繊細な作業を、ぼーっと見入ってしまう。
人類が機械に仕事を奪われる未来は避けようがないと言われていますが、そこで人類の代わりに働く機械はロボットか、はたまたトランプタワーを組み立てるという目的のためArthur Sacekさんが制作したような、非常に凝っていて驚くほどに有能なレゴ製マシンなのか…。
過去にもルービックキューブをほんの数秒で解けるロボットやプレゼント用の包装紙のカッティングをしてくれる装置などの複雑なレゴ製マシンがありましたが、Arthur Sacekさんの最新作はトランプタワーをつくるというだけであっても、これまでに紹介してきたマシンのトップに入るほど見事です。
このマシンに使われているパーツの多くがレゴ®エデュケーションSPIKE™ プライム(LEGO®ロボティクスの組み立てセットにもあるようなプログラミング可能なハードウェアを展開している)シリーズの製品になります。Sacekさんは5カ月間にわたって数え切れないほどのプロトタイプを設計しては組み立てるなどの作業をおこない、計200時間以上も費やしたとか。物体を扱うよう設計されたレゴ製マシンを組み立てるのはいつだって難しいものですが、トランプのように扱いが難しく、ちゃんと立ってバランスを取るよりも万有引力に従いがちな物の場合は、特に難易度が高くなります。
このトランプタワー組み立てマシンに使用されたパーツは、マシンの脳とコントローラーとしての役割を果たすSPIKE™ プライムのハブが3機、モーターL2機、モーターM8機、カラーセンサー3機、フォースセンサーなど。あまりにも複雑かつ精巧で、必要な部品が分かったとしても自作するのは難しそうです…。
人間がトランプタワーをつくるとなると神経をすり減らしてリラックスどころではありませんが、レゴロボットが組み立ててくれるなら、まったりとタイムラプス動画を楽しめますね。
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2021-03-21 12:00:00Z
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