アップルは6月10日(米現地時間)、米株式市場にて上場来高値を更新し、時価総額が一時的に1.5兆ドルを突破しました。これは米上場企業として初のことで、2018年3月に記録した時価総額1兆ドルから5割増しの成長となります。
AAPL(アップル株価)は先週1株当たり約326ドルを記録し、時価総額は1兆5000億ドルを目前としていました。そこから2%押し上げられて一時的に約352ドルとなり、1兆5200億ドルを達成した格好です。
ここ数か月は新型コロナウイルス感染拡大のもと、世界的な不況によりIT大手の株価は全般的に下落傾向にありました。
ことアップルはサプライチェーンの混乱やApple Store店舗の閉鎖、移動制限のためウェアラブル機器の売上げにも下方圧力が働き、3月には1株あたり約229ドルにまで下落。しかし在宅勤務やリモート授業の需要によりiPadなどの販売が支えられ、再び上昇に転じていたしだいです。
そこに弾みを付けたのが、まもなく開催される開発者会議WWDC20にてArmベースのMacが発表されるとの報道でした。
Intel製チップから自社開発チップに移行することで、アップルはIntelの都合に左右されずにMacをアップデートできるようになり、おそらく技術革新のペースも速まるはず。そして自社開発チップにより競合製品との差別化を推し進め、ハードウェアとソフトウェアがより緊密に統合できるーー米MacRumorsは市場の期待をそう分析しています。
有名アナリストMing-Chi Kuo氏も、ArmベースMacを早くから予想していました。MacBook Airのようなローエンドから始まって徐々にラインアップを広げ、長期的には売上高を大幅に増加させるとの展望も述べています。
一方でMacユーザーにとって気になる点は、Intelチップから移行するにあたってのソフトウェアの継承でしょう。
リーク情報に定評ある開発者Steve Troughton-Smith氏はDeveloper Transition Kit(かつてMacが、CPUをPowerPC系からIntel製品に移行する際に提供されたツール)がWWDC20にて提供されるかもしれない、とツイートしていましたが、ほぼIntelプロセッサありきの「MacでWindowsが動く」BootCampがどうなるかを含め、今後の情報を待ちたいところです。
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2020-06-11 10:42:12Z
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