例年よりiPhone 12(仮)発売が遅れると公式に発表された後、その部品と称されるリーク写真が相次いだ8月上旬。逆に生産は順調でサプライチェーンの混乱は収束したことを示しているかもしれません。
iPhone 12(仮)は二段階発売?から新型27インチiMacは内蔵SSDをはんだ付け?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。
噂の出どころは、台湾の電子業界情報誌DigiTimes。アップル社内で開発が遅れているとの噂やクアルコムなど主要サプライヤーから「世界的な5Gフラッグシップスマートフォン発売の遅れ」をほのめかす発言はありましたが、生産現場に近いサプライチェーン筋から具体性のある情報がもたらされたのは今回がおそらく初です。
iPhone 12シリーズの画面サイズは5.4インチ/6.1インチ/6.7インチの3種類で、比較的安価なエントリーモデルが5.4および6.1、高価なProモデルが6.1および6.7の構成になるとの観測が主流となっています。前者の背面カメラはデュアル、後者は3つのトリプルカメラといったところです。
さてDigiTimes記事によれば、先に発売されるのは6.1インチ×2モデル。すなわちエントリーモデル+Proモデルの組み合わせがまずリリースとされており、引き算すれば後発の5.4インチ+6.7インチもエントリーとProということで、消費者の混乱やシェアの共食いを避けるバランスが取られているもようです。
同メディアの情報源いわく、6.1インチ2モデル用のSLPは最近出荷が始まり、5.4インチと6.7インチ用は8月下旬になるとのこと。このうち5.4インチは画面サイズこそiPhone SE(第2世代)の4.7インチを上回っていますが、ベゼルの薄型化により幅は狭い可能性を示すダミーモデルも流出しており、旧SEの手のひらに収まるコンパクトさを愛していた向きは期待していいかもしれません。
こちらはアップル未発表製品を先出しすることでお馴染みのEveryThingApplePro氏が発信しているもの。iPhone 12の内部シャーシに、ワイヤレス充電コイルに沿ったかたちで磁石がリング状に並んだ写真を公開しています。
同氏は輪になった磁石が埋め込まれたケースと称する写真も投稿し、「アップルのワイヤレス充電器にピッタリのようだ」とツイート。すなわち一度は発売が中止されながらも、過熱問題がクリアされて発売準備中と噂される純正ワイヤレス充電マットAirPowerも合わせてリリースされると示唆しています。
充電マットに載せたつもりが充電されていない、ふとした衝撃でマットから滑り落ちるのは、ワイヤレス充電の「あるある」です。デバイスをしっかりと保持して確実に充電するため磁石を活用するのは、Apple Watchの磁気充電ドックに発想が近そうです。
もう1つ浮上している可能性が、Apple Watchなど周辺機器をチャージできる「双方向充電」対応です。iPhone 11シリーズで断念されたとの噂もありましたが、ファーウェイやサムスンのAndroid端末ではすでに実装されている機能です。AirPodsシリーズの売上を伸ばすためにiPhone 12には有線イヤホンが同梱されないとの予測もあり、セット販売のためにも今年こそ実現するのかもしれません。
マイクロソフトのストリーミングゲームサービスxCloudがサービス開始当初はAndroid端末向けに限られ、iPhoneやiPadは除外されています。その理由はApp Storeの規約のためであると、アップルとMSともに認めたという話題です。
アップルが拒否したワケは「全てのアプリはApp Storeに並ぶ前に、顧客を保護し、開発者に公正で公平な競争の場を提供することを目的とした同じガイドラインに照らし合わせて審査されます」とのこと。つまり遊べるゲームが随時追加されるクラウドゲーミングサービスでは、他のゲームアプリのように1本ずつ審査できないからということです。
xCloudはクラウドサーバー側でゲームを実行し、その動画をプレイヤーの手元に動画としてストリーミング配信するサービスです。端末の性能に関係なくリッチなゲームが遊べるメリットがあり、Androidデバイスで可能ならiOS/iPadOSでも技術的に支障はないはず。実際にiOS向けベータテストも問題なく稼働していました。
しかし、当時から今回の事態はすでに予測されていたとも言えます。Android向けベータ版では多数のゲームが遊べたのに対して、iOS版は『Halo: The Master Chief Collection』しか遊べない制限版となっており、「複数のゲーム配信をまとめて許可」には暗雲が垂れ込めていました。
それに続いてFacebookも、iOS版「Facebook Gaming」からゲームの削除を余儀なくされたとしてアップルへの批判を表明しています。
本アプリは主にゲーム実況ストリーミング視聴向けですが、Android版ではミニゲームを遊べるところ、iOS版の審査では「複数回」(少なくとも5回以上)却下されたとのこと。同社のサンドバーグ最高執行責任者は、iOSユーザーはAndroidユーザーよりも劣った体験しかできないと述べています。
そちらで拒否の根拠とされたのは、App Store Reviewガイドライン4.7の「バイナリに埋め込まれていないコードをAppに組み込んだり実行することは基本的に禁止」に抵触すると見なされたため。引用された条文こそ異なりますが、いずれも「アプリ本体のコード内に入っていないゲームを後から遊べるようにする」道を塞ぐという趣旨は共通しています。
要はアップルが1本ずつ審査できない、iOS内のゲームプラットフォームは存在を認めないということ。しかしNetflixやYouTubeなど動画ストリーミングも1本ずつ審査できない点では同じであり、今後もアップルの矛盾を追及する動きは続きそうです。
アップル独自開発のApple Siliconチップ搭載Macは年末までにリリースが予告されているものの、その後の続報も追加情報もありません。そんななか、何やら関係があると思しき手がかりが発見されたとの一報です。
Twitter上で型番がA2389とされた「充電可能リチウムイオンバッテリー」が韓国認証機関の承認を得たという情報がツイート。このA2389はすでに中国とデンマークの認証機関データベースでも見つかっており、容量がMacBook Air(2020)と同じことからその後継モデル用と推測。そこに今回、新たにMacBook Air用バッテリーそっくりの写真も加わったことで、推測が確信に近づきつつあるしだいです。
記事執筆時点ではそれ以上の情報はなく、次期MacBook Airらしきデバイスがインテルチップ搭載かApple Silicon版かを判断する材料はありません。とはいえ、Apple SiliconはiPhone向けAシリーズチップとArmベースであり、処理速度のみならず電力効率も向上させて、持ち歩きできるノートPCとの相性の良さが予想されています。
アップルの第3四半期決算では新型コロナ禍によるテレワークや自宅学習の追い風を受けて、iPadやMacの好調が報告されていました。「Apple at Work」では「どこでも仕事」が強調されていたこともあり、Apple Silliconにより機能向上と価格の安さを両立したMacデバイスが近々に投入されることは十分あり得そうです。
発表されたばかりの新型27インチiMacはメモリがユーザー交換可能と判明していますが、内蔵SSDは事実上交換できないとの噂話です。
米MacRumorsが入手した技術者向け内部文書によると、内蔵SSDが256GB~2TBモデルではSSDがロジックボードにはんだ付け、4TBおよび8TBモデルはSSD拡張ボードがコネクタ経由で取り付けられているとのこと。ただし後者も、出荷状態のSSDとロジックボードが紐付けされているため、どちらか交換するとデータが失われ、実用的な意味では交換できないというわけです。
新27インチiMacはT2セキュリティチップが搭載され(そのためFusion Driveが廃止されSSD一拓に)SSD上のあらゆるデータは暗号化されるため、パーツ交換によりデータが復旧できなくなるのは予め予想されていました。
セキュリティ保護的には進化と言えば進化であり、「うかつに」構造が複雑なiMacを分解することもないためさほど深刻な話でもなさそうですが、これまで以上にTime Machineでのバックアップを小まめに取っておきたいところです。
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPWh0dHBzOi8vamFwYW5lc2UuZW5nYWRnZXQuY29tL2lwaG9uZTEyLWltYWNzc2QtMDQyNzUzMDc5Lmh0bWzSAUBodHRwOi8vamFwYW5lc2UuZW5nYWRnZXQuY29tL2FtcC9pcGhvbmUxMi1pbWFjc3NkLTA0Mjc1MzA3OS5odG1s?oc=5
2020-08-09 04:30:55Z
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