Jumat, 31 Juli 2020

Acer Predator Triton 500レビュー:素晴らしいゲーミングラップトップ。でも高すぎる。 - ギズモード・ジャパン

良いんだけど、凄く惜しい

タワー型デスクトップの代用になるくらい高性能なゲーミングラップトップは数多くあり、Acerのシリーズも例にもれず優秀でした。ただ、他に比べてどうしても完璧というわけには行かず、それは今回のAcer Predator Triton 500にも言えるようです。米GizmodoのJoanna Nelius氏がレビューしています。


たとえ旅行用に必要でなくても、ゲーミングラップトップは非常に便利です。デスクのスペースをあまり取らないし、モニターの位置を気にしたり、周辺機器のコードの長さが足りるか気にしながら、タワー型デスクトップから溢れるRGB照明を一番自慢しやすい角度を考える必要もありません(私から言えるのは、L字型のデスクはデスクトップPCにとってベストとは限らないということです)。ただ、その利便性のために払う値段は安くありませんし、スペック次第ではゲーミングラップトップはかなり大きかったり、高熱を発したり、その両方だったりします。つまりスペックだけでなく、デザインや放熱などもブランドやモデルの差別化に影響します。これはAcerの最新のPredator Triton 500も例外ではありません。

AcerのPredatorシリーズの出来は過去数年、イマイチ完璧とは言えませんでしたが、ライバルと比べてもかなり優れた点はありました。今回のTriton 500は、一歩間違えれば「軽くてポータブル」から「巨大な電子レンガ」になるところでしたが、Max-Qデザインとテンキーレスのキーボードのおかげでスマートな見た目をキープしました。MSIのGS66 Stealthなどはより低価格ですが、Tritonを買うということは、優秀なデザインとハイエンドのデスクトップの代わりにもなれるスペックの、高さ0.7インチ(17.9mm)で4.9ポンド(2.2kg)のマシンが手に入るということなのです。

Acer Predator Triton 500 (2020)

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Photo: Joanna Nelius

これは何?:第10世代のIntelプロセッサとNvidia GeForce RTX Superグラフィックスカードを備えた、Acerの最新Predator Triton 500

価格:2,200ドル(約23万円。レビュー用のは2,500ドル、約27万円)

好きなところ:クールなボディ、良いパフォーマンス、クリーンで控えめなデザイン、DTSサウンド

好きじゃないところ:指紋がつきやすい、たまにCPU速度が制限される、キーボードライトのバグ

Triton 500は先代よりも僅かに控え目なデザインになっています。「Predator」ロゴはクラムシェルのトップから外されましたが、メタリックブルーの線で描かれたロゴだけが残りました。このロゴは起動する時に光ります。キーボードのライトの色は自由に変更でき、完全に切ることもできます。ブラックメタリックのボディは、Asus ROG Zephyrus G14のホワイトボディの美しさを忘れさせてくれます…手で触るまでは。Predator Triton 500は、とにかく指紋を集めてしまいます。しかも、普通の布で拭くだけではダメで、レンズクリーナーなどでしっかり拭き取る必要があります。

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Photo: Joanna Nelius

しかし、前述の通りもっと重要なのはパフォーマンスと放熱です。構成するデバイスの優秀さのおかげで、このゲーミングラップトップは素晴らしい性能です。より安いStealthの方がいくつかの分野で秀でることもありましたが(Triton 500は米Gizmodoの電池耐久力テストで3時間26分となりましたが、Stealthはそのほぼ倍持続しました)、パフォーマンスの点においてはTritonはガッカリさせません。

ゲーミング用に文句無しのスペック

Triton 500はGS66 Stealthより250ドル(約2万7千円)高額ですが、その理由はより高性能なグラフィックスカードにあります。米Gizmodoが行なったテストでは、GS66 StealthにはRTX 2070 Super Max-Q、Predator Triton 500はRTX2080 Super Max-Qが搭載されていました。それ以外はどちらもIntel Core i7-10750Hに32GBのRAM、300Hzの1080pディスプレイが搭載されていました。節約したい人のためにスペックを落としたバージョンもありますが、これだけ高いリフレッシュレートのディスプレイを備えているということは、どちらのラップトップも可能な限り高いFPSを求めるゲーマーのためにデザインされているのは明らかです。

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Photo: Joanna Nelius
後ろ側。

同じプロセッサではあるものの、Triton 500はGeekbench 4のシングルコアパフォーマンステストでStealthより220ポイント抜きん出ました。しかし、同じプロセッサとより高性能なはずのGPUとのコンビネーションは、「Far Cry 5」や「Shadow of Tomb Raider」などのパフォーマンスでは目立った違いを産みませんでした。Tomb Raiderの1080pウルトラ設定ではどちらも平均98から99fpsでしたが、Far Cry 5の1080pウルトラ設定では96fpsに対して91fpsと、5fps遅れをとってしまいました。

とは言え、この程度の差は大したことはありません。多少のfpsの違いは、ラップトップがパフォーマンスモードかターボモードで動作しているかの違いや、エアフローや温度、またはゲーム自体が原因の場合もあります。「Overwatch」を見る限り、StealthはTritonに30fpsの差をつけられていました(270fpsに対して300fps)。また、Tritonは「Total War: Warhammer」では77fps、「Metro Exodus」ではレイトレーシングをオフで69fps、オンで57fpsでした。これらはどれも1080pウルトラ設定です。どれも素晴らしい結果ですが、この結果を得るにはターボモードで動作していなければなりません。そうでなければ、どれも5から10fpsほど結果が落ちます。

低めの表面温度

他のゲーミングラップトップと違い、Trinton 500は温度を低く(少なくとも表面は)保っています。フォームファクターが小さく、メーカーによっては最大限のパフォーマンスをオーバクロック無しで実現するためにパーツをいじっているため、こういったラップトップではCPU温度が90度に達することも珍しくありません。それ自体は問題ないのですが、それに対して冷却装置、ファン、排熱設計をしっかりしていないと、触れないくらい熱くなることもあります。GigabyteのAorus 17Gはかなり暖かいし、GS66 Stealthも熱くなります。AsusのROG Zephyrus G14はキーボードが場所によっては最高で50度に達することもありましたが、Triton 500はそんなこともありません。

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Photo: Joanna Nelius
左側。
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Photo: Joanna Nelius
右側。

高負荷をかけると、CPUの温度は92度に達しましたが、表面の温度は最大でも45度でした。膝の上に置いてゲームすることはできませんが、机などに置けば問題ありません。ただ、HWInfo64によると、温度が90度以上になったあたりで、CPUのコアのうち2つの速度が制限されました。この時は爆音のファンが回るターボモードをオンにしていたのですが、私自身はゲームのプレイ中にパフォーマンスの低下を感じなかったので、制限がかかったのは一瞬だったのだと思います。

ただ、CPU温度がここまで上がっていたということは、IntelのThermal Velocity BoostもTurbo Max Boostも起動していませんでした。HWinfoによると、CPUの最大クロック速度は4.7GHzでしたが、もしこの二つの機能が使えるくらい温度が低かったら、追加で300MHzくらい速度がアップし、最大で5.0GHzになっていたでしょう。300MHzと聞くと大したことがないように聞こえるかもしれませんが、あなたの一番の懸念がどのゲームでも最大のfpsを稼ぐことなら、そのちょっとしたブーストがfps数の差に出ていたはずです。

プレミアムのラップトップには似つかわしくない欠点

Triton 500にはいくつかバグっぽいものも見受けられました。RGBキーボード照明をオフにしていても、キーの1つか2つがタイピング中やゲーム中にコマンドを押した時にピカッと一瞬光ります。また、電源ケーブルをさした状態でラップトップを持ち上げると、下ろすまで大きなビープ音がなり続けます(ただ、ラップトップに繋いだケーブルが動いた時のみ必ず起こるので、バグではなくて仕様の可能性もあります)。些細なことですが、ハイエンドのゲーミングラップトップに2,500ドル払うなら、こういった小さい問題もあっては困ります。

Acer Predator Triton 500は、お金に余裕がある人にはすんなりお勧めできますが、私にとってのナンバー1はGS66 Stealthです。より安くて、電池も長持ちし、パフォーマンスにもそれほど差がないからです。2,500ドルは小さいな額ではないし、Stealthはより低価格で優れた1080pパフォーマンスを提供してくれます。Acerのラップトップの出来は概ね良好ですが、ここまで高い価格なら、完璧に近いものを求めてもいいはずです。しかし、Triton 500はそこまで達していません。

READ ME

  • 高負荷でもボディは割と低温
  • 指紋だらけでも格好いいデザイン
  • ウェブカメラの画像は低画質でノイズが多い
  • 時々CPU速度に制限がかかるが、パフォーマンスにはそこまで影響無し
  • キーボードの打ち心地はちょっとグニャッとしている

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