安すぎるのもスペックに不安がでるけど。
今月中に「RTX 2080 Super」「RTX 2070 Super」「RTX 2060」を搭載した新ラップトップが登場します。昨年デスクトップ用に登場したRTX Superグラフィックカードは、性能と価格のバランスがよくとれており、ミドルレベル・グラフィックカードにおけるすばらしい選択肢となりました。
これらのラップトップには、Intelのモバイルプロセッサ「Core i7」または「第10世代のCore i9」が搭載されます。新しく改善されたMax-Qテクノロジー(ノートPCを薄いまま高性能に仕上げるための手法)も導入されます。価格で目を引くのが、RTX 2060を搭載したラップトップが小売価格1,000ドル(約10万9千円)であること。
しかし気になるのは、「なぜRTX 2060 Superがないのか」ということ。デスクトップ版のRTX 2060 Superは、RTX 2070をある意味葬ってしまいました。RTX 2060 SuperはRTX 2070と同じパワーを持ちながらより安価だったのです。今でも、2060 Superはレイトレース可能なデスクトップ用GPUではもっともコスパの高い選択でしょう。そんなRTX 2060 Superほど高コスパを得られる製品は、Nvidiaの最新モバイルGPUラインナップの中にあるのでしょうか?
異様に安い価格と見えない搭載CPU
気になるのが、Nvidiaが設定した、RTX 2060ラップトップの1,000ドル(約10万9千円)という小売価格。現在、GTX 1660 Tiを積んだラップトップが、他のスペックにもよりますが、だいたいそれぐらいの価格です。RTX 2060を積んだラップトップは、現在は軽く1,000ドルを超えてしまっているので、そう遠くない未来にレイトレース可能グラフィックカードが数百ドル安く買えるようになる、というのは大胆な宣言です。
NvidiaのRTX Studioのページによると、デスクトップ、ラップトップに関わらず、全てのRTX Studioシステム(Nvidiaが推奨するクリエイティブ向けハイパフォーマンスPCの要件)は、GeForce RTX 2060、Titan RTX、Quadro RTX 3000かそれ以上、Intel Core i7か、それ同等、あるいはそれ以上、16GB以上のRAM、512GB以上のSSD、1080pか4Kのディスプレイ(ラップトップかオールインワン)を搭載します。新たなラップトップのスペックはまだ分かりませんが、ここまで価格を落とすということは、プロセッサのスピードやストレージ、またはRAMの容量を一段階、あるいは二段階ほど落とす必要があります。例えばAcer ConceptD 7は同ページによると2,300ドル(約25万円)で、1,000ドルにははるかに及びません。こちらはIntel Core i7-9750Hプロセッサ、RTX 2060、16GB DDR4 RAM、そして1TBストレージでした。新しいRTX 2060搭載ラップトップは、コストを抑えるために第10世代Intelプロセッサを搭載しないと考えた方が良さそうです。
例:Lenovo・Acer
しかし、OEMのいくつかは1,000ドルという値段を真に受けているようで、Lenovo(レノボ)は新しいRTX 2060を搭載したLegion 5i(以前はLegion Y540)が1,000ドルになるとしています。果たして、それが第10世代のIntel CPUを積んでいるのか、あるいは1TB SSD なのか…。詳細が公開されていないのでまだわかりません。
また、RTX 2060を搭載したAcerのゲーミングラップトップ「Nitro 5」は、最低価格が750ドル(約8万2千円)です。ここまで低いと一番安いモデルはGTX 1650かGTX 1650 Tiを積んでいるかもしれません。Nitro 5もPredator Triton 500もIntel第10世代CPUを搭載できますが、Acerは細かい組み合わせの詳細を公表していません。
Dynamic Boost
続いてMax-Q 2.0についてですが、新機能の一つである「Dynamic Boost」は「フレーム毎のGPUとCPUのパワーバランシングを自動で行なう」とのことで、多分これは、使用しているゲームやソフトウェアがどういうリソースをもっとも使うのか(GPUをヘビーに使うものもあれば、CPUの方を使うこともあります)に合わせて、どちらによりパワーを供給するのか調節するのだと思います。Nvidiaによれば、これによって6〜9パーセントほどパフォーマンスが向上するそうです。3年前のGTX 1080を搭載したラップトップが、グラフィックをハイの設定で73fps出せるとしたら、全く同じ条件でレイトレーシングをオフにした新しいMax-Qのラップトップは、『Control』『Wolfenstein: Youngblood』『Deliver Us the Moon』などのタイトルで167fpsが出せると謳っています。
それだけ聞くと、現在のMax-Qラップトップで発生するフレームレート低下が改善するように見えます。というのも、ラップトップ用はパフォーマンスよりも電力効率や発熱低下に重きを置いてデザインされているからです。フレームレートをあげようとすれば、それだけ高いクロック速度やボルテージが必要になり、発熱も上がるしラップトップも大きくなってしまいます。
Max-Qデザインは、今主流の薄く、軽く、静かなハイエンドラップトップのためのデザインです。Dynamic Boostは新世代のMax-Q特有の機能なので、初代のMax-Qラップトップでは使用できません。米Gizmodoでは、できる限り早く新しいMax-Qラップトップを入手し、新しいMax-Qデザインがfpsの向上に役立っているか調べていく予定です。
とりあえず今は、ラップトップ用2060 Superがないことが残念ですね…。
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2020-04-07 08:00:00Z
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