セガは8月4日、アクションパズル「ぷよぷよ」を遊ぶことで脳が活性化されるという実験結果を発表した。
今回の実験は、公立諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授の協力のもと、大学生6名を対象に実施。「NIRS(ニルス)」という脳血流量の変化を調べる実験を行なった。プレイステーション 4用の「ぷよぷよeスポーツ」を用いて、1人でタイムアタックをプレイした場合と、eスポーツを意識し2人で対戦プレイをした場合の脳活動の違いについて調査している。その結果、いずれも平常時より脳の活性化が見られた。
これらの結果から篠原教授は「『ぷよぷよ』をプレイすると脳の活性化が見られるという結果から、『子供の知育や高齢者の認知機能低下予防』にも役立つ可能性なども考えられる」とコメント。「ゲームプレイ中、脳の前頭前野と頭頂連合分野という部分の活性化がみられ、適度な『ぷよぷよ』のプレイは全年齢の脳の活動に役立つと思われる」とした。
また、2人対戦の方がより大きな脳の活性化が見られたことから、2人対戦では相手の様子や画面の状況を見てプレイする必要があるため、より大きな活性が見られたと考えられる。これらの結果から篠原教授は「対戦で相手を意識したり、勝利したい気持ちでプレイしたりすると、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌が増し、脳の線条体や側坐核(やる気や意欲の中核)の活動が高まることで、やる気アップにもつながる。そのため、対戦というコミュニケーションがあるゲームのプレイは脳の健康にとって良いことなのかもしれません」とコメントしている。
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2020-08-04 04:44:52Z
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