「Pokemon GO」や「Ingress」などのARゲームで知られる米Nianticは3月31日(現地時間)、ARを手掛ける米新興企業6D.aiを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表していない。
6D.aiは2017年創業の、カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。スマートフォンで撮影された写真をクラウドソーシングすることで3Dマップを構築し、AR関連サービスを開発したい企業に開発ツールを提供してきた。
Nianticは6D.aiのツールキットを自社のARプラットフォーム「Real World Platform」に統合し、6D.aiの共同創業者でチーフサイエンティストのビクター・プリサカリウ氏をチーフサイエンティストとして迎える。共同社でCEOのマット・ミエスニーク氏はアドバイザーになる。
6D.aiは、開発ツールを向こう30日以内に提供を終了し、NianticのARアプリおよびプラットフォーム強化に専念する。
Nianticのジョン・ハンケCEOは発表文で「想像してみてください。皆さんが同時に、現実世界でポケモンの生息地に足を踏み入れることを。ドラゴンが空を飛び、実際にある建物に着地する様子を間近で見ることを。お気に入りのキャラクターと隠れた秘密の裏路地を歩いたり、友達が残したメモを発見したりすることを」とし、大規模なARマッピングによってこうしたことを可能にするため、6D.aiのチームと協力していくと語った。
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2020-04-01 04:29:00Z
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