Minggu, 12 Juli 2020

ヘッドホンの王者・ソニーにソックリで1万円ちょい安い:Razer Opusレビュー - ギズモード・ジャパン

ありだな。

ノイキャンワイヤレスヘッドフォンをレビューするたびに比較としてでてくるのが、王座の地位にあるSony(ソニー)のWH-1000XM3。今回のRazer Opusは見た目が完全にオマージュなので、レビューした米Gizmodo編集部も、いつもよりさらにガンガン比較しています。とにかくソックリなのだ!


ノイキャンヘッドフォン業界で王様の椅子に座るSony。なんとかその位置を狙おうと各社がんばってはいるものの、なかなか揺るぐことはなく。

そんな中、ゲーム用端末でお馴染みのRazerが、ゲーマー向けではなく、より幅広い消費者に向けてだしたのがRazer Opus。SonyのWH-1000XM3へのオマージュ漂う見た目ですが、値段がぜんぜん違います。Sonyから150ドル価格をさげてのアプローチです。(日本ではWH-1000XM3が約3万7000円、Razer Opusが約2万5000円で、価格差は1万2000円ほどです。)

Razer Opus

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Photo: Andrew Liszewski

これは何?:Razerが初めてゲームではなく音楽に焦点を当ててつくったワイヤレスノイキャンヘッドフォン。
価格:200ドル(2万4800円)
好きなところ:つけ心地&音最高、値段のわりにはノイキャンも上々。
残念なところ:音のカスタマイズができず、デフォルトの5設定からしかチョイスできない。

今あるカラバリはミッドナイトブルーのみ(近日ブラックも登場予定)。正直、私には黒にしか見えませんが、それはさておき、この色味をのぞけば、SonyのWH-1000XM3と見分けるのはけっこう難しいレベル。そっくりです。

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左がRazer Opus、右SonyのWH-1000XM3。ロゴと色を除けばそっくり。
Photo: Andrew Liszewski

このデザイン、Sonyのノイキャンフラッグシップヘッドフォンの定番で、軽くてつけ心地もいいんです。あいも変わらず、米Gizmodo編集部のNo1オススメヘッドフォンの座をキープしているので、デザインをパk…真似したくなる気持ちはわかります。

デザイン:ほぼソニー

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左がRazer Opus、右SonyのWH-1000XM3。ロゴと色を除けばそっくり。
Photo: Andrew Liszewski

Sonyのヘッドフォンデザインはほぼ完成形といえるだけに、下手にいじることはせずに忠実に真似しており、イヤカフ部分のフェイクレザーも同じ、ヘッドバンドももちろんそっくり。ここまでそっくりでも、真似だ!といちユーザーとして文句つける気にはならないのは、つまりRazer Opusのつけ心地もいいということだからですね。

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ケースまでそっくり!
Photo: Andrew Liszewski

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中をあけると、ちょっと違う。Razerはヘッドフォン収納位置がエンボス加工されており、Sonyはイラスト。
Photo: Andrew Liszewski

たたんだ姿もサイズ感もそっくり。ケースもそっくり。ただ、Sonyのケースの方がケーブルなどのアクセサリをしまいやすいかな。Razerは、アクセサリ収納用にマイクロファイバーの小袋をつけていますけど、すぐなくしちゃいそうな気が。

また、ヘッドフォン収納位置は、Razerがエンボス加工、Sonyはイラストが施されており、個人的にはRazerのエンボスが好きですね。SonyのWH-1000XM3が350ドルだと考えると、イラストはちょっとチープともとれます。まぁ、好みの問題ですね。

操作:物理ボタンなのがよい

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Sonyのタッチコントロールに代わって、Razerは音量や再生用ボタンを3つ配置。
Photo: Andrew Liszewski

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充電はUSB-Cケーブルで。Bluetooth接続が使えないときようにLine-inのオーディオ端子もあり。
Photo: Andrew Liszewski

そっくりデザインですが、もちろん違うところもあります。

Razerは、ノイキャンのON/OFFをボタン押して切り替え、長押しすると、押している間アンビエントモード(Quick Attentionモード)が発動される仕様。これがけっこう使い勝手がよくて、Sonyのボタンを押してノイキャンON/OFF/アンビエントモードの3つを切り替えるよりいいなと思いました。

Sonyが音量や再停止にタッチコントロールを使う一方、Razerは物理ボタン。正直、ここもRazerのが個人的に好きです。Sonyのタッチコントロールけっこう操作ミスしちゃうんですよね。Razerの右のイヤカフ上に物理ボタン3つ並んでるほうが潔い上に操作もしやすい。しかもこのボタンの並びが、イヤフォンのケーブルについてる小さなリモコンに似ているので、すでに慣れてる感もあります。

音質&ノイキャン:ソニーにはかなわないけど悪くない

操作性の良さと150ドルのプライスダウンで、RazerはSonyに追いついた?追い越した?と言われると、答えはNO。Razer Opusの音はいいです。40ミリのドライバに期待する通りの音。ただ、SonyのWH-1000XM3と比べると、音の広がりやクリアさは負けます。

WH-1000XM3はヘッドフォン業界トップを走っているだけあって、Razer Opusと交互につけて比べると、その差は歴然。きこえます、気づきます、わかります。それでも150ドル安くなるよと言われたら、これくらいの音質の差は気にしないという消費者もたくさんいるとも思います。装着感は、瓜二つデザインから期待する通り、1日中つけていても気にならないです。

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Razer Opusのモバイルアプリ画面。エコライザーの設定5つのみ。
Photo: Andrew Liszewski

Razerにアップデートを期待するとしたらモバイルアプリ。イコライザーの設定がデフォルトにある5つのみ。個人的にはTHXチューンが好きでしたが、これが各ユーザーで好きにカスタマイズできたら、Razer Opusの評価はさらにアップすると思いますけどね。

ノイキャンも悪くはないのですが、Sonyほどではなく。イヤーカップがあるので、ノイキャンイヤフォンとは比べ物になりませんが。それでも、WH-1000XM3までではなく。車が走る音や飛行機のエンジン音など、低周波音は比較的うまくカットできているのですが、人の声などの中~高周波音になるとWH-1000XM3の圧勝。ただ、それは音楽再生していない静けさの中での場合で、音楽かけちゃえばRazer Opusだって周辺音はまったく気になりません。

Razer Opusは、Sony WH-1000XM3の「最高の好敵手」と呼べるかというと、そこまではちょっと…。しかし、150ドル安くなって200ドルでこれなんですと言われると、非常に魅力的なヘッドフォンだと思います。

まとめ

  • ・Sonyのフラッグシップ、ノイキャンワイヤレスヘッドフォンと同等のつけ心地の良さ。それもそのはず、ほぼ瓜二つなデザイン。
  • ・200ドルで、SonyのWH-1000XM3よりも150ドルも安い。
  • ・ノイキャンON状態でもバッテリー持ち25時間。
  • ・内蔵マイクは、通話に最適とは言えないまでも最低限の仕事はできる。
  • ・Sonyのタッチコントロールより、物理ボタンが採用されているのが使い勝手よし。
  • ・「Quick Attention」モード発動でブーストされるアンビエント機能がいい。
  • ・モバイルアプリの機能が少なく、イコライザーの設定が1つしかないのが残念。
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2020-07-12 10:00:00Z
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