原因はまだ不明…。
ミツバチはハチミツの生産に欠かせないだけでなく、草花の受粉を助け、生態系における重要な役割を果たしています。ところが、このほどミツバチをめぐる研究調査で、意外なる新発見がありました。
どういうわけか寿命が半分に!
Scientific Reportsで発表された研究の当初の目的は、どうすればミツバチの寿命を延ばせるのかというポイントでした。しかしながら、研究チームは、そもそも近年のミツバチが、以前ほど長生きできていないというデータに向き合うこととなります。たとえば、1970年代の同種の調査において、ミツバチの平均寿命は34.3日というデータが残っていましたが、2010年代に入ると、ミツバチの平均寿命は、その約半分となる17.7日まで落ち込んでしまっています。
同研究では、成虫まで成長する直前に、ミツバチを巣から隔離。とりわけ2000年代以降の研究室内の環境は、それ以前と比較して格段に向上したとも説明されており、本来ならば、平均寿命が延びたり、少なくとも同じレベルをキープしてもよさそうです。それなのに、ここまで著しく短命になってしまったのはなぜなのでしょうか?
現在、この謎を解くべく、研究調査が進んでいます。同研究チームを率いるメリーランド大学の昆虫学者のAnthony Nearman氏は、研究所にミツバチが連れてこられる前、成虫になるまでの過程に注目すべきだと考えており、地球温暖化や殺虫剤、生息環境の大幅な変化、さらには遺伝的要素も含めて、原因究明に当たらねばならないと語りました。
Nearman氏は「今、原因として最も考えられるのは、ミツバチの遺伝的多様性が失われていること。もしこの仮説が正しければ、遺伝子を研究することで長生きするミツバチをまた育てられるかもしれない」と言っています。
なお、この調査は北米のミツバチのみが対象となっているため、世界的な傾向なのかどうかも調査を深める必要があるようです。
Source: Scientific Reports
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2022-11-19 03:00:00Z
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