今回入手したのはRedmin Note 8 Proの6GB RAM/128GB ROMモデル。本体色はフォレストグリーンを選択しました(本当はProでない方のRedmi Note 8にはルビーレッドという筆者垂涎のカラバリがあるのですが、色々とネタにしづらい仕様のため今回は我慢して、あとで買うつもりです)。
大きさは161.35 mm×76.4mm×8.79mmで、本体重量は約199.8g。ディスプレイはCorning社のGorilla Glass 5を採用したノッチつきの6.53インチディスプレイで、解像度は2340ドットx1080ドット(フルHD+)となります。
背面側で特に目を引くのは4眼(クアッドレンズ)カメラと指紋認証センサー。背面の4眼カメラは6400万画素のメインカメラ+800万画素の超広角レンズ+200万画素のマクロ撮影用レンズ+200万画素の被写界深度測定用カメラという構成になっています。
昨今のスマホカメラは画素数を抑えて、センサーを大きくすることで暗所での撮影に強くするというものも増えていますが、「ごちゃごちゃ言わずに複数のカメラとデカい数字でやる」という、わかりやすいアピールも悪くないものです。
▲この超高画素カメラも本機のウリの一つ
SIMカードスロットはnano SIMカード2基のデュアルSIM構成で、片方がmicroSDカードとの排他仕様となります。本体ストレージは128GBあるものの、カメラ機能などで、先ほどの6400万画素カメラをフルに使った写真を撮影すると画像一枚で18〜20MBほどの容量となるので、必要に応じてメモリーカードを併用したほうがいいかもしれません。
▲SIMカード×2にするかSIMカード+メモリーカードにするかはお好みで
同梱品についてはUSB Type-Cケーブルや充電器、TPU素材のクリアケースにマニュアル類、SIMピンなどが入っていますが、ディスプレイ保護シートは入っていませんので、別途用意しておくことをオススメ。
「お手頃ゲーミングスマホ」を実現したMediaTekのHelio G90T
Redmi Note 8 ProにはMedia Tek製のSoC「Helio G90T」が採用されています。Helio G90シリーズはMediaTekがゲーミング向けを謳うSoCであり、筆者がこのスマホに手を出そうと思った理由がこれです。CPU部こそ、ミドルレンジ相当の性能(Cortex-A76 2.05Ghz×2コア+Cortex-A55 2Ghz×6コアの8コア構成)であるものの、搭載GPUが「ARM Mali G76 MC4」(競合他社製のフラグシップ級SoC搭載のGPUにも見劣りしないレベル、ちょっと前の世代のフラグシップ級)という高性能なものとなっています。モバイル端末用のSoCとして考えるとミドル級のCPUにハイエンドクラスのGPUという組み合わせにアンバランスさを感じる人もいるかもしれません。だが、それがいい。
昨今、注目されつつあるゲーミングスマートフォンはその性能などからどうしても高価な端末であるため、値段を理由に購入を諦める人も少なくないかと思います。
しかし、SoCにHelio G90シリーズを搭載したスマホ(タブレット)であれば、今回のRedmi Note 8 Proのように手の出しやすい価格帯のゲーミング対応の端末の拡充が期待できます。
▲Redmi Note 8 Proのベンチマークスコア(左側がAntutuベンチ・右側が3D Mark)。現行のゲーミングモデルにおいてAntutuベンチでは50万点超、3D Markでは6000点超えの世界に突入にしており、CPU自体はミドル級の本機では、さすがにそこまでには食い込めない
お約束のネタとしてアイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)も試してみたところ、高画質設定でもスムーズに遊ぶことができました(さすがに最大15人のキャラクターが同時に踊るGRAND LIVEは設定の見直しが必要になりますが)。
▲GLAND LIVEではフレームレートが低下するものの、通常のライブプレイやMV鑑賞であれば、ほぼ問題なく楽しめます
また、同じくXiaomi系のゲーミングスマホであるBlackShark2譲りのゲーミングモード「Game Turboモード」を搭載しており、ゲームアプリ起動時に対応する機能や設定を編集することもできます。
▲ゲーミングの設定画面。タッチレスポンスの調節や誤操作防止の設定などが可能
高画素だけを売りにしているわけでない上々なカメラ機能
前述の通り、本機は4眼カメラを搭載しており、最近のトレンドでもある超広角にもしています。
▲なんてことない風景も超広角で撮影すると楽しいですよね
特に静物や花、食べ物は非常にキレイに撮れると感じました。飯テロカメラとしても良さそうです。
▲食べ物が美味しそうに撮れるのは大事大事
明るい室内や日中の撮影は手軽でキレイな撮影ができますが、一方ではオート設定で、夜間や暗所での撮影を行うとややノイズが目立ちます。
▲特に超広角モードでの夜間撮影時にノイズが多く出たのは気になります
暗い場所や夜間での撮影を行う場合、夜間撮影モードなどを利用して本体を動かないように固定して撮影することで、ノイズも抑えた撮影も可能なのでシーンに応じた設定を使うと良さそうです。
本機の特徴でもある6400万画素での撮影はカメラアプリで撮影モードを「64M」に合わせることで利用できます。
▲6400万画素撮影した写真とそれを拡大したもの。6400万画素だと、ここまで拡大できる写真が撮れます(当然、寄ると荒くなりますが)
写真については、少ないですが、撮影のサンプルを用意しましたので、見ていたければと思います。
https://japanese.engadget.com/2019/10/23/redmi-note-8-pro-6400/
2019-10-23 07:40:00Z
CAIiEOeK2H7BP2o4ewIlEYkF1PIqGQgEKhAIACoHCAowgb7eCjD7-9UBMI6foAM
Tidak ada komentar:
Posting Komentar