iPhoneやiPadではすっかりお馴染みになった、顔認証でロック解除できるFace ID。これが将来的にMacにも実装されるかもしれない手がかりが、開発者向けmacOS Big Surベータ版のコード内から見つかったと報じられています。
米9to5Macは、macOS Big Surベータ3内から新たな拡張機能として「PearlCamera」サポートを意図したコードを発見したとのことです。これはアップルがTrueDepthカメラ(ユーザーの顔の形状を正確に読み取り精度の高い顔認証を実現するカメラ)とFace IDに使う内部コードネームであり、2017年にiPhone Xのリークで初めて明らかになったものです。
この拡張機能内で見いだされた「FaceDeetct(顔検出)」や「BioCaputure(生体キャプチャ)」などのコードもiOSで使用されているものと似ているため、macOS用にFace IDが準備中であることを強く推測させます。現在macOSの新機能はiOS/iPadOSから移植しやすくする「Catalyst」によるところが大きいのですが、本機能は明らかにmacOS専用に構築されていると確認したと述べられています。
しかし、実装はまだ初期段階にあるため、TrueDepthカメラ搭載でFace IDを備えた新Macが発表されるまでには、しばらく時間がかかる可能性があるとのことです。
MacにFace IDがやってくる可能性は、今年6月にもiOS 14内で見つかったアイコンからも窺われていました。では、なぜ今なお姿を現さないのか。この点につき9to5Macは、Face IDがiPhone用のSoC、AシリーズチップにてA11(iPhone X搭載)以降に導入されたニューラルエンジンと関連があると指摘しています。iPhoneではニューラル技術が機械学習モデルによりユーザー固有の顔の特徴を数秒で分析して顔認証を実現していますが、これまでのMacにはニューラルエンジンが含まれていません。
そしてアップルが6月のWWDCで発表したMac用の独自プロセッサ「Apple Silicon」には、iPhoneやiPadと同じくニューラルエンジンが搭載されることが発表済みです。すなわちMacがインテル製プロセッサからApple Siliconに移行するまでは、Face IDは導入されないのではないか……といった趣旨が述べられています。
すでにMacでもTouch IDやApple Watchによるロック解除は実現していますが、Face IDが搭載されれば「Macの前に座ればロック解除」が可能となって便利となるはず。さらにTrueDepthカメラにより顔の動きに合わせて動くアニ文字や拡張現実アプリにも期待が持てそうですが、さらなる情報を待ちたいところです。
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2020-07-25 02:22:50Z
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