今年のフラッグシップiPhone 12(仮)シリーズの発表・発売時期の噂が相次ぎ、Apple Silicon Macのリークも活発化してきた7月下旬。年末には世界景気も回復していると祈りたいところです。
iPhone 12(仮)は9月8日発表?からTSMCが3nmリスク生産開始まで、最新アップルの噂や情報をまとめてお届けします。
今年のiPhone 12に搭載されるSoCのA14(仮)チップが5nmプロセス製造になるとは、ほぼ定説となっています。そんななか、歴代Aシリーズチップ製造を受託してきた台湾TSMCが2021年には3nmプロセスのリスク生産を開始すると正式に発表したとの一報です。
半導体生産における「製造プロセス」は回路線幅を意味しており、一般的に数字が小さくなるほど集積度が高くなって電力対性能も向上、すなわちパフォーマンスおよびエネルギー効率もアップする傾向があります。
そしてTSMCいわく、3nmは5nmよりも前者が10~15%、後者が20~25%向上するとのこと。すなわち2022年iPhone用のA16(仮)に3nm技術が用いられたなら、A14と比較してそれだけの伸びしろが見込める可能性が高いということです。
ここ数年のAシリーズチップは、Android陣営のSnapdragonシリーズよりパフォーマンスが勝るはず。しかし実機のスピードテストではマルチタスクアプリを保持できるメモリ容量の差が響き、敗北した事例もありました。今年のProモデルは前年の4GBから6GBに増量されるとの噂もありましたが、リターンマッチに期待したいところです。
新キーボードが搭載された13インチMacBook Proが発表されてから早2ヶ月。それからハードウェア新製品が噂されながらも一向に発表がないなかで、「夢の中でいくつかの製品が出荷準備できている」とのふんわりしたツイートが発信されました。
ただツイート主は、アップル未発表製品を的中させた数々の実績あるL0vetodream氏のため、様々な憶測が広がっているしだい。同氏がつぶやいた直後にiPhone SE(第2世代)や新型iPad ProがMagic Keyboardとともに発売され、「macOS Big Sur」の名称が明らかになったのは記憶に新しいところです。
なによりも有力視されているのが新型iMac。アップルのインサイダー情報に詳しいSonny Dickson氏がWWDC20で発表されると述べた「iPad Proのデザイン文法を採用した」モデルも、有名アナリストMing-Chi Kuo氏がいうところの「24インチiMac」も未だに姿を現わさず。いずれも年末までにリリースされるはずのApple Silicon Macとは別枠の「最後のインテル版Mac」になるのかも気になるところです。
またアップル純正忘れ物防止タグ「AirTag」は、2019年末にiOS 13ベータ内から手がかりが発見されて以来かれこれ1年半以上が経過しました。上記のKuo氏も2020年前半に「UWBタグ」としてリリースを予測していましたが、ちょうど新型コロナ禍と重なったことでタイミングを再調整しているのかもしれません。
各社ハイエンドスマートフォンが5G対応を進めている中で最後発となりそうな、iPhone 12シリーズ。その全モデルが高速だが電波到達範囲が狭い「ミリ波」および低速な代わりにカバー範囲が広い「サブ6GHz」方式の両方に対応するとのサプライチェーン情報です。
ウワサの発信源は、台湾の電子部品業界事情に詳しいメディアDigiTimesです。同誌は今月初めにiPhone 12の「ミリ波対応モデル」が予想よりも出荷が少ないと述べ、あたかもサブ6GHモデルが別にあるかのように報じていました。しかし昨年末に日経がiPhone 12全モデルへの搭載を予想していたSnapdragon X55は、クアルコムによる第2世代5Gモデムチップ。ミリ波のみならずサブ6もサポートされていることから、日経報道が正しければ当然の結論といえそうです。
もう1つのDigiTimes報道は、2021年iPhoneは特定の市場向けにミリ波またはサブ6のいずれか一方だけ通信可能なモデルの導入が検討されているとのことです。すなわちミリ波のインフラ整備が手薄な市場向けにミリ波対応を削りサブ6に特化した廉価モデムを搭載してコストを下げる、といった選択肢が推測されます。
全世界的に5Gインフラが整備中で過渡期にある当面は、あらゆる周波数に対応するチップを載せておく……とすれば、今年のiPhone 12は(価格にもよりますが)海外渡航が多い人にはお買い得かもしれません。
数年にわたって噂されながら発売されないアップル未発表製品のひとつ、純正オーバーイヤーヘッドホンことAirPods Studio(仮)。イヤーパッドが交換可能でノイズキャンセル機能あり、価格は約3万7000円と詳細な情報が相次いで伝えられながらも、新型コロナによるサプライチェーンの混乱で生産が遅れているとの観測もありました。
その操作はどうするのか?という疑問にヒントをもたらす特許出願が公開されたとのニュースです。「ヘッドホン回転の検出」と題された本文書の要点は主に2つ。1つは左右のイヤーピースにタッチインターフェースが内蔵されており、指で下にスワイプすれば音量が下がり、前に向かってなおれば次の曲にスキップできるといったものです。
もう1つは、ヘッドホンの耳に対する角度を検出して、ジェスチャー操作を適切に解釈できるしくみ。ヘッドバンドを頭頂部にかけたり首にかけたり、あるいは少しずらすのもよくあることで、そのたびにジェスチャーの方向を自動補正するわけです。
そんなAirPods Studioも上記の「まもなく発表されるかもしれないアップル新製品」の有力候補に位置づけられていますが、アップルとしても一度に複数がお披露目しやすい物理イベントが開催できないことがもどかしそうです。
一部では定評あるリーカー(出処不明の有力情報を発信する人)iHacktu Pro氏が、9月8日にはiPhoneのほかApple Watchやワイヤレス充電マットAirPowerに新型iPadが発表。さらに10月27日にはApple Silicon搭載のMacBookと13インチMacBook Proが発表されるとつぶやいています。
iPhone 12については10月後半~11月発売との噂もあった直後ではありますが、ここに名前が挙がっている未発表製品はいずれも年内の発売が何度も噂されたものばかりです。
さらに10月27日イベントが「オンラインでない(物理イベント)場合」、Apple Glass--すなわちメガネ型の軽量ARデバイスのお披露目もあると示唆されているのが興味深いところです。こちらは2023年発売、発表は早くとも2021年との説が唱えられていますが、たしかにデバイスの性質上「実際に着用できる」物理イベントが望ましいとは思われます。
ともあれiPhoneイベントが9月、新型iPad Pro発表が10月は前例があったこと。それに加えてiPhone 12シリーズには充電器が同梱されないとの予測も有力であり、ワイヤレス充電マットAirPowerと同時発表というのは説得力があるかもしれません。
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2020-07-26 03:03:56Z
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